Stereophonicsステレオフォニックス

Discography

Scream Above The Sounds / スクリーム・アバヴ・ザ・サウンズ

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Scream Above The Sounds / スクリーム・アバヴ・ザ・サウンズ

  • ALBUM
  • CD

2017.11.03 発売2,420(税込)WPCR-17917

≪全世界同時発売≫
UKが生んだ奇跡のバンド、ステレオフォニックス…。
21年目を迎えた彼らの最新アルバム!
代表曲のひとつでもある「ワード・ゲット・アラウンド」のヒットから早20年が経過して、いまなお前進を続けるフォニックス。
過去にこだわらずに、ひたすら前へと向かう彼らのスタンスは、デビューから21年を経ても全く変わらないようだ。
リチャード「僕らはいつだって前進しようとしてきたんだ。僕らが出来る新しいことを見つけるために」と語ってるように、彼らの10枚目となるスタジオ・アルバム『スクリーム・アバヴ・ザ・サウンズ』そのものを以て体現しているともいえる。

このアルバムを制作するにあたり、Vo.のケリーは、“街中に蔓延っている不安な感情に我々が立ち向かえるような、ビッグなアンセム・ソング”を書きたかったという。
アルバムからの1st Single「オール・イン・ワン・ナイト」は、まさしくバンドのメランコリックな側面がダイレクトに表出した一曲であるといえる。夜の高速道路を想起させるような、コンスタントなミッド・テンポ・リズム…ドイツの映画監督であるセバスティアン・スキッパーの作品「ヴィクトリア」(約140分をワンカットで捉えた衝撃作)に影響を受けているというこの楽曲は、中国に予期せぬ滞在をしている際にケリーが作曲をはじめ、ロンドンに戻ったのちに完成されたという。

「オール・イン・ワン・ナイト」が完全なるフィクションである一方、「ビフォア・エニワン・ニュー・アワ・ネーム」は、バンドのオリジナル・メンバーであったスチュアート・ケーブル(drum)を亡くしたことを歌った、もの悲しいピアノ・バラード。ケリーはこの楽曲を書くにあたり、大きく苦悩したであろうことは今さら驚くべきことでもないであろう。

「この歌を聴いてると、やっぱりスチュアートと過ごした日々を思い出すよ。僕らがバンドを始めた時のこととか、彼とやったすべてのこと、要するにバンドのヒストリーのことだよね。(リチャード)」。

勿論、『スクリーム・アバヴ・ザ・サウンズ』は、前述の「ワード・ゲット・アラウンド」時代を反映させているものではないが、「ビフォア・エニワン・ニュー・アワ・ネーム」や、「オン・ア・バイク」などでは、≪振り返ること≫が、≪前進すること≫にとって一番の方法だ、ということをほのめかしていたりもする。

「オン・ア・バイク」についてはケリーはこう語っている。
「僕は小さな街に生まれ育って、そこは真っ白な雪のブランケットの上を自転車で走る、みたいなとってもフリーダムな環境だったんだ。この曲はまさにそんな感じで、なにかぴりぴり張りつめているときとかに自分を落ち着かせるときに思い出す、その景色なんだ」

勝手知ったるプロデューサーのJim Lowe(ジム・ロウ)を迎えバンドの本拠地であるウェスト・ロンドンにて主にレコーディングがなされ、ブリュッセルにあるICP Studiosにて行われたキープ・ザ・ヴィレッジ・アライヴの際のセッションなどを加えて完成されたこのアルバムは、まさに彼らのポジティビティで満ち溢れている。
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