Steve Reichスティーヴ・ライヒ
Discography
Steve Reich: Jacob's Ladder / Traveler's Prayer / スティーヴ・ライヒ: ジェイコブス・ラダー/トラベラーズ・プレイヤー (日本語解説書付)【輸入盤】

ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン、ニューヨーク・フィルハーモニック、コリン・カリー・グループ & シナジー・ヴォーカルズ / Jaap van Zweden, New York Phil, , Colin Currie Group & Synergy Vocals
Steve Reich: Jacob's Ladder / Traveler's Prayer / スティーヴ・ライヒ: ジェイコブス・ラダー/トラベラーズ・プレイヤー (日本語解説書付)【輸入盤】
2025.07.11 発売/7559.789912
ライヒBOXに初出音源として収録され、デジタル配信もされていたスティーヴ・ライヒ作品の初録音2曲が、多くのリスナーからのリクエストにお答えし、数量限定生産での待望の単独CDリリース。
ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・帯付き
日本語解説書には、ライヒ自身によるコメントと、ティモ・アンドレスによるリスニング・ガイドの日本語訳、前島秀国 氏による書き下ろし解説を掲載。
【収録情報】
スティーヴ・ライヒ (1936- )
ジェイコブス・ラダー Jacob‘s Ladder (2023)
1 I. Genesis 28:12
2 II. Vayachalom (And he dreamed)
3 III. V’hinei, sulam mutzav artza
(And behold, a ladder set up on the Earth)
4 IV. V’rosho magia hashamayima
(And its top reached heaven)
5 V. V’hinei, malachei Elokim olim v’yordim bo
(And behold, messengers of G-d ascending and descending on it)
[演奏]シナジー・ヴォーカルズ
ニューヨーク・フィルハーモニック
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)
[録音]2023年10月5-7日、ニューヨーク、リンカーン・センター、
デイヴィッド・ゲフィン・ホール
6 トラベラーズ・プレイヤー Traveler's Prayer (2020)
[演奏]シナジー・ヴォーカルズ
コリン・カリー・グループ
[録音]2023年4月21-22日、
東京オペラシティ・コンサートホール
スティーヴ・ライヒの《Jacob’s Ladder(ヤコブの梯子)》は、2023年10月にニューヨーク・フィルハーモニックとシナジー・ヴォーカルズによって初演された、声楽とアンサンブルのための作品です。この作品は、創世記28章12節に記されたヤコブの夢の場面――地と天を結ぶ梯子を天使たちが昇り降りする――を音楽的に描いています。
《Jacob’s Ladder》は、聖書の一節をもとにした4つの短いセクションと、それらを発展させた4つの長いセクションから構成されています。全体の約60%が器楽による演奏で、残りが声楽パートです。この構成により、言葉のない音楽が天使たちの昇降や静止を象徴的に表現しています。ライヒはこの作品について、「Jacob’s Ladderは基本的に器楽作品であり、声楽部分は全体の40%に過ぎない。残りは言葉のない音楽的コメントであり、天と地を結ぶ梯子を昇り降りする天使たちの動きを音楽で描いている」と述べています。
《Traveler’s Prayer(旅人の祈り)》は、2020年に作曲が始まり、パンデミックのさなかに完成された作品で、声楽と器楽アンサンブルのための静謐で精神的な深みを持つ楽曲です。ユダヤ教の伝統的な「旅の祈り(Tefilat HaDerech)」に基づいており、旧約聖書(創世記・出エジプト記・詩篇)からの3つの短い抜粋がテキストに用いられており、これらの言葉は、旅の安全を祈る言葉として、日常の移動だけでなく「人生や死後の旅」にも象徴的に通じるものとして扱われています。音楽的にもミニマリズムの語法を用いながら、非常に自由で複雑に絡み合うカノン形式が多用されていますが、テキストの持つ精神性を尊重し、リズムやテンポは極めて穏やかかつ瞑想的な作品です。
※ オリジナルブックレットの《トラベラーズ・プレイヤー》の録音日が、2023年4月21-22日 と間違ったまま印刷されております。同梱の日本語解説にて、間違いであることを記載し、正しい録音日を記載しております。ご了承ください。
※ 《トラベラーズ・プレイヤー》につきましては、NHKで放映された演奏とは異なる音源となります。。
日本語解説書には、ライヒ自身によるコメントと、ティモ・アンドレスによるリスニング・ガイドの日本語訳、前島秀国 氏による書き下ろし解説を掲載。
【収録情報】
スティーヴ・ライヒ (1936- )
ジェイコブス・ラダー Jacob‘s Ladder (2023)
1 I. Genesis 28:12
2 II. Vayachalom (And he dreamed)
3 III. V’hinei, sulam mutzav artza
(And behold, a ladder set up on the Earth)
4 IV. V’rosho magia hashamayima
(And its top reached heaven)
5 V. V’hinei, malachei Elokim olim v’yordim bo
(And behold, messengers of G-d ascending and descending on it)
[演奏]シナジー・ヴォーカルズ
ニューヨーク・フィルハーモニック
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)
[録音]2023年10月5-7日、ニューヨーク、リンカーン・センター、
デイヴィッド・ゲフィン・ホール
6 トラベラーズ・プレイヤー Traveler's Prayer (2020)
[演奏]シナジー・ヴォーカルズ
コリン・カリー・グループ
[録音]2023年4月21-22日、
東京オペラシティ・コンサートホール
スティーヴ・ライヒの《Jacob’s Ladder(ヤコブの梯子)》は、2023年10月にニューヨーク・フィルハーモニックとシナジー・ヴォーカルズによって初演された、声楽とアンサンブルのための作品です。この作品は、創世記28章12節に記されたヤコブの夢の場面――地と天を結ぶ梯子を天使たちが昇り降りする――を音楽的に描いています。
《Jacob’s Ladder》は、聖書の一節をもとにした4つの短いセクションと、それらを発展させた4つの長いセクションから構成されています。全体の約60%が器楽による演奏で、残りが声楽パートです。この構成により、言葉のない音楽が天使たちの昇降や静止を象徴的に表現しています。ライヒはこの作品について、「Jacob’s Ladderは基本的に器楽作品であり、声楽部分は全体の40%に過ぎない。残りは言葉のない音楽的コメントであり、天と地を結ぶ梯子を昇り降りする天使たちの動きを音楽で描いている」と述べています。
《Traveler’s Prayer(旅人の祈り)》は、2020年に作曲が始まり、パンデミックのさなかに完成された作品で、声楽と器楽アンサンブルのための静謐で精神的な深みを持つ楽曲です。ユダヤ教の伝統的な「旅の祈り(Tefilat HaDerech)」に基づいており、旧約聖書(創世記・出エジプト記・詩篇)からの3つの短い抜粋がテキストに用いられており、これらの言葉は、旅の安全を祈る言葉として、日常の移動だけでなく「人生や死後の旅」にも象徴的に通じるものとして扱われています。音楽的にもミニマリズムの語法を用いながら、非常に自由で複雑に絡み合うカノン形式が多用されていますが、テキストの持つ精神性を尊重し、リズムやテンポは極めて穏やかかつ瞑想的な作品です。
※ オリジナルブックレットの《トラベラーズ・プレイヤー》の録音日が、2023年4月21-22日 と間違ったまま印刷されております。同梱の日本語解説にて、間違いであることを記載し、正しい録音日を記載しております。ご了承ください。
※ 《トラベラーズ・プレイヤー》につきましては、NHKで放映された演奏とは異なる音源となります。。