●1936年生まれで、1960年代からミニマル・ミュージックの中心的存在として活躍を始めたライヒは、フィリップ・グラスやジョン・アダムスと並ぶアメリカの著名作曲家で、その作品は、ノンサッチ・レーベルからも数多くリリースされています。このドキュメンタリーでは、ライヒがニューヨークの街の生活音や騒音を自ら街頭に佇んでマイク収録し、作業場で２台のキーボードでサンプリングし、弦楽四重奏、木管、打楽器、２台のピアノのための曲に創り上げていく過程を捉えています。クライマックスは、フランクフルト　アルテ・オパーでの演奏シーンです。

●この作品は、1996年にイタリア賞を含む国際的な2つの賞にノミネートされました。

●スティーヴ・ライヒは、2006年に高松宮殿下記念世界文化賞を受賞しました。