昨年、イギリス版グラミー賞と称されるイギリス最高峰の音楽授賞式「ブリット・アワード」で、英国ソロ男性アーティスト賞、年間最優秀英国アルバム賞を受賞したUKグライム・シーンをリードするストームジー。彼が超待望のニュー・シングル「クラウン」を発表しました。

MJコールとジミー・ネイプ(ストームジーと共同作曲)が制作を手掛け、チャーリー・サースフィールドが監督を務めた今作のパフォーマンス・ビデオでは、ロンドンの象徴的なスタジオのザ・チャーチ・スタジオ（The Church Studio）でパフォーマンスを披露するストームジーの姿が描かれています。
ゴスペル・シンガーたちが従えたこのビデオは、正直で素直な歌詞と完璧な調和を成し、まるで吟遊詩人のようなストームジーの表現力を更に引き立ててくれます。

STORMZY - CROWN (OFFICIAL PERFORMANCE VIDEO)
今回の新曲は、2017年以降初のリリースとして今年4月に発表された「Vossi Bop」の後を継ぐ曲となります。
「Vossi Bop」はリリース後初週のストリーミング数が1億2,700万回を上回り、UKラッパー史上、初週最多の再生回数を記録しました。
またストームジー史上初、UKチャートで2週連続ナンバー1の座を獲得。8週経過した今も、2位をキープ中！

2017年2月、プラチナを獲得した1位のデビュー・アルバムの『ギャング・サイン＆プレイヤー』がリリースされる前、人々はストームジーを単なるイギリスの有望なラッパーとして思っていたかもしれません。しかしながら、わずか2年後の今、他に類を見ないほどのパフォーマーとして、その卓越した存在に上りついています。
ストームジーは非主流派の音楽シーンの発展を支えるアーティスト兼長年にわたる政治的扇動者としても知られており、黒人のエンパワーメントと社会運動における真のスポークスマンでもあり、人々の心を鼓舞するイギリスで最も重要な存在の一人となりました。

慈善活動の一環として、彼は昨年7月に「ストームジー奨学金制度」を設立し、毎年ケンブリッジ大学に通う黒人学生2名の学費を援助しています。
その後も、出版社であるペンギン・グループの傘下に自身のブランド「#マーキー・ブックス」を立ち上げ、自身の本『ライズ・アップ：ザ・マーキー・ストーリー・ソー・ファー』を刊行し、若い作家が本を出版できるよう手助けを与えました。
さらに2018年1月には自主レーベルの#Merky Recordsまで立ち上げ、アトランティック・レコードと手を結び、注目すべき才能の持ち主たちを世に出していきます。

今年6月、イギリス史上初で世界最大規模を誇るフェスティバルのグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライン公演を披露するストームジー。
世界はますます彼に注目していくことになるでしょう。


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