アカデミー賞公認国際映画祭として開幕中の
ショートショートフィルムフェスティバル＆アジアにて、
ジャパンミュージックショート（JMS）部門に特別製作作品として出展されている
ショートフィルム「皆既日食の午後に」のテーマ曲として、
本日22日よりSuperflyの「あぁ」が使用されています。

もともとこの映画はSuperflyの「Ah」からインスパイアされて製作されたものですが、
それについて常盤司郎監督は以下のようなコメントをしています。

「以前よりSuperflyさんの日本人離れした歌声に圧倒されていた一人だったのですが、
今回、機会あって「Ah」の楽曲を聞かせて頂いたとき、すぐに頭の中に映像のイメージが
飛び込んできました。それは皆既日食の明けてゆく瞬間に、多くの人達が癒されている
表情で、この楽曲をモチーフにしたショートフィルムを作る事ができればと
強く想った事が、映画「皆既日食の午後に」を作るきっかけでした。

そうして映画の脚本作りに取りかかったのですが、頭の中の楽曲イメージを
そのまま映像にすると、どうしても複数の人物が絡み合う“群像劇”になって
しまいますが、15分の短い時間で複数のストーリーが絡み合う事はとても高いハードルに
思えました。けれど“ため息”だけで綴られた楽曲の潔い挑戦に背中を押され、
困難な脚本を仕上げる事ができました。

撮影期間は４日間でした。
主な登場人物が４人で、複数の物語だけでなく皆既日食という特殊な状況が
絡み合ってくる為、天気予備日をとる事が出来ませんでした。
ただ、何故か僕の撮影は天気に恵まれる事が多く、撮影中、台風の日がしっかりと
ズレてくれて、ホッとしました（笑）。

今回、Superflyさんから「Ah」という素晴しい手紙を頂いたのだと思っています。
そして先日、「皆既日食の午後に」という手紙の返信を書いてポストに入れた気分です。
Superflyさんに、そして観客の皆さんに、この手紙に込められたささやかな想いが
少しでも伝わってくれると、とても嬉しいです。

監督　常盤司郎
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「Ah」と対になる、歌詞の入ったVer.「あぁ」が使用されることで、
映画の世界観もより広がりを感じさせてくれるはず。まだご覧になっていない方は
ぜひチェックしてください。
映画祭での上映は下記の2回のみとなりますが、今後メキシコ、台湾、マレーシアでの
映画祭上映を予定、さらに、2012年に向けて17カ国、約３０の国際映画祭への出品が
予定されています。

▼ 「皆既日食の午後に」上映スケジュール
日時／会場：
6月22日（水） 19:50～21:40 ラフォーレミュージアム原宿
6月25日（土） 10:45～12:35 ブリリアショートショートシアター（横浜）
※ジャパンミュージックShort（JMS）プログラム内での上映となります。

「皆既日食の午後に」公式サイト
http://www.shortshorts.org/2011/ja/eclipses-shadow/
濱田龍臣、新井浩文、南沢奈央、田口トモロヲ豪華共演！