Terrisテリス

Profile

98年、ニール、アラン、オーウェンの3人がウェールズはニューポートの小さな楽器屋に張り出したヴォーカル募集の張り紙を観て、ギャビンがオーディションを受けに来る。ギャヴィンがパブに足を踏み入れた瞬間、ヤツこそが3人が捜し求めていたフロントマンだと確信、バンドは4人組のTERRISとなる。
ニューポートのパブ "Le Pub""で演奏を続けていたところ、元60ftドールズのRichard Parfitt(リチャードは現在バンドのマネージャーになっている)の目に留まり、彼の計らいでRough Tradeと契約する。Richard曰く「マネージャーとして、あまりに早いスピードでいろいろなことが起こり始めているのはわかってる。でも全く心配はしていない。いいバンドを見ることは良くあるだろ。本当にいいグループを見つけられることもある。でもバンドの演奏を見て <これは重要なバンドだ> と感じることが何度ある?テリスはそういうバンドなのさ。特にギャヴィンは特別な存在だ。」
99年12月にRough TradeからリリースされたEP "THE TIME IS NOW"はTerrisとPete Woodroffe (Def Leppard etc.)のプロデュースによる4曲入りの作品で、ギャヴィンの唯一無二の魂を絞り出すかのように吠えるヴォーカルとバンドのグルーヴが絶妙に絡み合う生々しい勢いを爆発させた内容で、限定3,000枚があっという間に店頭から消え話題をさらった。この作品だけでバンドはNME Premier AwardsにてPhillip Hall "On" Award for Brightest New Hopeに選出された。
NME誌は2000年1月15日号でいきなりテリスを表紙に抜擢し、"Make way for Terris - The best new band in Britain"と銘打ち、バンドのシーンへの登場を熱烈に歓迎した。2000年4月にシングルをリリースし、2000年3月から、COLDPLAYとのダブル・ヘッドライナー・ツアーをスタート。約20ヶ所を回るUKツアーは大きな話題を呼び、メロディーメイカー誌のライヴ評で満点の評価を得るなど大成功を収める。
ツアー後はレディング・フェスティヴァルなどに出演するほかは、レコーディングに専念、2001年遂に待望のデビュー・アルバムを完成させた。
21世紀のはじまりに、ようやくこの時代のための新たなるカリスマが登場した。

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