Tetes Raidesテッド・レッド

Profile

99年にデビュー10周年を記念して作成されたテット・レッドのベストアルバム。もともと画家やグラフィック・デザイナーの集団であるレ・シャ・プレ(皮をはがれた猫たちの意)にいたクリスティアン(ヴォーカル)、ベーシストのカリ、サックス・フルート・アコーディオンを演奏するイゾがテット・レッドの母体となるバンドを84年に結成。89年、グループ名をテット・レッド(「頑固者」「石頭」といった意味)にし、デビューアルバム"Not dead but bien raides"(「死んじゃいないけど十分硬直してる」といった意味)をリリースした。90年にセカンド・アルバム"mange tes morts"をリリース、メンバーの数も増えてくる。ドラマーのリュリュ、ギタリスト兼バリトン・サックスのセルジュ、チェロとバイオリンのアンヌ=ガエルが加わり6人組になった。92年、サード・アルバム"Fleur de yeux"をリリース、各新聞で年間最優秀アルバムに選出されるほど高い評価を得た。このアルバムでピアニスト兼金管楽器を演奏するスコットが加入(現在スコットは脱退しており、代わりにセルジュの妹エディットが参加している)その後も3枚のオリジナルアルバムと1枚のライブアルバム、そして初のベストとなる今作を2000年にリリースしている。アルバムのリリース後に、必ず行われてきたコンサート・ツアーではフランス国内をくまなく回り、ヨーロッパ各地へも足をのばしファンを増やしつづけた。アコーディオン、サックス、フルート、ギター、テューバ、ピアノ、ベース、ドラム、ヴァイオリン、ブラスなどの楽器を駆使したロックサウンドにシャンソン・フランセーズをのせた独自のスタイルと情熱のこもったサウンドに哀愁漂うメロディをのせて、楽曲ごとに様々な表情を見せる。アグレッシヴかつ詩的な歌詞と圧倒的なステージ・パフォーマンスは各地で絶賛を浴び、その人気を確立した。

<ト・ウ・タール・レーベルとは?>
「商品をただ発売するだけではなく、とことんアルバムと運命を共にしたい」というコンセプトから、創作に専念できる場所、つまり時間をかけて良いものを作る、昔ながらの手法が可能な空間を作ろうとこのレーベルを立ちあげたVincent Frerebeau(ウ゛ァンサン・フレルボウ)はいう。 "ト・ウ・タール"は、パリに本拠地を置く、WEAフランス傘下のレーベル。96年のレーベル設立以来、フランスを中心としたヨーロッパの優れたアーティスト達の作品を発表し続けており、フランスでは良質の作品をリリースするレーベルとして関係者だけでなく、音楽ファンの間でも高い信頼と、多くのファンを確保しています。レーベル・オーナーであるヴァンサンは商業主義に走りがちな昨今のミュージック・ビジネスを否定し、「よりよいものをじっくりと時間をかけて作り上げる」レーベル作りをめざしています。また「アーティストを時間をかけて育てる」ことに専念し、契約アーティストも非常に厳選されています。更に、人目見て"ト・ウ・タール"作品であることがわかるようにパッケージ・デザインを統一。デジパック仕様のCDパッケージに、レーベルのトレードマークとなる月のマークを施し、飾っておくだけでもオシャレなアートワークを作っています。
TOT OU TARD (ト・ウ・タール)とは、早かれ遅かれ、の意。

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