英NME誌最新号の表紙を飾ったジ・エナミー。勿論誌面でも大特集の大絶賛！そのNME誌のインタビュー記事でフロントマンのトム・クラークは、現在の世界的な大不況の到来を、既に2007年にデビュー・アルバム「ウィ・リヴ・アンド・ダイ・イン・ディーズ・タウン」の時から予見していたと語っています。またこうした不況の時代にこそ、ワーキング・クラスの貧困を取り上げている自分たちの歌が意味を持ってくるんだとも。「俺たちは早すぎたのかも知れない。だから、ファースト・アルバムの事を理解できなかった人がいたんだと思う。でも、今ファースト・アルバムに共感を覚える人は当時よりもたくさんいると思う。2枚目は言わずもがな、だけどね」まるで経済アナリストのような発言をしているトムですが、さすがにこの不況からどうすれば脱却できるのかの解決案は持ち合わせてないそうです。「俺は政治家じゃないし、分からないよ。でも俺は、現実に何が起きているのかを指摘するのがすごく得意なんだ」また現在の政治・社会状況に対してはこんなことも。「実際、国を変えることはマジで大変な仕事だと思う。でも、みんな政治家を信用してないんだよね、実際のところ」ロンドンでは、世界経済の安定について話し合うG20が開かれたばかりですが、これをトムがどう見ていたのか気になります。ジ・エナミーは現在UKツアー中。今週はブライトン公演、来週にはロンドンはブリクストン・アカデミーでのライヴも控えています。世界的な金融不況に苦しんでいる時代だからこそ、人には歌が必要だと高らかに謳いあげるジ・エナミーのセカンド・アルバム「ミュージック・フォー・ザ・ピープル」は4月22日、日本先行発売です！