The Flaming Lipsザ・フレーミング・リップス
Discography
American Head
American Head
2020.09.11 配信/093624893042
“アメリカン・バンド”としての自覚を得たザ・フレーミング・リップスは何処を目指す――。
シュールでアートな音世界で、独自のサイケデリックな摩訶不思議ワールドを極め続けている彼らが奏でる、
ザ・フレーミング・リップス史上最も耽美な最新作。
13の映像的な楽曲からなるこのアルバムのプロデュースを手掛けるのは、バンドと彼らの作品ではおなじみのデイヴ・フリードマン。
ケイリー・マスグレイヴスをフィーチャリング・ゲストに迎えた「God And The Policeman」も収録されている。
「僕たちはオクラホマ出身だ。これまで自分たちのことをアメリカのバンドだと思ったことはなかった。オクラホマで子供時代を過ごしていた間、(自分がまだ6,7歳だった頃)オクラホマ出身のミュージシャンに影響されることもなかったし、その存在も知ることはなかった。自分たちがよく聴いていたのはビートルズだったし、母親はトム・ジョーンズが大好きだった(60年代のことだ)、ようやく10歳か11歳ぐらいになったあたりで、兄たちが地元のミュージシャンの奴らと知り合いになったぐらいだ。
だから・・・自分たちの音楽人生のほとんどの間(ザ・フレーミング・リップスを1983年に結成して以来)、私たちは自分たちのことを”地球から“やってきたと考えていた・・・具体的に”(地球の)どこから“やってきたのかは、気にも留めてもいなかった。つまり、自分たちの音楽人生において初めて、自分たちのことを”アメリカのバンド“だと意識したのだった・・・これが次なるクリエイティヴな冒険における自分たちのアイデンティティだと言い聞かせながら。今や我々は7人編成となり、大勢のメンバーを抱えたバンドにますます仲間意識を持つようになっていった。グレイトフル・デッドやパーラメント/ファンカデリックなどの歴史的なアメリカン・バンドに思いをはせるようになり、どうやったらこの新しく生まれたヴァイヴスを捉えることができるかと考えるようになった。
『AMERICAN HEAD』を構成する音楽と歌詞は、フィーリングに基づいている。音楽と歌でしかのみ、表すことができないフィーリングに。
この作品を制作している間、これらを“音”として聴くのではなく、感じようとした。母の犠牲、父の厳しさ、兄弟の狂気、姉妹の反逆・・・うまく言葉に表すことができない。
何らの変化で、他人(兄弟姉妹、母や父・・・ペットなど)が自分にとってますます重要な存在となっていく・・・はじめは自分だけだった・・・そして自分の欲望だけが大事だった・・・・でも、何らかの転換をきっかけとして・・・ここに収録されているものはすべて、そんな小さなスイッチについての楽曲だと思う」
【収録内容】
01. Will You Return / When You Come Down
02. Watching the Lightbugs Glow
03. Flowers of Neptune 6
04. Dinosaurs on the Mountain
05. At the Movies on Quaaludes
06. Mother I've Taken LSD
07. Brother Eye
08. You n Me Sellin' Weed
09. Mother Please Don't Be Sad
10. When We Die When We're High
11. Assassins of Youth
12. God and the Policeman (feat. Kacey Musgraves)
13. My Religion Is You