英国の偉大な指揮者、トーマス・ビーチャムの回顧企画。 ビーチャムは、ビゼー、シャブリエ、フォーレの作品も演奏しており、フォーレの《ドリー組曲》はアンリ・ラボーによる編曲版で収録。ビーチャムはこの曲を作曲者本人（フォーレ）と連弾で演奏した思い出があるものの、それまで演奏会でも録音でも指揮したことがなく、この録音がその初となりました。その演奏はまさに見事な仕上がりとなっています。 ※　ここでは、モノラル録音も含まれています。

名ソプラノのジェニファー・ヴィヴィアン没（202年4月5日）50年記念発売 あまりにも早世した彼女は当代のソプラノで最も畏敬された存在。とりわけブリテンの歌劇作品とは馴染み深く多くの初演に参加している。古楽、宗教音楽作品でも知られ、リチャード・ルイス（テノール）、モニカ・シンクレア（アルト）、マリアン・ノヴァコフスキ（バス）との共演。1958年録音。

ビゼーは、この曲の魅力を世に知らしめた名演として名高いし、ラロもこの唯一の交響曲の名演としていささかも価値は減じていない。特にラロが持っているロマンが奔出しており、美しい主題による交響曲は傑作でビーチャムは強く共感を示し数多く公演で取り上げた。フランスのロマン派交響曲の2曲との組み合わせ、1958-1959年録音。