Thomas Dunfordトーマス・ダンフォード
Discography
Amazone / アマゾーヌ【輸入盤】
Amazone / アマゾーヌ【輸入盤】
2021.10.01 発売/9029.506584
新鋭メゾ・ソプラノ《レア・デザンドレ》のエラート専属デビュー!
【収録予定曲】
1) フランチェスコ・プロヴェンツァーレ1624-1704:
歌劇『Lo schiavo di sua moglie』~「Non posso far」
2) フランチェスコ・カヴァッリ1602–1676:
歌劇『恋するヘラクレス』~第1幕へのシンフォニア
3) フランチェスコ・プロヴェンツァーレ:
歌劇『Lo schiavo di sua moglie』~「Lasciatemi morir, stelle crudely」
4) ジョヴァンニ・ブオナベントゥーラ・ヴィヴィアーニ1638–c.1693:
歌劇『Mitilene, regina delle amazzoni』~「Muove il piè, furia d’Averno」
5) ジュゼッペ・ディ・ボッティス1678–1753:
歌劇『Mitilene, regina delle amazzoni』~「Io piango / Io peno」
6) ゲオルク・カスパー・シュールマン1672/3–1751:
歌劇『Die getreue Alceste』~第1幕の嵐のシンフォニア
7) カルロ・パッラヴィチーノc.1630–1688:
歌劇『L’Antiope』~「Vieni, corri, volami in braccio」
8) カルロ・パッラヴィチーノc.1630–1688:
歌劇『L’Antiope』~「Sdegni, furori barbari」
9) フランソワ=アンドレ・ダニカン・フィリドール1652–1730:
歌劇『Les Amazones』~「Combattons, courrons à la gloire」
10) ルイ・クープランc.1626–1661 :
パッサカーユ ハ長調
11) アンドレ・カルディナル・デトゥーシュ1672–1749:
歌劇『Marthésie, première reine des amazones』
~「Faible fierté, gloire impuissante」
12) マラン・マレ1656–1728:
『異国趣味の組曲』~「アメリカ人」
13) アンドレ・カルディナル・デトゥーシュ:
歌劇『Marthésie, première reine des amazones』
~「Ô Mort! Ô triste Mort」
14) ジャン・ロンドー:
即興の後奏曲
15) フランソワ・クープラン1668 – 1733:
『クラヴサン曲集 第2巻』~「アマゾーヌ」
16) アンドレ・カルディナル・デトゥーシュ:
歌劇『Marthésie, première reine des amazones』
~「Quel coup me réservait la colère céleste?」
17) アントニオ・ヴィヴァルディ1678 – 1741:
歌劇『テルモドンテのエルコレ』~第1幕へのシンフォニア
18) ジュゼッペ・ディ・ボッティス:
歌劇『Mitilene, regina delle amazzoni』~「Che farai, misero core」
19) ゲオルク・カスパー・シュールマン:
歌劇『Die getreue Alceste』~「Non ha fortuna il pianto mio」
20) アントニオ・ヴィヴァルディ:
歌劇『テルモドンテのエルコレ』~第2幕へのシンフォニア
21) ジュゼッペ・ディ・ボッティス:
歌劇『Mitilene, regina delle amazzoni』~「Lieti fiori, erbe odorose」
22) ジュゼッペ・ディ・ボッティス:
歌劇『Mitilene, regina delle Amazzoni』
~「Sdegno all’armi, alle vendette」
23) アントニオ・ヴィヴァルディ:
歌劇『テルモドンテのエルコレ』~第3幕へのシンフォニア
24) アントニオ・ヴィヴァルディ:
歌劇『テルモドンテのエルコレ』~「Onde chiare che sussurrate」
25) アントニオ・ヴィヴァルディ:
歌劇『テルモドンテのエルコレ』~「Scenderò, volerò, griderò」
世界初録音:1, 3–5, 7–9, 11, 13, 14, 16, 18, 19, 21, 22,
【演奏】
レア・デザンドレ(メゾ・ソプラノ)
トーマス・ダンフォード(リュート&指揮)
ジュピテール(ピリオド楽器アンサンブル)
チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ:5)
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ:9)
ウィリアム・クリスティ(チェンバロ:10)
【録音】
2020年9月24-30日、フランス、ルーアン、Chapelle Corneille
2021年2月14日、フランス、ニース、La Diacosmie - Opéra Nice Côte d'Azur(5)
次々と新たな才人が現れる近年のフランス古楽界。その中からメゾ・ソプラノの歌姫として飛び立った《レア・デザンドレ》は、古楽指揮者ウィリアム・クリスティが若い声楽家の才能を伸すためのプロジェクト・アカデミー『ル・ジャルダン・デ・ヴォワ』に20歳の時に選ばれ、2017年にフランスのヴィクトワール、クラシックアワードでボーカル・ディスカバリー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。彼女はヴェネツィアでサラ・ミンガルドに師事し、さらにバレエダンサーとしても12年間学んでいます。
2015年以来、ユグノー教徒のユルバン役、セビリャの理髪師のロジーナ役、皇帝ティートの慈悲のアンニオ役、ジュリオ・チェザーレのセスト役、ディドとアエネアスのディド役、さらに様々なバロック・オペラにも出演しています。
2018年、彼女はパリのオペラコミック座で、ラモーの音楽を使ったひとりの歌手によるフルステージ「Et in Arcadiaego」で絶賛を浴びました。また、マルク・ミンコフスキ指揮によるオッフェンバックの「ラ・ペリコール」で、2018年ザルツブルク音楽祭にデビュー。その夏、ウィリアム・クリスティが指揮し、ヤン・ロワースの演出による「ポッペアの戴冠」に、2019年にはカルダーラのオラトリオ「アーベルの死」で高い評価を得、ザルツブルク音楽祭の100周年にあたる2020年に、クリストフ・ロイ演出、ヨアナ・マルヴィッツ指揮ウィーン・フィルでの、「モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテ」のデスピーナ役で出演し、EratoレーベルからDVDとして発売されています。
また輝かしく世に出てきたリュート奏者トーマス・ダンフォードが、信頼する名手たちとともに結成したアンサンブル「ジュピテール」(通奏低音チェンバロはジャン・ロンドー)との共演によって、バロック・オペラからのアリアを中心としたプログラムで、さまざまな角度から歌唱表現によって浮き彫りにしていくアルバムとなっています。
このアルバムでは、女性戦士の神話上の種族であるアマゾーン(アマゾネス)をテーマに書かれたバロック音楽に基づいています。神話上では軍神アレースとニュンペーのハルモニアーを祖とする部族で、当時のギリシア人にとっては北方の未開の地カウカソス、スキュティア、トラーキア北方などの黒海沿岸に住んでいました(黒海はかつてアマゾーン海と呼ばれていたことも)。また、アマゾーンは黒海沿岸の他、アナトリア(小アジア)や北アフリカに住み、実在した母系部族をギリシア人が誇張した姿と考えられています。また馬を飼い慣らし、戦闘を得意とする狩猟民族だったと言われています。
レア・デザンドレは、バロック・オペラ中でのアマゾ-ン役。特に「男性/女性」の二元性を体現する興味深い人物を扱い、魅力的歌唱法によって作品の奥行きさを探ります。非常に多くのオペラ物語で重要な役割を果たすジェンダーの曖昧さは、劇的で音楽的なインスピレーションの無限の源を提供します。今回のエラート専属デビュー盤として、チェチーリア バルトリ、ヴェロニク ジャンスがレアとのデュエットで共演し、師でもあるウィリアム クリスティがクープランの作品でチェンバロを演奏しています。
演奏者トーマス・ダンフォードが作曲した『アマゾネス』は、デジタル配信版へボーナストラックとして収録予定。
1) フランチェスコ・プロヴェンツァーレ1624-1704:
歌劇『Lo schiavo di sua moglie』~「Non posso far」
2) フランチェスコ・カヴァッリ1602–1676:
歌劇『恋するヘラクレス』~第1幕へのシンフォニア
3) フランチェスコ・プロヴェンツァーレ:
歌劇『Lo schiavo di sua moglie』~「Lasciatemi morir, stelle crudely」
4) ジョヴァンニ・ブオナベントゥーラ・ヴィヴィアーニ1638–c.1693:
歌劇『Mitilene, regina delle amazzoni』~「Muove il piè, furia d’Averno」
5) ジュゼッペ・ディ・ボッティス1678–1753:
歌劇『Mitilene, regina delle amazzoni』~「Io piango / Io peno」
6) ゲオルク・カスパー・シュールマン1672/3–1751:
歌劇『Die getreue Alceste』~第1幕の嵐のシンフォニア
7) カルロ・パッラヴィチーノc.1630–1688:
歌劇『L’Antiope』~「Vieni, corri, volami in braccio」
8) カルロ・パッラヴィチーノc.1630–1688:
歌劇『L’Antiope』~「Sdegni, furori barbari」
9) フランソワ=アンドレ・ダニカン・フィリドール1652–1730:
歌劇『Les Amazones』~「Combattons, courrons à la gloire」
10) ルイ・クープランc.1626–1661 :
パッサカーユ ハ長調
11) アンドレ・カルディナル・デトゥーシュ1672–1749:
歌劇『Marthésie, première reine des amazones』
~「Faible fierté, gloire impuissante」
12) マラン・マレ1656–1728:
『異国趣味の組曲』~「アメリカ人」
13) アンドレ・カルディナル・デトゥーシュ:
歌劇『Marthésie, première reine des amazones』
~「Ô Mort! Ô triste Mort」
14) ジャン・ロンドー:
即興の後奏曲
15) フランソワ・クープラン1668 – 1733:
『クラヴサン曲集 第2巻』~「アマゾーヌ」
16) アンドレ・カルディナル・デトゥーシュ:
歌劇『Marthésie, première reine des amazones』
~「Quel coup me réservait la colère céleste?」
17) アントニオ・ヴィヴァルディ1678 – 1741:
歌劇『テルモドンテのエルコレ』~第1幕へのシンフォニア
18) ジュゼッペ・ディ・ボッティス:
歌劇『Mitilene, regina delle amazzoni』~「Che farai, misero core」
19) ゲオルク・カスパー・シュールマン:
歌劇『Die getreue Alceste』~「Non ha fortuna il pianto mio」
20) アントニオ・ヴィヴァルディ:
歌劇『テルモドンテのエルコレ』~第2幕へのシンフォニア
21) ジュゼッペ・ディ・ボッティス:
歌劇『Mitilene, regina delle amazzoni』~「Lieti fiori, erbe odorose」
22) ジュゼッペ・ディ・ボッティス:
歌劇『Mitilene, regina delle Amazzoni』
~「Sdegno all’armi, alle vendette」
23) アントニオ・ヴィヴァルディ:
歌劇『テルモドンテのエルコレ』~第3幕へのシンフォニア
24) アントニオ・ヴィヴァルディ:
歌劇『テルモドンテのエルコレ』~「Onde chiare che sussurrate」
25) アントニオ・ヴィヴァルディ:
歌劇『テルモドンテのエルコレ』~「Scenderò, volerò, griderò」
世界初録音:1, 3–5, 7–9, 11, 13, 14, 16, 18, 19, 21, 22,
【演奏】
レア・デザンドレ(メゾ・ソプラノ)
トーマス・ダンフォード(リュート&指揮)
ジュピテール(ピリオド楽器アンサンブル)
チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ:5)
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ:9)
ウィリアム・クリスティ(チェンバロ:10)
【録音】
2020年9月24-30日、フランス、ルーアン、Chapelle Corneille
2021年2月14日、フランス、ニース、La Diacosmie - Opéra Nice Côte d'Azur(5)
次々と新たな才人が現れる近年のフランス古楽界。その中からメゾ・ソプラノの歌姫として飛び立った《レア・デザンドレ》は、古楽指揮者ウィリアム・クリスティが若い声楽家の才能を伸すためのプロジェクト・アカデミー『ル・ジャルダン・デ・ヴォワ』に20歳の時に選ばれ、2017年にフランスのヴィクトワール、クラシックアワードでボーカル・ディスカバリー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。彼女はヴェネツィアでサラ・ミンガルドに師事し、さらにバレエダンサーとしても12年間学んでいます。
2015年以来、ユグノー教徒のユルバン役、セビリャの理髪師のロジーナ役、皇帝ティートの慈悲のアンニオ役、ジュリオ・チェザーレのセスト役、ディドとアエネアスのディド役、さらに様々なバロック・オペラにも出演しています。
2018年、彼女はパリのオペラコミック座で、ラモーの音楽を使ったひとりの歌手によるフルステージ「Et in Arcadiaego」で絶賛を浴びました。また、マルク・ミンコフスキ指揮によるオッフェンバックの「ラ・ペリコール」で、2018年ザルツブルク音楽祭にデビュー。その夏、ウィリアム・クリスティが指揮し、ヤン・ロワースの演出による「ポッペアの戴冠」に、2019年にはカルダーラのオラトリオ「アーベルの死」で高い評価を得、ザルツブルク音楽祭の100周年にあたる2020年に、クリストフ・ロイ演出、ヨアナ・マルヴィッツ指揮ウィーン・フィルでの、「モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテ」のデスピーナ役で出演し、EratoレーベルからDVDとして発売されています。
また輝かしく世に出てきたリュート奏者トーマス・ダンフォードが、信頼する名手たちとともに結成したアンサンブル「ジュピテール」(通奏低音チェンバロはジャン・ロンドー)との共演によって、バロック・オペラからのアリアを中心としたプログラムで、さまざまな角度から歌唱表現によって浮き彫りにしていくアルバムとなっています。
このアルバムでは、女性戦士の神話上の種族であるアマゾーン(アマゾネス)をテーマに書かれたバロック音楽に基づいています。神話上では軍神アレースとニュンペーのハルモニアーを祖とする部族で、当時のギリシア人にとっては北方の未開の地カウカソス、スキュティア、トラーキア北方などの黒海沿岸に住んでいました(黒海はかつてアマゾーン海と呼ばれていたことも)。また、アマゾーンは黒海沿岸の他、アナトリア(小アジア)や北アフリカに住み、実在した母系部族をギリシア人が誇張した姿と考えられています。また馬を飼い慣らし、戦闘を得意とする狩猟民族だったと言われています。
レア・デザンドレは、バロック・オペラ中でのアマゾ-ン役。特に「男性/女性」の二元性を体現する興味深い人物を扱い、魅力的歌唱法によって作品の奥行きさを探ります。非常に多くのオペラ物語で重要な役割を果たすジェンダーの曖昧さは、劇的で音楽的なインスピレーションの無限の源を提供します。今回のエラート専属デビュー盤として、チェチーリア バルトリ、ヴェロニク ジャンスがレアとのデュエットで共演し、師でもあるウィリアム クリスティがクープランの作品でチェンバロを演奏しています。
演奏者トーマス・ダンフォードが作曲した『アマゾネス』は、デジタル配信版へボーナストラックとして収録予定。