ティティヨは、１９８０年代後半から１０年以上にわたり、スウエーデンの音楽シーンでは高い人気を誇るトップ・アーティスト。１９８９年、スウエーデン国内において最大のラジオ・ヒットとなった「マン・イン・ザ・ムーン」や、１９９３年の「ネヴァー・レット・ミー・ゴー」（アレサ・フランクリンのカバー）などのビッグ・ヒットを同国内では持ち、１９９７年にはスウェディッシュ・グラミー（スウェーデンのグラミー賞）で最優秀女性アーティストを受賞するなど、確かな実績と実力を持つシンガーである。

デビュー以来の３作は、スウェーデン以外の各国ではアリスタ・レコードによりディストリビューションされていたが、本作『カム・アロング』から、ワーナー・グループが世界的に発売する運びとなった。
本作は、トーレ・ヨハンセンのプロデュース作品で 、タンバリン・スタジオにおいてレコーディングされたこもあり、よりメロディーに重点を置いた作品に仕上がった。アルバムのオープニング・トラック「カム・アロング」は、２００１年上半期の、スェーデンを含む北欧地域の代表的ヒット曲の一つである。

◆ちなみに、ティティヨの父：ドン・チェリーは、ネナ・チェリーとイーグル・アイ・チェリーの父親でもある。つまり、ティティヨは、ネナ・チェリーとイーグル・アイ・チェリーと、義兄弟／姉妹なのである。