1988年にアルバム『JUNTA』でデビューして以来、2000年発売の『ファームハウス』まで、スタジオ・アルバムは8作を発表。アメリカでは、ＨＰとダイレクト・メールのみでツアー情報を掲載しメール・オーダーで受付、チケット発売。毎年、全米をくまなくツアーする、現代の全米最強の”ライヴ・バンド”。つい数年前までは、メディアに殆ど頼らず、オンライン・コミュニティやファン・サイトのバック・アップのみにより活動を続けていたグループ。にもかかわらず、アルバムは商業的な成功を収め、ライヴには全米で毎回数万人の観客を動員と、”現代版グレイトフル・デッド”とでも言うべき孤高な（！？）活動を実践しているグループである。
（ちなみにフィッシュは、アメリカでは、あまりのコア・ファンの多さとリクエストにより、90年代に発売された3作のライヴ・アルバムとは別に、全米ツアー主要会場で収録されたライヴ・アルバム6作品が昨年末立て続けに発売された。今後も更に、シリーズ化するほどの勢いで、ライヴが発売される模様である。）
2000年発売のアルバム『ファームハウス』からは、以前よりはメディアへの露出も増加してきて入るが、”孤高のロック・グループ”として、ニール・ヤングを始めとする多くのロック・アーティストからも絶大な支持を受けている、”本物の”ロック・グループなのである。
日本公演も過去2回実施。1999年のフジ・ロック・フェスティバル3日間（！）と、2000年6月に完全ソールドアウトの単独ツアーで、日本中のフィッシュ・ファンを熱狂させた。