《悲愴》の名演としてSP期から有名な録音。緩急自在、深く重いドラマをがっしりと受け止めた大演奏。

フルトヴェングラーが特に得意とした《英雄》交響曲。なかでも最も正統的で風格ある演奏がこのスタジオ録音。

第4番は非常に構えが大きく、懐の深いセッション収録の美点が出た演奏。第2番は貴重なライヴ録音。

今も失われない強烈な輝きを放つ《運命》、そして《第7》の決定盤。第7番は新発見のオリジナル・マスターを使用。

フルトヴェングラーの懐深い芸風が満喫できる《田園》。

20世紀の音楽的事件ともされる、《バイロイトの第九》。20世紀に記録された偉大なる音楽の遺産。

フルトヴェングラーが残した数多くのブラームス録音の中でも屈指の1作。「これぞフルトヴェングラー」という熱気と深み。

主に晩年の録音からとられたワーグナー。とりわけ《神々の黄昏》は秀逸で、フラグスタートの独唱も味わい深い。

もはやフルトヴェングラーにしか望めない、神秘性ととてつもないスケールの豊かさを湛えたワーグナー演奏。

フルトヴェングラーの得意としたブラームスの1番、これは1952年のライヴ。3曲のハンガリー舞曲他とともに、名演として名高い。

いずれもライヴ録音。曲調に合わせて抑制の効いた第2番、一転してド迫力の第3番、いずれも巨匠の至芸。

フルトヴェングラー生誕125年企画。晩年の録音を中心に得意レパートリーをまとめた2枚組。