レハール生誕150年記念。ゲッダがタイトルロールをつとめた決定盤。

浅草オペラでも演奏された名曲『ボッカチオ』。14世紀イタリアの詩人ボッカチオを主人公に恋を織りまぜた様々な人間模様が描き出される喜歌劇。ボスコフスキーの軽妙な棒のもと、全盛期のプライの張りのある声が冴える、定番とよべる名演です。数少ない全曲盤です。

シュトラウスの音楽の楽しさを見事に描くボスコフスキー。

シュトラウスの音楽の楽しさを見事に描くボスコフスキー。

ウィンナ・ワルツが骨の髄まで染みこんでいるボスコフスキー。そうした職人気質を持ち続けている彼ですが、その音楽は決してマンネリに陥らずいつも生気に満ち、生きる楽しさ、喜びを伝えてくれます。精妙で自在、血の通ったリズム、優しさと爽快さ、そして華麗でありながら哀感を帯びた達人の世界がここにあります。

指揮者ボスコフスキーによるウィンナ・ワルツの名演を多数収録したコンピレーション・アルバム。