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最大のプログレッシヴ・ロック・ブランド=イエスが1973年に発表した壮大なる大作『海洋地形学の物語』が、豪華15枚組スーパー・デラックス・エディションとなって登場! 輸入盤国内仕様の日本盤は2026年2月18日に発売決定!

2025.11.21

ロックの殿堂の一員であり、グラミー賞受賞アーティストでもある、プログレッシヴ・ロックのパイオニア的存在、イエスが1973年に発表した通算6作目となるスタジオ・アルバム『海洋地形学の物語(原題: TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS)』。この作品は当時のアナログ盤の片面に1曲づつを収録した全4曲からなる2枚組アルバムで、その難解な世界観と黄金時代を迎えていた彼らの壮絶な技術の粋を極限まで研ぎ澄ませたサウンドは当時多くのファンの間で議論を巻き起こす作品となった。イエスにとって最も壮大な大作であり最大の問題作としても語られる、ロック史最も野心的なアルバムの一つとしてその名を刻み込む名作だ。



今回この壮大なる大作が、まさに想像を絶する規模感となる12枚のCDとBlu-ray、そして2枚組アナログ盤からなる超豪華15枚組のスーパー・デラックス・エディションとなって登場することが決定した。海外では2026年2月6日に、ここ日本では2026年2月18日に輸入盤国内仕様日本盤としてリリースされる豪華ボックス・セット『海洋地形学の物語【スーパー・デラックス・エディション】』には、オリジナル・アルバムの最新リマスター音源に加え、スティーヴン・ウィルソンによる最新リミックスや最新インストゥルメンタル・ミックス、レア音源や今まで未発表となっていたスタジオ音源やライヴ音源、そして同じくスティーヴン・ウィルソンによるドルビーアトモス・ヴァージョンなどが、合計15枚のディスクにたっぷりと収録されている。また、ボックスの同梱されているブックレットにはシド・シュワルツによる詳細なライナーノーツや当時の貴重な写真などが掲載されており、日本盤にはその英文ライナーノーツの完全翻訳や歌詞・対訳を掲載した別冊ブックレットも同梱されている。


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『海洋地形学の物語【スーパー・デラックス・エディション】』は、オリジナル・アルバムの最新リマスター音源を収録した2枚のCDと2枚のアナログ盤に加え、スティーヴン・ウィルソンによる2026年最新リミックス音源を収録した2枚のCD、同じくスティーヴン・ウィルソンによる2026年インストゥルメンタル・ミックス音源を収録した2枚のCD、そしてアルバム収録曲のシングル・エディットや、未発表音源となる各楽曲の制作途中の貴重なヴァージョンを多数収録する「レアリティーズ」と名付けられた3枚のCD、そして1973年11月と12月、そして1974年4月に行なわれたライヴの模様を収録した3枚のCD、さらにアルバムのドルビーアトモス・ミックスや5.1chミックスなどを収録したBlu-rayという、全15枚のディスクをコンパイルした、想像を絶するボリュームを誇る超豪華ボックス・セットだ。さまざまな貴重な音源を通して、『海洋地形学の物語』と名付けらえた壮大なる作品のより深い側面を明らかにしてくれるこの作品は、イエスにとって最も大胆なアルバムがどのように形成されていったのか、その制作過程を垣間見せてくれる素晴らしい機会をリスナーに与えてくれるものとなっている。

このスーパー・デラックス・エディションに収録されているライヴ音源は、アルバム『海洋地形学の物語』に伴うツアーの中から、1973年11月28日のマンチェスター公演、1973年12月1日のカーディフ公演、そして1974年4月21日のチューリッヒ公演という、ツアー初期の貴重なライヴの模様を収録したもの。ここにはアルバム収録曲全4曲の未発表ライヴ・パフォーマンスに加え、彼らの人気曲「同志(原題: And You And I)」と「危機(原題: Close To The Edge)」のパフォーマンスも収録されている。

来日公演時に読んでいたパラマハンサ・ヨガナンダの『あるヨギの自叙伝』にインスピレーションを受けて、ジョン・アンダーソン(vo)は古代ヒンドゥー教の聖典をめぐる4部構成の音楽の旅を思い描いていた。そのコンセプトは、最終的に「神の啓示/The Revealing Science Of God (Dance of the Dawn)」、「追憶/The Remembering (High the Memory)」、「古代文明/The Ancient (Giants Under the Sun)」、「儀式/Ritual (Nous Sommes Du Soleil)」という4つの楽曲へと結実し、その4曲をまとめあげる形で完成させたのが、この壮大なる大作『海洋地形学の物語』だ。

このアルバムの構造的かつ精神的な野望を作品という形で捉えるため、ジョン・アンダーソンとスティーヴ・ハウ(g)、クリス・スクワイア(b)、リック・ウェイクマン(key)そしてアラン・ホワイト(dr)は、バンドの長年のプロデューサーであるエディ・オフォードと共にロンドンのモーガン・スタジオで、英国初の24トラック・コンソールを駆使しながら作業を進めていった。1973年12月7日にリリースされたこの『海洋地形学の物語』は、全英アルバム・チャートで見事1位を獲得、全米でも6位を記録し、ゴールド・ディスクを獲得する大ヒットとなったのだ。また、ここ日本でも今作はアルバム・チャート8位を記録している。
 

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