ブロンクス出身のラッパー、A Boogie Wit Da Hoodie（本名Artist Dubose）は、2016年のデビュー・ミックステープ『ARTIST』に収録された "Still Think About You "がヒットとなり、ラップシーンに登場した。さらに、このミックステープに収録されている "My Shit "はRIAA認定のダブルプラチナとなり、Apple Musicが選ぶ "The Best Songs of 2016 "にも選ばれた。
XXL誌は彼を「ヒップホップ界で最もホットな新進気鋭アーティストの一人」と称賛し、2017年の新人紹介枠に選出されたことで、瞬く間にその実力を世に証明することになる。4xプラチナを記録した「Drowning feat. Kodak Black」、2xプラチナ認定の「Jungle」とプラチナ認定の「Timeless」をリリース。2017年秋には待望のデビューアルバム『THE BIGGER ARTIST』をリリースし、全米チャートのトップ5に躍り出た。また、同チャートのエマージング・アーティストとしても、1位に輝いたことで、アメリ新進アーティストとして注目を浴びるようになった。

ニューヨーク・タイムズ紙は彼を"ブロンクスが生み出した将来有望なラッパー"と評した理由は容易に理解できるだろう。A Boogieは、2018年末にプラチナ認定を受けた2ndアルバム『HOODIE SZN』をリリース、全米チャート2位でデビューした後、3週連続で1位を獲得、チャートのトップ10以内に17週連続で入るという驚異的な連勝を維持していることから、BETアワードの "ベスト・ニュー・アーティスト "にノミネートされた。また、このアルバムはストリーミングでも急上昇し、1位を獲得した週には8,300万回以上のストリーミングを記録。

A Boogieが今後もこの勢いのまま、ニューヨークのヒップホップ・サウンドを再定義していくことは間違いないだろう。