パリ生まれ。5歳の時からピアノを学び、1964年にパリ音楽院に入学。1965年ピアノ・クラスで一等賞を、翌年ジャン・ユボーの室内楽クラスでも一等賞を獲得し、パリ音楽院を首席で卒業。その後さらに研鑽を積むため、ウィーンに留学し、パウル・バドゥラ＝スコダ、イェルク・デームス、そして特にアルフレッド・ブレンデルに師事。1968年、優勝者をなかなか出さないことで有名なミュンヘン国際音楽コンクールにおいて、審査員満場一致で優勝を果たし、翌年リーズ国際ピアノ・コンクールでも入賞。一躍ヨーロッパで大きな注目を浴びました。 　1970年にウィーンでデビューし、翌年にはパリでデビュー。その後、ヨーロッパ、アメリカ、日本、カナダ等世界各地でリサイタルを開き、また世界各国の主要オーケストラと共演。近年は、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン（熱狂の日）」音楽祭のメイン・ゲストとして高い人気を誇っています。ピアニストとしての活動に対して、フランス政府より芸術文化勲章オフィシエが授与されています。 　このBOXは、50年近いケフェレックの演奏から、彼女がデビューしたての1970年から1996年までの、エラート、旧ヴァージンへ録音したものを全て収録したものです。Disc5と16は、当時エラートと提携していたRVCとの共同で日本録音されたものです、現在音源はSony Classicalが所有しているものですが、今回そちらの音源も収録。多くの音源をリマスター。各ディスクは、オリジナルジャケット・デザインによる紙ジャケットに封入。  

ケフェレックのドビュッシーの名盤を、180gアナログLP仕様として、数量限定生産にて発売

ケフェレックが、1988年に旧ヴァージン・クラシックスへ録音したサティ・アルバムが、アナログLP盤として初発売

ショパン： 1) スケルツォ第1番ロ短調Op.20、 2) スケルツォ第2番変ロ短調Op.31、 3) スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39、 4) スケルツォ第4番ホ長調Op.54、 5) 即興曲第1番変イ長調Op.29、 6) 即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36、 7) 即興曲第3番変ト長調Op.51、 8) 即興曲第4番嬰ハ短調Op.66「幻想即興曲」、 【演奏】アンヌ・ケフェレック（ピアノ） 【録音】1973年、4月9-10日、Eglise de Grisy-Suisnes、、 ※ 2018年リマスター

メンデルスゾーン： 1-4) ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49、 5-8) ピアノ三重奏曲第2番ハ短調Op.66、 【演奏】 ピエール・アモイヤル（ヴァイオリン） フレデリック・ロデオン（チェロ） アンヌ・ケフェレック（ピアノ） 【録音】1976年5月1-2日、パリ、サル・アディアール、 ※ 2018年リマスター

ドビュッシー:ピアノのための12の練習曲 L.143、 【演奏】アンヌ・ケフェレック（ピアノ） 【録音】1980年4月22-23日、パリ、ギメ東洋美術館 ※ 2014年リマスター

ラヴェル： 1-5) 鏡 M.43、 6-11) 組曲「クープランの墓」M.68、 【演奏】アンヌ・ケフェレック（ピアノ） 【録音】1976年5月24-25日、パリ、サル・アディアール、、 ※ 2014年リマスター

フォーレ： 1-4) ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13、 5-7) ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op.108、 【演奏】 ピエール・アモイヤル（ヴァイオリン） アンヌ・ケフェレック（ピアノ） 【録音】1978年4月18-19日、フランス、ディジョン考古学博物館、 ※ 2014年リマスター

フランツ：シューベルト： 1-4) 4つの即興曲Op.90, D.899、 5-10) 楽興の時 Op.94, D.780、 【演奏】アンヌ・ケフェレック（ピアノ） 【録音】1971年、パリ、ノートルダム・デュ・リバン教会、 ※ 2018年リマスター

フランツ・リスト： 1) メフィスト・ワルツ第1番　S.514、 2) 愛の夢 第3番 S.541、 3) パガニーニによる超絶技巧練習曲集 S.140 ～第4曲「アルペッジョ」、 4) 巡礼の年第3年 S.163 ～ エステ荘の噴水、 5) 2つの伝説 S.175 ～波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ、 6) 超絶技巧練習曲 S.139 ～ 鬼火、 7) 巡礼の年第1年 S.160 ～オーベルマンの谷 【演奏】 アンヌ・ケフェレック（ピアノ） 【録音】1974年、2月19-20日、Eglise de Grisy-Suisnes、 ※ 2018年リマスター

ベートーヴェン：ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重協奏曲ハ長調Op.56、 ［演奏］ アンヌ・ケフェレック（ピアノ） ピエール・アモイヤル（ヴァイオリン）、 フレデリック・ロデオン（チェロ）、 アルミン・ジョルダン（指揮） モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団、 ［録音］ 1978年5月11-12日、モンテカルロ、サル・ガルニエ、 ※ 2018年リマスター

フランスの大ヴェテラン、ケフェレックの暖かみと透明感を両立した内容豊かなラヴェル。