Antonio Pappanoアントニオ・パッパーノ
Discography
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」(SACDハイブリッド)
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」(SACDハイブリッド)
2024.09.04 発売¥5,500(税込)/WPCS-13857/8
豊かな音楽性を十全に描きつくしたパッパーノの力演ライヴ。
※日本のマスタリング・エンジニアによる特別な(ハイレゾ部分を補った)リマスターによるSACD化
※SACDハイブリッド
※グリーンレーベル仕様
マーラーの人生観について「それは死への愛ではなく、生への愛です。」と語るアントニオ・パッパーノ。パッパーノはマーラーの本業がオペラ指揮者で優れたワーグナー指揮者であったことにも注目、『トリスタン』や『パルジファル』からの直接的な影響がマーラーの作品に見て取れると言い、さらに、その人生における悲劇と回復の繰り返しは、たとえば交響曲第6番の終楽章に反映されて、カタストロフィーと再生の交錯をもたらすことになったと言います。そこにはニーチェの超人思想の影響が存在するとも考えるパッパーノによる独自な解釈が含まれた演奏です。
今回の発売にあたって、オリジナルマスターより、日本の名マスタリング・エンジニアのひとりである藤田厚生氏にリマスターをお引き受けいただきました。藤田厚生氏は、これまでタワーレコード専売商品《Definition Series》でリマスターを行っており、定評のあるマスタリングを行ってきています。
このデジタル録音(16bit/44.1kHz)では収録密度や情報量が少なかったため、現在のハイレゾ対応のオーディオセットでは発揮できていないとも考えられます。そこで収録できなかった倍音域(ハイレゾ)を、最新テクノロジーによる特別なプロセッサー処理により復活させ、広い周波数帯域とダイナミックレンジを最大限に活かすことによって、定位やダイナミックさにリアル感が生み出さます。ホール内の音楽本来の豊かな音色、滑らかさ、残響を維持し、指揮者が意図した楽器配置や音量の絶妙なバランス等による名演奏がここではじめて明らかにされています。
SACD層に限らずCD層でも、リマスターされたDSD音源からその音が発揮されるよう細心の注意を図りながらマスタリングされ、その音を最大に反映させています。
最高品質の音をお届けするために、以下の高品位なプロ仕様の機器を使用
• 高解像度フォーマット用に設計されたプロフェッショナル DA-ADコンバーター。
• オーディオ信号を処理するためのプロフェッショナル用アナログ機器。
• 信号劣化を最小限に抑えるための高品質オーディオケーブル。
• 正確なタイミングと同期を維持するための、低ジッター・マスタークロック・ジェネレーター。
• 干渉を最小限に抑え、すべての機器の安定した動作のためのクリーン電源システム。
• リマスタリングプロセスを正確にモニタリングするための、モニタースピーカーシステム。
《新リマスターによるパッパーノ指揮マーラーの名演の新発見》 音楽評論:西村祐
パッパーノが2023年まで長く音楽監督を務めた手兵との2011年1月のライヴ。就任して5年を過ぎ、両者のコラボレーションも佳境に入ったころの演奏のSACD化である。
どちらかと言えば明るめの音色で流れの良い音楽を聴かせてくれる彼らだが、このマーラーにおいては少し違い、冒頭から遅めのテンポによる重厚さが特徴的。第1楽章後半や終楽章全体を覆う緊張感と激しい表現意欲がすさまじい。それでいて第2楽章に置かれたスケルツォのユーモラスな空気感やアンダンテのいつ果てるとも知れない美しい歌も素晴らしく、劇的表現に長けているパッパーノの美点を存分に味わうことができる。
今回のリマスターでは、音の刺激的な角が取れて柔らかな響きになった上に、濃密さとパワーがさらに前面に出た。各楽器セクションの距離感も絶妙で、対向配置を採る両ヴァイオリンをはじめ、オーケストラの室内楽的とも言えるやりとりもより立体的に聴こえるようになっている。
西村祐…音楽評論、フルート奏者。旧「レコード芸術」吹奏楽/管打楽器部門月評担当のほか、ハイレゾを含むオーディオや録音の批評や執筆も行っている。
<収録曲>
(Disc 1)
1 交響曲第6番イ短調「悲劇的」 第1楽章:アレグロ・エネルジーコ、マ・ノン・トロッポ
2 交響曲第6番イ短調「悲劇的」 第2楽章:スケルツォ. 重々しく
(Disc 2)
1 交響曲第6番イ短調「悲劇的」 第3楽章:アンダンテ・ソステヌート
2 交響曲第6番イ短調「悲劇的」 第4楽章:フィナーレ. ソステヌート~アレグロ・モデラート~アレグロ・エネルジーコ
[演奏]サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
アントニオ・パッパーノ(指揮)
[録音]2011年1月8、10-11日、ローマ、オーディトリウム・ パルコ・デッラ・ムジカ でのライヴ録音(拍手は入っておりません)
<来日公演も決定!>
2024年9月24日福岡、25日大阪シンフォニー、26、27日東京、サントリーホール、29日札幌
(パッパーノ指揮、ロンドン交響楽団)
※SACDハイブリッド
※グリーンレーベル仕様
マーラーの人生観について「それは死への愛ではなく、生への愛です。」と語るアントニオ・パッパーノ。パッパーノはマーラーの本業がオペラ指揮者で優れたワーグナー指揮者であったことにも注目、『トリスタン』や『パルジファル』からの直接的な影響がマーラーの作品に見て取れると言い、さらに、その人生における悲劇と回復の繰り返しは、たとえば交響曲第6番の終楽章に反映されて、カタストロフィーと再生の交錯をもたらすことになったと言います。そこにはニーチェの超人思想の影響が存在するとも考えるパッパーノによる独自な解釈が含まれた演奏です。
今回の発売にあたって、オリジナルマスターより、日本の名マスタリング・エンジニアのひとりである藤田厚生氏にリマスターをお引き受けいただきました。藤田厚生氏は、これまでタワーレコード専売商品《Definition Series》でリマスターを行っており、定評のあるマスタリングを行ってきています。
このデジタル録音(16bit/44.1kHz)では収録密度や情報量が少なかったため、現在のハイレゾ対応のオーディオセットでは発揮できていないとも考えられます。そこで収録できなかった倍音域(ハイレゾ)を、最新テクノロジーによる特別なプロセッサー処理により復活させ、広い周波数帯域とダイナミックレンジを最大限に活かすことによって、定位やダイナミックさにリアル感が生み出さます。ホール内の音楽本来の豊かな音色、滑らかさ、残響を維持し、指揮者が意図した楽器配置や音量の絶妙なバランス等による名演奏がここではじめて明らかにされています。
SACD層に限らずCD層でも、リマスターされたDSD音源からその音が発揮されるよう細心の注意を図りながらマスタリングされ、その音を最大に反映させています。
最高品質の音をお届けするために、以下の高品位なプロ仕様の機器を使用
• 高解像度フォーマット用に設計されたプロフェッショナル DA-ADコンバーター。
• オーディオ信号を処理するためのプロフェッショナル用アナログ機器。
• 信号劣化を最小限に抑えるための高品質オーディオケーブル。
• 正確なタイミングと同期を維持するための、低ジッター・マスタークロック・ジェネレーター。
• 干渉を最小限に抑え、すべての機器の安定した動作のためのクリーン電源システム。
• リマスタリングプロセスを正確にモニタリングするための、モニタースピーカーシステム。
《新リマスターによるパッパーノ指揮マーラーの名演の新発見》 音楽評論:西村祐
パッパーノが2023年まで長く音楽監督を務めた手兵との2011年1月のライヴ。就任して5年を過ぎ、両者のコラボレーションも佳境に入ったころの演奏のSACD化である。
どちらかと言えば明るめの音色で流れの良い音楽を聴かせてくれる彼らだが、このマーラーにおいては少し違い、冒頭から遅めのテンポによる重厚さが特徴的。第1楽章後半や終楽章全体を覆う緊張感と激しい表現意欲がすさまじい。それでいて第2楽章に置かれたスケルツォのユーモラスな空気感やアンダンテのいつ果てるとも知れない美しい歌も素晴らしく、劇的表現に長けているパッパーノの美点を存分に味わうことができる。
今回のリマスターでは、音の刺激的な角が取れて柔らかな響きになった上に、濃密さとパワーがさらに前面に出た。各楽器セクションの距離感も絶妙で、対向配置を採る両ヴァイオリンをはじめ、オーケストラの室内楽的とも言えるやりとりもより立体的に聴こえるようになっている。
西村祐…音楽評論、フルート奏者。旧「レコード芸術」吹奏楽/管打楽器部門月評担当のほか、ハイレゾを含むオーディオや録音の批評や執筆も行っている。
<収録曲>
(Disc 1)
1 交響曲第6番イ短調「悲劇的」 第1楽章:アレグロ・エネルジーコ、マ・ノン・トロッポ
2 交響曲第6番イ短調「悲劇的」 第2楽章:スケルツォ. 重々しく
(Disc 2)
1 交響曲第6番イ短調「悲劇的」 第3楽章:アンダンテ・ソステヌート
2 交響曲第6番イ短調「悲劇的」 第4楽章:フィナーレ. ソステヌート~アレグロ・モデラート~アレグロ・エネルジーコ
[演奏]サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
アントニオ・パッパーノ(指揮)
[録音]2011年1月8、10-11日、ローマ、オーディトリウム・ パルコ・デッラ・ムジカ でのライヴ録音(拍手は入っておりません)
<来日公演も決定!>
2024年9月24日福岡、25日大阪シンフォニー、26、27日東京、サントリーホール、29日札幌
(パッパーノ指揮、ロンドン交響楽団)