Antonio Pappanoアントニオ・パッパーノ

Profile

アントニオ・パッパーノ

1959年、ロンドン生まれ。13歳の時にアメリカに移り、1987年、後年の1990年に音楽監督となるノルウェー国立歌劇場を指揮してデビューを飾った。32歳でブリュッセルに移り、1992年から2002年まで同地のモネ劇場で音楽監督を務めた。この時期にウィーン、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、バイロイト音楽祭にも初登場を果たしている。2002年にロンドンの王立歌劇場(ロイヤル・オペラ・ハウス)の音楽監督に(2003年には当歌劇場での上演がオリヴィエ賞を受賞)、2005年10月に聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団の音楽監督に就任。王立歌劇場ではプラシド・ドミンゴの同劇場デビュー40年を記念したプッチーニの「三部作」(『外套』、『修道女アンジェリカ』、『ジャンニ・スキッキ』)上演、『マノン』(マスネ)、『椿姫』(ヴェルディ)、『メサイア』(ヘンデル)を指揮しての日本ツアー、そしてマーク=アンソニー・ターネジの新作、『アンナ・ニコル』の世界初演が話題を呼んだ。
2012年にはエリザベス英国女王よりナイトの称号(サー)を与えられ、同年5月にはイタリア共和国功労勲章の実質的な最高位である、カヴァリエーレ・ディ・グラン・クローチェ(大十字騎士)の称号も与えられている。
2015年の、ロイヤル・フィルハーモニック協会の最高栄誉であるゴールド・メダルをはじめとした数々の受賞歴があり、2016年には「イギリスで最も活躍するイタリア人10人」に選ばれている。また、『グラモフォン』誌は2016年の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」にノミネートしている。

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