Artful Dodgerアートフル・ドジャー

Profile

マーク・ヒルとピート・デヴェルーの二人からなるアートフル・ドジャーが初めて全国的な認知を得たのは99年の12月にリリースされ、アンダーグラウンド発のガラージでこれまでで最大ヒットとなったシングル「Re-Rewind The Crowd Say Bo Selecta」でのことであった。クレイグ・デイヴィッドにとっても初のヒット作となったこのシングルは、ナショナル・チャートでNO.2を記録。続いて2月にリリースされたロミナ・ジョンソンをフィーチャーしたセカンド・シングル「Movin’ Too Fast」は再び赤丸付きでチャートを急上昇し、アートフル・ドジャーにとって2枚目のUK No.2ヒットとなった。事実話題を集めた「Movin’ Too Fast」はシングルのリリース前に、そのホワイト・レーベルが60ポンドもの高値で取り引きされていたという。
2つのヒット曲でラジオとダンスフロアを席巻したこのマークとピートの二人組みは、それぞれサウス・ウェールズとオックスフォードの出身で、現在サザンプトンに拠点を置いており、共に素晴らしい音楽のバックグラウンドを持っている。以前、マークはウェールズ・フィルハーモニック・オーケストラでパーカショニストを務めたこともあり、(熱狂的なセインツ・ファンの)ピートはノートルダム寺院で演奏した経験もある、クラシックなトレーニングを受けたピアニストなのである。
大学卒業後にマークが作ったスタジオに、2年前ピートがハウスの曲を作るためにやって来たのが二人の出会いのきっかけ。スタジオにいることの多かったマークと、すでにDJをやっていたピートのお互いのノウハウがうまくミックスされ、最高のチームが出来上がった。

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