Bebe Rexhaビービー・レクサ

Profile

ニューヨーク州ブルックリン出身のビービーは、アルバニア系アメリカ人。1989年、生まれたばかりの彼女の顔を見て「ミツバチみたいに大きな目だ」と言った祖父の言葉から、アルバニア語でミツバチを意味する「ブレタ」と名づけられており、ビービーはニックネームだ。4歳の頃から歌う事を始めたビービー。学生時代はトランペットやピアノを演奏し、そしてミュージカルの舞台に出演したりしていた。そして17歳の時に彼女はフォール・アウト・ボーイのベーシスト、ピート・ウェンツが結成したBlackcardのヴォーカルとしてデビューを果たす。実験的なサウンドのバンドはロックシーンで話題になったが、ビービーは2012年に脱退。それから彼女は、シンガーソングライターとして仕事をするためにロサンゼルスに移住した。そして数々のレーベルに曲を売り込みに行った中で、レーベルの重役達に「こんな暗い曲は売れない」と批判された曲が「モンスター」だった。最終的に、これはエミネムの曲として発表されることになったものの、まだレーベル契約もなかった彼女は、自分の曲として発表したくても他のアーティストに提供するしか道がなかったという(この曲の「ウーウー」という超高音のヴォーカル部分は、彼女の声がそのまま使われている)。そして「モンスター」が世界各国で1位を達成した後、ビービーの人生は大きく変わり始めた。

レーベル契約を獲得した彼女は、2014年にデビュー・シングル「I Can't Stop Drinking About You」を発表。同年の年末に「I'm Gonna Show You Crazy」、「Gone」をリリースし、その型破りなパーソナリティで世界中の注目を集めた。「I'm Gonna Show You Crazy」は、ビービーが「レクサーズ」と呼ぶ熱心なファンの間でアンセムになっている。 2017年、ビービーは2枚のEP『All Your Fault: Pt.1』、『All Your Fault: Pt.2』を発表。それぞれのEPから「アイ・ガット・ユー」、そして「メント・トゥ・ビー」といったヒット曲を輩出。中でもフロリダ・ジョージア・ラインと共にリリースした最新コラボレーション曲「メント・トゥ・ビー」は世界的な大ヒットを記録しており、Billboardのホット・カントリー・チャートで1位、オフィシャル・ミュージック・ビデオは現在視聴数8億回を超えている。同曲は2019年度の第61回グラミー賞「最優秀カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンス」にもノミネート。また彼女自身も「最優秀新人賞」にノミネートされる快挙も成し遂げた。

ソング・ライターとしても名をはせる彼女は、作詞作曲を提供したデヴィッド・ゲッタの「ヘイ・ママ」ではダブル・プラチナ認定を獲得し、ミュージック・ビデオ視聴回数10億回超え。そしてBillboard ミュージック・アワードの「トップ・ダンス・ソング」にノミネートもされている。またG-Eazyと共にリリースした「ミー・マイセルフ・アンド・アイ」のミュージック・ビデオは3億3500万視聴回数を突破、ニッキー・ミナージュとの「ノー・ブローケン・ハート」は2億3600万視聴回数を記録、そしてマーティン・ギャリックスとのコラボ曲「イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ」は3億400万回を記録するなど、驚異的な数字も叩きだしており、ルイ・トムリンソン初のソロ・アルバムから先行でリリースされた「バック・トゥー・ユー」でもフィーチャリングを務めるなど、各ジャンルのアーティストから引っ張りだこ状態だ。

2019年に入るとビービーは「ラスト・フラー」、「ノット・20・エニモア」を立て続けにリリース。そして9月、ディズニー映画『マレフィセント2』からのニュー・シングル「ユー・キャント・ストップ・ザ・ガール」を発表した。

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