ナイジェリア出身のシンガーソングライターBurna Boy（本名：Damini Ogulu）。彼は、10歳から音楽制作を開始、大学を卒業した後、更なる知識を得る為にロンドンの大学へと進んだが2年後、尽きぬ情熱を追い求めるためにナイジェリアへと戻った。 

音楽を愛しながらも教育を重視する家庭で育ったBurna Boy。幼少期は夏休みの大半をイギリスで過ごし、フランス、トーゴ、コートジボワールのサマーキャンプに参加した後、イギリスに移り住み、後の彼の音楽の特徴にもなるブリクストン・パトワのアクセントを身につけた。

彼の母親によると10代の頃からBurna Boyにとっては音楽が常に身近にあり、いつも祖父の周りにくっついてクラシック音楽を聴いていたそうだ。

その後、彼は知識を求めナイジェリアを離れ、イギリスのサセックス大学（2008-2009年）とオックスフォード・ブルックス大学（2009-2010年）で学ぶためにイギリスに渡りました。そしてRhythm 93.7 FM Port Harcourtで1年間のインターンシップを経て、Aristocrat recordsと契約し正式にプロの音楽家としてのキャリアをスタート、ラゴスの永住権を得た。 

Burna Boyは、2018年の驚異的な『Outside』を含むEP、シングル、ミックステープ、アルバムを次々とリリース。受賞歴のある作品たちはBurnaの米国でのブレイクにつながり、ビルボードの「レゲエ・アルバム」チャートで3位にデビュー、大ヒットしたシングル/ビデオ「Ye」もその一因となった。
翌年、2019年7月にリリースされた彼の最新アルバム『African Giant』は、ナイジェリア国内だけでなく海外メディアからも称賛を集めた。さらには、第62回グラミー賞の最優秀ワールド・アルバム部門にノミネートされた。 

彼は、現代アフリカ音楽の最も輝かしいスターの一人であると同時に、「アフロ・フュージョン」と呼ばれる最新ジャンルの先駆者でもある。この才能あるシンガーソングライターは、アメリカの歌姫ビヨンセが監修したライオンキングのサウンドトラック「The Gift」にもフィーチャーされ、また最近では2019年BETベスト・インターナショナル・アクト賞と2019年MTVヨーロッパ・ミュージック・アワードの「ベスト・アフリカン・アクト」を受賞した。

そんな彼がアルバム『Twice As Tall』と共にどのような新記録を打ち出していくのかが楽しみだ。