Caroline Lavelleキャロライン・ラヴェル

Profile

アイルランド人を母に持つキャロライン・ラヴェルは恵まれた音楽環境の中に生まれ、母方の祖父はかつてエルガーとも親交の深かった指揮者でした。ロンドン郊外のサセックスやアフリカで幼少時代を送ったラヴェルは6歳でチェロを学び始めます。高校卒業後、王立音楽院でもクラシック音楽を学びますが、そのうちにデヴィッド・ボウイの熱烈なファンとなっていたこともあり、チェロ奏者としてポップ・ミュージックの世界へ、パンク・バンド"スージー・アンド・バンシーズ"のアルバムに参加します。その後もピーター・ゲイブリエル、レディオヘッド、マッシヴ・アタック、クランベリーズ、ナイジェル・ケネディらの作品に参加、ブリティッシュ・ポップシーンになくてはならない存在となりました。
'92年マッシヴ・アタックのEP<鯨のふるさと>、'95年ヴァンゲリスの名盤「ヴォイシズ」でヴォーカルを披露した後、その美声に注目したプロデューサー、ウィリアム・オービットが彼女の持ち味を生かしたケルト・ソングのアルバム制作を提案、1995年にソロ・デビューアルバム「SPIRIT」をリリースしています。
その後は、アフロ・ケルト・サウンド・システムのアルバムや、ナイジェル・ケネディ、ロリーナ・マッケニットのツアーに参加し、クラシック系レーベル、テルデックへ移籍、アルバム制作の準備に入り、2001年「ブリリアント・ミッドナイト」をリリースします。
映画関連でも、<鯨のふるさと>のヴォーカルに感銘した制作陣に請われてユアン・マクレガー、アシュレイ・ジャッド主演の映画「氷の接吻」のサウンドトラックに参加し、また、スタンリー・キューブリック監督の遺作「アイズ ワイド シャット」に用いられた女流作曲家で友人のジョスリン・プークの曲<マスケッド・ボール>(仮面舞踏会)のチェロ・パート演奏にも参加しています。

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