Catatoniaカタトニア

Profile

92年ウェールズの路上でギターを抱えて歌っていたケリスに、ギターのマークが声をかけたことがきっかけで意気投合しカタトニアを結成。下積みのインディーズ時代を経て96年Blanco Y Hegroと契約。同年9月デビュー・アルバム『ウェイ・ビヨンド・ブルー』(UK最高位41位)をリリース。勢力的なツアーとフェスティバルへの出演を経て次第に人気を高める。98年1月にリリースされたSg「モルダー&スカリー」と続くSg「ロード・レイジ」(この曲は英Q誌アウォードでソング・オブ・ザ・イヤーに選ばれた)が再びTOP5ヒットを記録すると、カタトニアの人気は爆発、セカンド・アルバム『インターナショナル・ヴェルヴェット』はUKチャートNo.1を記録、100万枚を超える大ヒットアルバムとなった。バンドのフロント・ウーマン、ケリス・マシューズはその強烈かつ豪快なキャラクターで一躍セレブリティとなり、英音楽誌が選ぶ「最もセクシーな女性アーティスト」部門で1位を獲得(ちなみに3年連続TOP2に選ばれている)、メディアからもファンからも愛される国民的ロック・バンドとなる。
99年4月にリリースされた3rdシングル『カースト・アンド・ブレスト』はUKチャート初登場1位を獲得、カタトニア人気は更に加速し、ケリスは音楽誌の表紙ばかりでなく、男性ファッション誌の表紙まで飾るほどの人気ぶりを発揮。彼女のドラッグに関する発言が、ウェールズの議会やBBCの討論番組で問題になるほどの影響力を持つに到った。この年、フジ・ロックフェスティバルにて遂に日本初上陸、ワインボトル片手に歌うケリスの豪快なパフォーマンスと、ワインと日本酒を浴びるほど飲みながら、全くの平常心でインタビューに応えるその酒豪ぶりに、強烈なインパクトを残した。11月にはツアーで再来日。2001年に4thアルバム『ペイパー・シザース・アンド・ストーン』をリリース。全英チャートTOP10ヒットとなるがアルバム・リリース直後の9月、バンドは解散した。

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