CNBLUE

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いよいよ来週リリース!最新映像作品のライブ本編のレポートを公開!

2023.9.20

いよいよ来週9月27日に、ZEPPツアー「CNBLUE ZEPP TOUR 2023 ~CALLING~」のツアーファイナルを収めたDVD/BD映像作品『ZEPP TOUR 2023 ~CALLING~ @TOKYO GARDEN THEATER』がリリース!

この本編となる東京ガーデンシアター公演のライブレポートをお届け!これを読めばますます映像作品の発売が楽しみになるはず!

ぜひご一読ください!
CNBLUE、10年ぶりのライブハウスツアーファイナルで、ヨンファの誕生日を祝福。「CNBLUEはまだ原石。磨き続きけてダイヤモンドになりたい!」
CNBLUEが、10年振りのライブハウスツアー『CNBLUE ZEPP TOUR 2023 ~CALLING~』を開催。4月3日のZepp Nagoyaから、Zepp Sapporo、Zepp Osaka Bayside、Zepp Fukuokaを回り、パシフィコ横浜国立大ホールを経て、本稿で伝える6月21日の東京ガーデンシアター追加公演で、ツアーファイナルを迎えた。ようやく叶った声出し解禁ライブ。アルバムリリース後のツアーではない今回は、昨年11月の『CNBLUE AUTUMN CONCERT 2022 ~LET IT SHINE~』の「神セトリ」を超えた選曲で、ロックな曲からキュートな曲、そしてエモい曲まで、CNBLUEの歴史を演奏で振り返った。

CNBLUEは、ジョン・ヨンファ(Vo.Gu.)、カン・ミンヒョク(Dr.)、イ・ジョンシン(Ba.)から成る3ピースバンド。インディーズのラストライブを横浜アリーナで飾り、現在でも武道館やアリーナ会場でライブを行っている実力派バンドだ。ZEPP TOURは、2013年の「Zepp Tour 2013 〜Lady〜」以来、実に10年ぶりとなった。

ドラムのミンヒョクのカウントから始まったオープニングナンバーは、彼らの原点ともいえる日本メジャーデビュー曲「In My Head」。スタートからヨンファのテンションはマックスで、ツアーファイナルに臨む気合がひしひしと伝わる。強烈なシャウトと、「CNBLUE FOREVER!」という雄たけびで冒頭から会場を沸点に持っていくと、4曲目の「Time is over」までをCNBLUEらしいロックな曲で押しまくった。

「おまたせいたしました!」と言うとヨンファは両手を広げてファンの歓声を受け止めて、「全国を回った僕たちをもう一度CALLINGしてくれて、ありがとうございます。そして僕たちのCALLINGに応えてくれて、ありがとうございます」とファンに感謝を伝えると、「今回のツアーのコンセプトは、CALLING YOU,CALLING US。日本各地のBOICE(CNBLUEファンの総称)ともっとライブを楽しみたい、全国津々浦々、東西南北、老若男女に好かれるバンドになりたいCNBLUEが、皆さんともっと近くで会いたくて、10年ぶりのZEPP TOURを準備しました! そのツアーの最後を締めくくるのは、東京。一番たくさんライブをした場所だけに、帰ってきた感じがします。東京ガーデンシアターはZeppじゃないけれど、大きいライブハウスの感覚。皆さんの顔もよく見えています!」と言って会場を見渡すと、「一瞬たりとも気を抜かずに楽しんで。最高にロックな1日を作りましょう!」とファンを鼓舞した。

次に続いたのは、キュートな楽曲を集めたブロック。ヨンファは「Face to face」で赤い花を取り出すと、カメラにアピール。「SHAKE」のサビでは、ヨンファとファンが一緒にダンスを踊り、楽曲を盛り上げた。

「SHAKE」を終えるとミンヒョクがフロアを見渡し、「みなさん、ダンス上手いですね」と感心すると、「僕たちは、世界で一番ダンスが上手いバンド(笑)。CN唯一のダンスナンバーを皆さんと一緒に踊ると、何倍も楽しくなるし、幸せです。何歳になってもこの曲を歌うから、ずっと一緒に踊ってくださいね!」と上機嫌なヨンファ。ジョンシンが「(事務所フェス)FNC KINGDOMのテーマ曲「Sing Along」で、メンバーたちにダンスレクチャーをした」とダンス自慢を始めると、ミンヒョクもドラムセットから離れてステージ中央に集まり、3人で「SHAKE」のダンス大会になったが、最後はジョンシンが「やっぱりCNBLUEはバンドが似合う!」と場を締めた。

笑いの後は、3人の美しいコーラスが映えるミドルバラード「Supernova」から始まるエモい楽曲のブロックに突入。「Royal Rumble」と「MOON」ではヨンファもギターを置いて、歌うことに全集中。この場にいるすべての人々がバンドの音に包まれながら、歌の世界に没頭するのが感じられた。

そんな神秘的な世界を作り出したかと思えば、MCでは「いろいろな魅力を発散すいるには、ごはんが大事」と、ツアー中に食べたものを紹介する「食レポタイム」で爆笑を作り出す。ミンヒョクが「福岡のもつ鍋がぷりぷりだった」といえば、ジョンシンは大きなアクションでヨンファのモノマネをしながら「大阪の串カツ! 3人で100本食べたけれど足りなくて、昨日も食べました」と熱弁。ヨンファは「名古屋はごはんが最強に進むみそかつ、札幌の柔らかくジューシーなラム肉、大阪のソウルフードお好み焼き、福岡の屋台で食べたとんこつラーメン、横浜の昔ながらのオムライス、そして全部がある東京! 全部大好き!」と全国でグルメを楽しんだことを報告した。

そんな日本メシのパワーで、「LET IT SHINE」からは、再びロック全開に。「何回歌っても色褪せないCNBLUEの代表曲」という「Between Us」ではジョンシンの軽やかなベースに乗ってヨンファがステージの先端ギリギリまで動き回り、ミンヒョクもドラムをたたきながら左手を上げて客席の手拍子のリズムを煽る。歌い終わると、「YEAH!」と客席とコール&レスポンスを取り、ヨンファは「やっぱりライブ最高です! これがBOICEですよ!」と叫んだ。

「ここまでがウォーミングアップ、ここからが本当のCNBLUEです!」と言ったヨンファは、ミンヒョクの「Your My……」というセリフに続けて「Lady~~!」と絶叫し、ラストスパートに突入。コーラスを歌うファンの声もひと際大きくなって一体感が高まると、「Wake Up」ではヨンファ、ミンヒョク、ジョンシン各人がファンとのコール&レスポンスを楽しんだ。そして会場中が熱狂の渦に包まれた「Coffee Shop」から「I'm Sorry」のラストでは、ヨンファのシャウトと「CNBLUE FOREVER!」という言葉が、この日一番の歓声を呼び起こした。

アンコールでは、「楽屋までCALLINGの声が聞こえて、走ってきました」と3人がTシャツ姿で登場。そして、「久々に歌う、プレゼント」という「Try Again Smile Again」ではスマホでの撮影OKというプレゼントも。「次の曲が最後なんですけれど」という言葉に「えーーー」と反応したファンの声を聞いてヨンファは、「ずっと皆さんの“えーーー”が聞きたかった。このライブでその声が聞けて幸せ」と感無量な想いを噛みしめると、「まだ遊び足りない人は、7月の『FNC BAND KINGDOM』に来てください。初めてのバンドだけのKINGDOM。ロックフェスみたいに盛り上がること間違いナシです」と告げ、「10年ぶりのZEPP TOURで全国を回って、最後に東京に帰ってきました。久しぶりに日本全国のBOICEに近い距離で会えて、初心を思い出しました。インディーズ時代に出した「Try Again Smile Again」から、最新曲の「LET IT SHINE」まで、僕たちの歴史を見せられたんじゃないかと思います。昔から応援してくれてた方も、最近好きになってくれた方も、僕たち自身も楽しめるライブをこれからも作っていきます。次のライブでも、10年後、20年後のライブでも、僕たちは皆さんの傍にいて、皆さんは僕たちの傍にいて。ずっと一緒に遊びましょう!」とファンに語りかけた。ジョンシンは「皆さんと同じ空間で、同じステージで、同じ音楽で一緒に熱くなれるのは幸せなこと。皆さんが楽しいときも、辛いときも、聞くと元気になる音楽を届けるので、僕たちをずっと応援してください。いつもありがとうございます」と感謝を伝え、ミンヒョクは「4月にツアーが始まり、もう6月。あっという間でした。いろいろな会場でたくさんのBOICEに会うたびにワクワクしたけれど、公演を終えるたびに「まだ終わらないで!」という気持ちに。今日はその気持ちが、いつもより強い気がします。こうして、「終わりたくない!」と思うライブこそ、良いライブだと思うので、この気持ちを胸に、すぐまた皆さんに会えるように準備したいと思います」とファンに誓った。

そしてヨンファの「14年経った今もまだ、CNBLUEは原石だと思います。これからも磨き続きけて、ダイヤモンドになりたいです。その日まで一緒に行きましょう! 次に会うまで、みなさんの毎日が栄光の日でありますように。最後に、皆さんと大きいワイパーを作りたいと思います」という号令の下、「Glory days」でファンが手を左右に大きく振ると、たちまち会場に多幸感が溢れ、ステージ上の3人にも笑顔が溢れた。

「Glory days」が終わっても鳴りやまないアンコールの声。「本当にもっと聞きたいですか?」とヨンファがファンに問いかけて、Wアンコールの用意を始めると、「Happy Birthday」の音楽と共に、ステージに花束とケーキが登場。ファンの歌う「Happy Birthday」と大きな拍手で、翌22日に誕生日を迎えるヨンファをサプライズで祝った。さらにヨンファの先導で、28日が誕生日のミンヒョクをアカペラの「Happy Birthday」で祝福すると、ヨンファは「誕生日なので」と、Wアンコールとして「YOU'RE SO FINE」と「Puzzle」を続けたが、さらに止まない拍手にヨンファが「もう1曲!」と叫び、「皆さんの笑顔が見たいから」と客電を上げて明るくなった
中、「SHAKE」でトリプルアンコールに応えた。

メンバーの兵役とコロナ禍でライブ活動が制限されていたCNBLUE。いよいよ、本格活動ののろしが上がった感のある原点回帰のZEPP TOUR。やはりCNBLUEはライブだと、改めて実感させられたツアーとなった。

今回のツアーの横浜、東京公演では、ヨンファがプロデュースを手掛け、6月26日に日韓同時デビューを果たした新人バンドHi-Fi Un!corn(ファイファイユニコーン)がオープニングアクトを務めた。今後のCNBLUEは、このHi-Fi Un!cornと、N.FlyingそしてFTISLANDと共に、事務所のバンドが総登場するフェス『FNC BAND KINGDOM 2023』(7月8日、9日@幕張メッセ幕張イベントホール)への出演が決まっている。

取材・文/坂本ゆかり
 

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