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Discography
The Walk to The Paradise Garden / フレデリック・ディーリアスの音楽~楽園への道
The Walk to The Paradise Garden / フレデリック・ディーリアスの音楽~楽園への道
2017.10.25 発売¥2,420(税込)/WPCS-13733
■盲目と全身麻痺に苦しみながら、音楽を書き続けた英国の孤高の作曲家、フレデリック・ディーリアス(1862-1934)。その音楽に感銘を受け、ディーリアスを救ったのは、ある若き作曲家、エリック・フェンビーだった。今回、そのフェンビーによる、晩年のディーリアスの姿を描いた伝記本の決定版「Delius As I knew Him」の日本語訳版の出版がアルテス・パブリッシングより11月初旬に決定。その発売やコンサートなどを含むディーリアス・プロジェクトが始動。
■ディーリアスは、英国の歌手、ケイト・ブッシュが「ディーリアス」という曲を発表したり、映画監督ケン・ラッセルもBBCで伝記映画を制作したりと、従来のクラシック・ファン以外のクリエイターたちにも深いインスピレーションを与えた存在。また、人生の大半を英国国外で過ごしたディーリアスは、1894年には、画家・ゴーギャンのスタジオを毎週訪れ、ここから、ムンク、ロダン、ミュシャなどを含むアーティスト達との交流の輪が広がっていったという、今でいうインフルエンサー的な存在でもあった。
■ 本コンピレーションCDは、英国音楽に詳しいライター、オヤマダアツシ監修、選曲。
ディーリアスはクラシック音楽史の表舞台で注目される作曲家ではないものの、カリスマ的人気を誇り、1960年代より数々の録音が発売(その多くは旧EMIより)され、日本でも確実にファンを増やしてきた。しかし現在はその多くが廃盤となったままである。ワーナー・クラシックスにのこっている伝記本の著者でディーリアスの弟子のフェンビーが補作し、演奏した貴重な音源も収録した決定版コンピレーション。
M-1 On Hearing the First Cuckoo in Spring / 春はじめてのカッコウを聞いて
M-2 La Calinda from Opera "Koanga"(Arr: Eric Fenby) / ラ・カリンダ~歌劇「コアンガ」より(エリック・フェンビー編)
M-3 A Mass of Life - Herauf! Nun Herauf / 「人生のミサ」第2部より 「登ってこい!さあ、登るのだ」
M-4 To be Sung of a Summer Night on the Water - Slow, but not dragging / 夏の夜、水の上にて歌える ゆっくりと、しかしだれることがないように
M-5 To be Sung of a Summer Night on the Water - Slow, but not dragging / 夏の夜、水の上にて歌える 楽しげに、しかし早くならずに
M-6 Intermezzo from "Fennimore and Gerda "(Arr.Eric Fenby) / 「フェニモアとゲルダ」間奏曲(エリック・フェンビー編)
M-7 Come, my Vernchen from Opera "A Village Romeo & Juliet " / 行こう、私のブレンツェン~歌劇「村のロメオとジュリエット
M-8 The Walk to the Paradise Garden - from Opera "A Village Romeo & Juliet / 間奏曲「楽園への道」~歌劇「村のロメオとジュリエット」より
M-9 Late Swallows from String Quartet(Arr.Eric Fenby) / 去りゆくつばめ(エリック・フェンビー編)
M-10 Violin Sonata No.3 - 2nd Movement / ヴァイオリン・ソナタ 第3番~第2楽章
M-11 Songs of Farewell - I Stand as on Some Mighty Eagle's Beak / 「告別の歌」より「なにか大きな鷲のくちばしの上にいるかのように佇んで」
M-12 A Song of Summer / 夏の歌
M-13 Brigg Fair(Traditional: edited by Percy Grainger) / イングランド民謡「ブリッグの定期市」(パーシー・グレインジャー編)
M-14 Serenade for Strings(for Delius' 60th Birthday) / 弦楽のためのセレナーデ(ディーリアスの60回目の誕生日のために)