Michel Corbozミシェル・コルボ

Discography

Fauré : Requiem / フォーレ: レクイエム、デュリュフレ: レクイエム<タワーレコード限定>

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Fauré : Requiem / フォーレ: レクイエム、デュリュフレ: レクイエム<タワーレコード限定>

  • ALBUM
  • SACD

2021.12.10 発売TDSA208

ミシェル・コルボ追悼企画。
この曲の代表的名盤であるコルボの最初の録音を新規で復刻。デュリュフレの自作自演盤も収録。
本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitで新たにデジタル化。
新規解説、歌詞対訳付
タワーレコード限定販売商品

2021年9月に亡くなったミシェル・コルボ(1934.2.14-2021.9.2)緊急追悼企画。コルボの代表的録音であるばかりでなく、数あるフォーレ:レクイエムの中でももっとも有名な盤と言える永遠の名盤を、今回の復刻のために新規で制作しました。ERAROレーベルの雰囲気を残した、品性の高い名演奏です。余白には定評あるデュリュフレの自身自演盤をカップリング。こちらも歴史的演奏です。デュリュフレは初SACD化。本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。

コルボは1989年に初めて日本を訪れて以来、特にラ・フォル・ジュルネでほぼ毎年客演を重ねていましたので演奏に接した方も多いと思います。ラ・フォル・ジュルネでは高齢だったにもかかわらず、毎回精力的な指揮を行っていました。音楽に対する真摯な姿に多くの方が感銘を受けたのではないでしょうか。「合唱指揮の神様」と評された姿は、晩年まで健在でした。ある時期、毎年コルボの指揮姿に接することが会期中の大きな楽しみであったことは確かで、今考えても貴重な機会だったと思います。尚、フォーレのレクエイムは上記の音楽祭でも演奏されました。

このフォーレは声楽・宗教音楽の分野では国際的に高い評価を得てきたコルボの代表的録音で、特にフォーレのレクイエムは初出以来、市販で何度も再発されてきた名盤中の名盤として知られた音源であり、SACD化も行われた有名な演奏です。現在では数多くの録音があるなかでも、このコルボ盤と旧EMIのクリュイタンス盤(当企画のTDSA194で2021年6月に発売)が今でも評価が高い歴史的名盤と言えるのではないでしょうか。アプローチは異なるため一概に比較するのは難しいですが、コルボ盤では特に合唱の統制が見事で、オーケストラとのバランス含め、楽曲として高いレベルで融合された一体感がより感じられます。また、この音源では透明感のあるボーイ・ソプラノをソリストに起用し大評判となりました。これ以降、特に合唱指揮者として国際的な名声を得たことで録音活動も活発になり、ERARO以外でも多くの録音を残すことになります。その後の活動に影響を大きく及ぼした記念碑的な音源として、この演奏は永く聴き継がれていくでしょう。この後も何度か再録音を行っていますが、やはりこのERATO盤は別格です。尚、今回はコルボの追悼盤ではありますが、余白にデュリュフレの自作自演盤をカップリングしています。ステレオ初期のERATO音源で歴史的に価値の高い貴重な演奏ですので、高音質で聴く重要な機会と捉えました。

このSACDでは、本国にあるオリジナルの2Chのアナログ・マスターテープから、192kHz/24bitでデジタル化を行ったフラットマスターを使用し最新でマスタリングを行っています。マスターは総じて整ったバランスであり、経年変化も少ない状態でした。そのため、極力オリジナルのバランスを重視し、音楽的な観点でのマスタリングを心掛けました。それにより楽器の距離感や奥行きなど見通しが良くなり、さらに定位が向上したことでストレスなく最上の演奏をお楽しみいただけます。尚、解説書には相場ひろ氏による新規文章を掲載しました。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください

【曲目】
1. ガブリエル・フォーレ:レクイエム 作品48
2. モーリス・デュリュフレ:レクイエム 作品9

【演奏】
アラン・クレマン(ボーイ・ソプラノ)
フィリップ・フッテンロッハー(バリトン)
サン・ピエール・オ・リアン・ド・ビュル聖歌隊(Preparee par Andre Corboz)
フィリップ・コルボ(オルガン)
ベルン交響楽団
ミシェル・コルボ(指揮)
(以上1)

エレーヌ・ブーヴィエ(メゾ・ソプラノ)
グザヴィエ・ドプラ(バス)
フィリップ・カイヤール合唱団
ステファヌ・カイヤ合唱団
マリー=マドレーヌ・デュリュフレ(オルガン)
ラムルー管弦楽団
モーリス・デュリュフレ(指揮)
(以上2)

【録音】
13, V.1972, Casino, Berne(1)
XI, 1958, Eglise St.Etienne-du-Mont, Paris(2)

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