オイストラフの名演奏による、ヴァイオリン協奏曲作品名曲。ラロはマルティノン指揮・フィルハーモニアO、ベートーヴェンとシベリウスは、シクステン・エールリンク指揮・ストックホルム祝祭Oとの共演。1954年録音。

名匠たちの共演！アラム・ハチャトゥリアン自身が指揮する、彼のヴァイオリン協奏曲。この作品は、1940年に初演を迎えた際に捧げられたデヴィッド・オイストラフによる演奏で知られ、その抒情性と超絶技巧が際立つ名曲です。ハチャトゥリアンとオイストラフの間に見られる明らかな信頼関係は、この録音を同作品の中で最も評価の高いものとしています。この録音には、オイストラフのお気に入りの伴奏者であるウラジーミル・ヤンポルスキーとともに演奏した現代室内楽の主要作品も収録されています。プロコフィエフ（オイストラフの依頼によりフルート・ソナタをヴァイオリン用に編曲）、シマノフスキ、そしてアラムの甥であるカレン・ハチャトゥリアンの作品が含まれています。

20世紀を代表するヴァイオリン・ソロイストであったダヴィド・オイストラフは、優れた室内楽奏者でもありました。ピアニストのレフ・オボリン、チェリストのスヴィアトスラフ・クヌシェヴィツキーとの長期にわたる共演により、「ダヴィド・オイストラフ・トリオ」と呼ばれることもあるこのトリオは、ピアノ三重奏曲のレパートリーにおいて重要な録音を残しました。この新リマスター盤では、彼らが演奏する初期ロマン主義の2つの主要な作品を聴くことができます。また、オイストラフとクヌシェヴィツキーは、ロシアの偉大な器楽奏者たちとともに、シューベルトの八重奏曲を演奏しています。 2023年リマスター音源使用