10月24日は、ダヴィッド・オイストラフの逝去50周年にあたり、彼のEMI録音すべてを収めた素晴らしいCDボックスセット（そして、ボックスの後半には、ブルーノ・モンサンジョンがキュレーションした貴重なライブ録音や初公開音源のコレクション）でその功績を称えます。これらの記念碑的な録音は、オリジナルテープから初めてHDリマスターされ、この伝説的な演奏家の比類なき音楽性が浮き彫りにされます。このアルバムには、長年のパートナーであるウラディミール・ヤンポルスキーと共演したベートーヴェン、フランク、モーツァルトなどの主要な室内楽録音が収録されています。また、タルティーニが悪魔にバイオリンを手渡されて演奏したという夢から着想を得た「悪魔のトリル」ソナタも含まれています。モーツァルトとタルティーニの作品のステレオ版は、今回初めてデジタルプラットフォーム向けに提供されます。

タルティーニ：ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」（クライスラー編）
モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ 第32番 変ロ長調 K.454
　　［演奏］ダヴィッド・オイストラフ（ヴァイオリン）
　　　　　　ウラディーミル・ヤンポルスキー（ピアノ）
　　［録音］16 & 17.II.1956, No. 1 Studio, Abbey Road, London (STEREO)
　　　※モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ第1楽章は、
　　　　　　　　　　　　既出のモノラル盤とは編集が異なります。

ベートーヴェン：ヴァイオリン・ソナタ 第3番 変ホ長調 Op.12-3
　　［演奏］ダヴィッド・オイストラフ（ヴァイオリン）
　　　　　　ウラディーミル・ヤンポルスキー（ピアノ）
　　［録音］19 & 20.V.1955, Salle coloniale, Brussels (MONO)

フランク：ヴァイオリン・ソナタ イ長調 
　　［演奏］ダヴィッド・オイストラフ（ヴァイオリン）
　　　　　　ウラディーミル・ヤンポルスキー（ピアノ）
　　［録音］8.VI.1954, Stockholm(MONO)