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『L.A.Woman』50周年記念、新たに制作された「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」の公式ミュージック・ビデオを公開

2021.12.4

ドアーズの『L.A.Woman』50周年記念デラックス・エディションの発売を記念して、このアルバムの最も象徴的な楽曲の一つである「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」の公式ミュージック・ビデオを初公開しました。
この「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」のミュージック・ビデオは、数々の賞を受賞した、デザイナーのBrendo GarciaとフォトグラファーのAdriano Gonfiantiniのチーム、BRENDO & GONFIANTINIが監督を務めました。このビデオには、曲の歌詞やバンドの歴史から引用された超現実的なイメージが盛り込まれており、ドアーズの公式YouTubeチャンネルで公開されています。
 
BRENDO & GONFIANTINIは、テレビシリーズ「マンダロリアン」(Disney+で公開されている「スター・ウォーズシリーズ」初となる実写ドラマ作品)に使われているのと同じ最新技術を使って、ブラジルで撮影しました。


↓ ブラジルのインフルエンサー、gabejoieが出演。

このビデオには、ジム・モリソンのお気に入りだったウェスト・ハリウッドのバー "Barney's Beanery "の看板や、"L.A.Woman"のアートワークのイメージを彷彿とさせる街灯に繋がれた女性など、ドアーズにまつわる様々な仕掛けが随所に散りばめられており、1968年から1970年にかけてモリソンが32号室に住んでいたアルタ・シエネガ・モーテルも登場します。


『L.A. WOMAN: 50TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION』は、ドアーズの長年のエンジニア兼ミキサーであるブルース・ボトニックによって新たにリマスターされたオリジナル・アルバムに加え、未発表のスタジオ・アウトテイクを収録した2枚のボーナス・ディスクと、オリジナル・アルバムのステレオ・ミックスを180グラムのアナログ盤に収めています。

珠玉の未発表曲の中には、サンセット・サウンド・スタジオで行われたアルバムの初期のレコーディング・セッションで撮影された「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」のオリジナル・デモが含まれています。このデモは、何十年も失われたものと思われていましたが、最近になってバンドの保管庫で何も書かれていないテープリールが発見されました。レコーディングはプロデューサーのポール・A・ロスチャイルドと行われましたが、ロスチャイルドはこの曲を "カクテル・ミュージック "と呼んだことで有名です。これをきっかけにロスチャイルドはプロジェクトを離れ、バンドはボトニックとの共同プロデュースを選択しました。

追加されたアウトテイクには、ジム・モリソン、ジョン・デンズモア、ロビー・クリーガー、レイ・マンザレクが、2人のミュージシャンを加えてスタジオで作業している様子が収められています。1人目はリズム・ギタリストのマーク・ベンノで、レオン・ラッセルと一緒にアサイラム・クワイアで活動していました。もう1人は、エルビス・プレスリーのTCBバンドのメンバーだったベーシストのジェリー・シェフ。

スタジオでは、技術的な完成度を高めるために何度もスタートとストップを繰り返すのではなく、より有機的なアプローチでレコーディングを行ったとボトニックは言います。アウトテイクの中には、モリソンがかつて「オリジナル・ブルース」と表現したような古典的なブルースの曲、ジュニア・パーカーの「Mystery Train」、ジョン・リー・フッカーの「Crawling King Snake」、ビッグ・ジョー・ウィリアムスの「Baby Please Don't Go」、そしてリー・ドーシーが1966年に発表したファンキーな名曲「Get Out Of My Life Woman」などを、バンドが楽しそうに演奏しているのを聴くことができます。

ベテランのロック・ジャーナリストであるデビッド・フリック氏は、このアルバムの膨大なライナーノーツの中で、リリースの数ヵ月後にパリで亡くなったモリソンとの最後の共演となったこのアルバムの制作過程を探り、次のように綴っています。「モリソンがドアーズに戻ってくることはなかったかもしれない。しかし、彼の死によって、『L.A. WOMAN』は再生、達成、そしてフィナーレを一度に実現した。モリソンが約束したように、ブルースでもあり、オリジナル・ブルースでもある。50年経った今でも、このような作品はでてきていない」。

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