デュシャーブルは1952年生まれのフランスのピアニスト。ジョゼフ・ベンヴェヌーティやクロード・パスカル、ジャン・ユボーなどに師事。超絶技巧を誇るピアニストですが、1968年のエリーザベト王妃国際コンクールで16歳で入賞したほかは、あまり華やかな履歴はありませんが、ルービンシュタインが「若手の中で私が理想とするピアニスト」と絶賛し、その支持を得て演奏活動を開始しました。楽譜から情報を抜き出し構成し解釈を展開し、主観的な表現を極力排除されたショパン演奏です。 88トラック／約4時間30分収録

《主観的な表現を極力排除された独自のショパン演奏》  

デュシャーブルは1952年生まれのフランスのピアニスト。ジョゼフ・ベンヴェヌーティやクロード・パスカル、ジャン・ユボーなどに師事。超絶技巧を誇るピアニストですが、1968年のエリーザベト王妃国際コンクールで16歳で入賞したほかは、あまり華やかな履歴はありませんが、ルービンシュタインが「若手の中で私が理想とするピアニスト」と絶賛し、その支持を得て演奏活動を開始しました。楽譜から情報を抜き出し構成し解釈を展開し、主観的な表現を極力排除されたショパン演奏です。

フレデリック・ロデオン・ディスコグラフィ　 同世代のフランスの二人の名手によるショパンのチェロとピアノのためのオリジナル作品集、1981年録音。  

デュシャーブルの初期の録音で、サン＝サーンスの余り知られない別の天才ぶりを発揮した練習曲の2セットの他に、マズルカ、ワルツ（2曲）、超絶技巧の「アレグロ・アパッショナート」を収録、1979年録音。 オリジナル・マスターテープより、2021年、24bit/192kHzリマスター音源使用

「フランスのピアニストたち」シリーズ フランス・ピアノ界のアンファン・テリブルであり型破りな存在だったドゥシャーブルはステージと録音で大成功をおさめながら、突然その世界を離れている。20年間に及びEMIとエラートへロマン派作品に特化した録音を残した。卓越した技巧とショパン作品への親和性を示した2つのソナタ。1984年録音。

「フランスのピアニストたち」シリーズ　 フランス・ピアノ界のアンファン・テリブルであり型破りな存在だったドゥシャーブルはステージと録音で大成功をおさめながら、突然その世界を離れている。20年間に及びEMIとエラートへロマン派作品に特化した録音を残した。ショパン、ブラームスと並んでリストは彼の「聖なる三角関係」を構成するレパートリー。怯むほどの超絶技巧の作品での達成度の高さを誇る録音。リストがローマ近郊のドメニコ修道院で触発された2曲の「伝説」も収録。1998年録音。

フランス・ピアノ界のアンファン・テリブルであり型破りな存在だったデュシャーブルはステージと録音で大成功をおさめながら、突然その世界を離れている。20年間に及びEMIとエラートへロマン派作品に特化した録音を残した。ブラームスの大作がまとめられ、彼のピアニストとしての音楽性が如実に示されています。1989年録音。

デュシャーブルの個性が光るベートーヴェンの名ソナタの演奏。明晰な音、弱音の美しさ、陰影に富んだニュアンスの豊かさ。豪快さと繊細さを兼ね備えた、新鮮なベートーヴェン像が浮かび上がってきます。  

クラリネットは、より燃えるようなピアノの上でややまろやかな音色で歌います。2人の合意は完全に調和しており、お互いを完全に理解しあった叙情的で熱烈な演奏。