ジャック＝マルタン・オットテール（ルイ14世の室内楽団の楽士となる前にローマに滞在していたことから「ローマ人」と呼ばれた）は、当時の最高のフルート奏者であり理論家でした。非常に古い木管楽器製作者の家系に生まれた彼の1707年の著書『横笛、リコーダーおよびオーボエの原理』は、ヨーロッパ全土で音楽文献の絶対的な参考書とされていました。彼の2024年の350回目の誕生日を9月29日に祝うため（なお、別の資料では1673年生まれともされています）、1712年に発表された2本のリコーダーと通奏低音のために書かれた6つの生き生きとしたダンサブルなトリオ・ソナタの演奏を、初めてデジタル配信パートナー向けにリリースします。この演奏は、著名なケース・ブッケ、ワルター・ファン・ハウヴェ、ボブ・ファン・アスペレン、ウォウター・メラーによる「クアドロ・オットテール」によって行われ、フランス・ブリュッヘンとケース・ブッケによる2本のリコーダーのための組曲も収録。