Gallowsギャロウズ

Profile

Frank Carter/フランク・カーター (vocals)
Steph Carter/ステフ・カーター (guitars/vocals)
Laurent Barnard/ローレント・バーナード (guitars/keys/vocals)
Stuart Gili-Ross/スチュアート・ジリ-ロス (bass)
Lee Barratt/リー・バラット (drums)

Gallowsは、ここ数年の間でUKパンク/ハードコア・シーンから飛び出した最もエキサイティングなバンド。2005年初頭にロンドン近郊のウォトフォードで結成された5人組。
2006年にインディーよりデビュー・アルバム『Orchestra Of Wolves』をリリース。RefusedやAt The Drive In、そしてJR Ewingといった先駆者たちにインスピレーションを受けた『Orchestra Of Wolves』は、怒りと醜さに満ちた時代のための、怒りに満ちた醜いアルバムであった。その作品は、身振りばかりの流行者にうんざりしていた同世代の音楽ファンのイマジネーションを捕らえた。ピストルズ/クラッシュ/スペシャルがいた時代以降、英国からは、そこまでスリリングで信頼できるバンドは出てこなかったからである。1枚のアルバムしか出してないにも関わらず、ギャロウズは英国のハードコア・シーンが生み出したものの中で最も成功したバンドとなった。2007年に英国はワーナー・ミュージック、そして米国ではエピタフとの契約を手にし、このデビュー・アルバムはメジャーより再発される。エピタフのオーナーを務めるブレット・ガーヴィッツに「イギリス発、ピストルズ以来の衝撃」と言わしめた彼等に待っていたのは、雑誌の表紙、TV出演、大規模なUSツアー、そしてグライム・アーティストのLethal Bizzleと一緒にコラボレーションした都会の不安を描いたThe Rutsの名曲、Staring At The Rude Bois」のカヴァーであった。英Kerrang!、NME誌等の英メディアでも大絶賛され、NME誌が毎年選ぶCOOL LIST”の2007年度でも、ヴォーカルのフランク・カーターが堂々の1位を獲得し表紙を飾っている。殆どのバンドはこうした新たな機会を、金を手にするチャンスとして捉え、トップ10欲しさにトーン・ダウンしてしまう。しかしギャロウズは、そんな殆どのバンドとは違う。そうする代わりに彼らは『Grey Britain』で正反対の方向に行った。よりハードに、よりヘヴィに、よりラウドに、そしてより荒涼に。パンク・ロックが復活した。

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