Hayley Kiyokoヘイリー・キヨコ

Profile

シンガー、ソングライター、ダンサー、女優としてマルチな才能を発揮している、日系アメリカ人アーティスト、Hayley Kiyoko(ヘイリー・キヨコ)。親友に恋する女子心を描いたインディー・シングル「Girls Like Girls」で注目を集め、2016年にアトランティックからの第1弾EP『CITRINE』をリリースした彼女は、ニューアーティストの期待度ランキングでもあるBillboardの”Heatseekers"チャートの5位を獲得し、Rolling Stoneの「今知っておくべき新人10人」にも選ばれている他、自分のミュージック・ビデオの監督を自ら務めていることも話題となっている。

ヘイリーが大きな注目を集めているのは、その時にダンサブルで時にメランコリックなシンセ・ポップなサウンドだけではなく、”親友の女の子に友情以上な気持ちを持つ女子”など、LGBTのティーンの恋愛や悩みをリアルに綴っていること。デビューEP『CITRINE』を制作しているとき、彼女は、自分の本質は”真実を語り、ストーリーを語ると同時に、風変わりな、時にポップ・ミュージックではタブーとされる事柄に触れる”ことにあるのだと気付いたという。また自分の作った曲のミュージック・ビデオも自ら監督することについてはこうも語っている:「監督することと音楽を作ることは、どっちも一つのヴィジョンをもって、それを実現するもの。私の中では、その二つは一緒にやってくるのよ」

期待のニュー・アーティストとして注目度も急上昇中している中の2018年3月、待望のデビュー・フル・アルバム『EXPECTATIONS』をリリース。 「自分の音楽を聴いた人が、自分は1人じゃない、仲間がいるんだって感じて欲しい。幸せなことも、悲しいこと、喪失や愛も何もかも感じていいんだって見せたいのよ。他の人が自分を美しいとか、素晴らしいとか思えるように勇気づける若い女性に、そんな人に私はなりたいの」 そう訴える彼女は、今“生きづらさ”を感じているティーンたちの”新時代のロール・モデル”なのかも知れない――マルチな才能を持つヘイリーは、いま虹色の大輪の花を咲かせる。

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