Jean Rondeauジャン・ロンドー
Discography
Louis Couperin: The Complete Works (10CD + 1DVD) / ルイ・クープラン作品全集 (10CD + 1DVD:日本語解説書付)【輸入盤】

Louis Couperin: The Complete Works (10CD + 1DVD) / ルイ・クープラン作品全集 (10CD + 1DVD:日本語解説書付)【輸入盤】
2025.11.14 発売/2173.283719
ルイ・クープラン生誕400年記念
鬼才チェンバロ奏者ジャン・ロンドーによる現存する全作品を網羅するだけでなく、ルイ・クープランが敬愛した師や、彼に続く弟子たちの作品も収録し、永遠に響くルイ・クープランの詩学を紐解いた、前例のない全集。
鬼才チェンバロ奏者ジャン・ロンドーによる現存する全作品を網羅するだけでなく、ルイ・クープランが敬愛した師や、彼に続く弟子たちの作品も収録し、永遠に響くルイ・クープランの詩学を紐解いた、前例のない全集。
ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・帯付き
※日本語解説書には、ジャン・ロンドーによるルイ・クープラン、作品解説、使用楽器、このアルバムへの取り組みなどについての全文日本語訳、矢澤孝樹氏による書下ろし解説を掲載(全約36ページ予定)
ルイ・クープランという人物
17世紀半ば、フランス宮廷文化がルイ14世の治世のもとで黄金期を迎える直前、その音楽界に新たな光をもたらした人物がいました。その名はルイ・クープラン(1626?–1661)。彼は、後に「大クープラン」として知られるフランソワ・クープランの大叔父にあたり、クープラン家の音楽的伝統の礎を築きました。生年や幼少期については詳しくわかっていませんが、パリ近郊のショワジー=ル=ロワに生まれ、若くして非凡な才能を示したと伝えられています。1640年代半ば、フランス宮廷に仕えていたドイツ出身のオルガニスト、ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエールに見出されてパリへと進出。サン=ジェルヴェ教会のオルガニストに就任し、音楽家としての名声を一気に高めました。
作風と革新性
ルイ・クープランの作品はチェンバロとオルガンが中心ですが、その作風は、当時のフランス様式にイタリア音楽の要素を融合させた点で革新的でした。フランス的な装飾音の繊細さと、イタリア音楽の影響を受けた自由な構成とが共存し、舞曲、プレリュード、シャコンヌ、パッサカリアといった形式の枠を軽やかに越えています。特に、前奏曲において拍子に縛られずに書かれた「プレリュード・ノン・ムジュレ」の書法は、後のフランソワ・クープランやダングルベールらの時代を先取りするものでした。また、オルガン作品においても彼の革新性は際立っています。短調を多用した陰影に富む和声、遠隔調への大胆な転調、そして旋律と低音の流れるような絡み合いは、聴く者の心に独特の静けさと緊張感を同時にもたらします。
夭折とその後
しかし、その輝かしい活動期間はあまりにも短いものでした。1661年、35歳前後という若さで亡くなった彼は、フランス音楽に新たな可能性を示したまま、この世を去りました。遺された作品は写本として弟子や家族に受け継がれ、数十年後、甥にあたるフランソワ・クープランがその精神を継承し、フランスのバロック音楽をひとつの頂点へと導いていくこととなります。
ジャン・ロンドーの挑戦
ジャン・ロンドーは、この偉大なる先駆者に最大限の敬意を払い、本プロジェクトについて「ルイ・クープランは、チェンバロとオルガンを誰も成し得なかった方法で歌わせ、響かせる術を知っていました。そして、おそらく彼以降、この境地に達した者はいないでしょう。鍵盤奏者としての人生における最も重要な仕事のひとつ」と語っています。
この全集の製作のためにロンドーはコンサート活動を一時中止し、2024年の8か月間に集中的に録音。ウンターリンデン美術館所蔵の1624年ルッカース製の名器を中心にし、復元された最良のチェンバロ計5台、歴史的オルガン2台を使用し、最適な音響の会場(教会)で、2本(LR)のマイクのみを使用して録音されています。
また現存する彼の全作品を網羅するだけでなく、ルイ・クープランが敬愛した師や、彼に続く弟子たちの作品も収録し、ロンドーしか成しえないような独自に編み出しされた組曲なども含む、前例のない全集です。共演者には、ヴィオラ・ダ・ガンバの詩人と称されるフィリップ・ピエルロやリュシル・ブーランジェとリチェルカール・コンソート、深い表現力を誇るメゾ・ソプラノのリュシル・リシャルド、アナイス・ベルトランといった古楽に精通した演奏家が名を連ねています。全10枚のCDと貴重な映像を収めた特典DVDという構成は、単なる録音集という域を超え、一つの音楽的記念碑として結実しました。
コンサートと映像による展開
2026年の生誕400周年を前に、このプロジェクトはヨーロッパ各地での演奏会と共に展開されます。2025年9月のユトレヒト古楽祭を皮切りに、11月にはフィラルモニ・ド・パリでの6公演、そしてロンドンのウィグモア・ホール、ラ・ショー=ド=フォン、ハンブルクのエルプ・フィルハーモニー、サブレ音楽祭へと続く華麗なツアーが予定されています。2025年11月には、ARTEによるドキュメンタリーが放送予定。そして2026年3月来日し、ここに収録された作品も演奏。
ボーナスDVDとその意義
ボーナスDVD(66分、エルワン・リコルドー監督)には、コルマールのウンターリンデン美術館で撮影されたロンドーの演奏と語りが収められています。歴史的な楽器の紹介や、ルイ・クープランへの限りない敬愛、そして彼の音楽の核心に迫る洞察が、映像と音声によって立体的に描き出されます。この映像は、音楽と演奏者の精神的なつながりを、聴き手に深く感じさせてくれることでしょう。(DVDは、NTSC/ Region-free / Stereo PCM 2.0/フランス語(字幕:英語のみ))
永遠の響きへ
累計3390万回を超えるストリーミング再生数が示すように、ルイ・クープランの音楽は、4世紀の時を経た今もなお、国境を越えて人々を魅了し続けています。アメリカ、フランス、日本、ドイツ、イギリスなど、世界中でその響きは新たな生命力を放っているのです。ルイ・クープランが生きた時代から変わらず、音楽は静かに、しかし確かに時代を超えて響き渡ります。この全集は、その永遠の響きを手に取ることができる決定版と言えるでしょう
オリジナル・ブックレット
付属の150ページのオリジナル・ブックレットには、全文ジャン・ロンドー自身によるルイ・クープラン、作品、使用楽器、このアルバムへの取り組みなどについての解説(仏語、英語)、楽器や演奏風景写真など多数掲載。日本語解説書には、ジャン・ロンドーによるオリジナル・ブックレット掲載全文日本語訳、矢澤孝樹氏による書下ろし解説を掲載(全約36ページ予定)。
【演奏者】
ジャン・ロンドー(チェンバロ、オルガン)
アナイス・ベルトラン(メゾ・ソプラノ)
リュシル・ブーランジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
クロティルド・カントー(ソプラノ)
セシル・ダルモン(メゾ・ソプラノ)
マティアス・フェレ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
エルザ・フランク(オーボエ)
ピエール・ガロン(オルガン)
ヴィクトール・フリアン・リンコン・ウルタド(オーボエ)
アンナ・ラチェジ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
レミ・レコルシェ(サックバット)
アドリアン・マビール(コルネット)
ジェレミー・パパセルジョ(ドゥルシアン)
ロバン・ファロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アドリアン・ルボワソン(オーボエ)
リュシル・リシャルド(メゾ・ソプラノ)
ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ティボー・ルセル(テオルボ)
【収録予定曲】
CD 1
ルイ・クープラン (1626-1661)
組曲 ニ調
1 ) プレリュード 1
2 ) アルマンド 35
3 ) クーラント 42
4 ) クーラント 43
5 ) サラバンド 49
6 ) カナリー 52
7 ) サラバンド 51
8 ) シャコンヌ《嘆き》 57
エヌモン・ゴーティエ (通称、老ゴーティエ:1575-1651)
9 ) メザンジョー氏のトンボ―(ロンドー編)
ルイ・クープラン
組曲 イ調
10 ) フローベルガー氏の模倣によるプレリュード 6
11 ) アルマンド 100
12 ) ピエモンテ102
13 ) クーラント 103
14 ) サラバンド 109
15 ) クーラント《可愛い人》 105
16 ) サラバンド 23
組曲 ヘ調
17 ) プレリュード 13
18 ) 荘重なアルマンド 67
19 ) クーラント 69
20 ) バスク風ブランル 73
21 ) サラバンド 74
22 ) シャコンヌ 78
23 ) ブランクロシェ氏のトンボ― 81
ジャン・ロンドー
ハンス・ルッカース2世1624年製作チェンバロ
(フランス、コルマール、ウンターリンデン美術館所蔵)
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CD 2
ルイ・クープラン (1626-1661)
1 ) プレリュード OL 46(ロンドー編)
2 ) クープラン氏によるヴィオールのための幻想曲
3 ) クープラン氏によるヴィオール幻想曲
4 ) クープラン氏のサンフォニー
5 ) ヴォルト 53(ピエルロ編)
6 ) シャコンヌ 55(ピエルロ編)
マラン・マレ (1656-1728)
組曲 ロ調
7 ) プレリュード(ロンドー編)
ルイ・クープラン
8 ) アルマンド 115
9 ) クーラント 116
10 ) サラバンド 117
11 ) パヴァン 120(ピエルロ編)
12 ) クープラン氏のサンフォニー
13 ) ピエモンテ 102(ピエルロ編)
組曲 ト調
14 ) プレリュード 4
15 ) アルマンド 82
16 ) クーラント 85
17 ) サラバンド 97
18 ) パッサカーユまたはシャコンヌ 96
19 ) 幻想曲
20 ) 幻想曲 (別稿)
21 ) カリヨン 141
22 ) パリのカリヨン 140(第1カリヨンの4声版)
組曲 ヘ調(ピエルロ編)
23 ) クープラン氏のサンフォニー
24 ) アルマンド 66
25 ) クーラント 69
26 ) サラバンド 74
27 ) ブランクロシェ氏のトンボ― 81
リチェルカール・コンソート (tracks 2-6,11-13,19-27)
フィリップ・ピエルロ(トレブル・ヴィオール&芸術監督)
ジャン・ロンドー
ブルース・ケネディ製作、ブランシェ・チェンバロ
(イタリア、カステルムツィオ2011)
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CD 3
ルイ・クープラン (1626-1661)
組曲 ヘ調
1 ) プレリュード 12
2 ) アルマンド 66
3 ) クーラント 68
4 ) サラバンド 72
5 ) クーラント 71
6 ) サラバンド 44
7 ) ジーグ 76
8 ) シャコンヌ 80
9 ) ブランクロシェ氏のトンボ― 81
組曲 ハ調
10 ) プレリュード 128
11 ) アルマンド《才女》 30
12 ) クーラント 31
13 ) クーラント 86
14 ) サラバンド 32
15 ) サラバンド 24
16 ) ジーグ 33
17 ) シャコンヌ《羊飼いの娘(せきれい)》34
組曲 イ調
18 ) アルマンド(オールドハム写本)
19 ) クーラント(オールドハム写本)
20 ) もう一つのクーラント(オールドハム写本)
21 ) サラバンド 109
ジャン=アンリ・ダングルベール (1629-1691)
22 ) シャンボニエール氏のトンボ―(非常にゆるやかに)
ジャン・ロンドー
ブルース・ケネディ製作、ブランシェ・チェンバロ
(イタリア、カステルムツィオ2011)
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CD 4
ギヨーム=ガブリエル・ニヴェル (1632-1714)
1 ) 《パンジェ・リングァ・グロリオージ》
ルイ・クープラン (1626-1661)
2 ) パヴァン 120(ロンドー編)
3 ) フーガ OL 62
作者不詳
4 ) 6声のパヴァン(ウプサラ写本)
ルイ・クープラン
5 ) クロモルヌによる幻想曲 OL 57
ルイ・クープラン / ギヨーム=ガブリエル・ニヴェル
6 ) 《パンジェ・リングァ》(低音声部による)OL 34
7 ) 《最後の晩餐の夜に》
8 ) 《パンジェ・リングァ》 OL 35
9 ) 《大いなる秘跡》
10 )《パンジェ・リングァ》 OL 36
ルイ・クープラン
11 ) 反行フーガ OL 60
12 ) 幻想曲《不協和音》 OL 1
13 ) 《聖ヨハネ賛歌》 OL 31
14 ) 《聖ヨハネ賛歌》 OL 32
15 ) 幻想曲 OL 70
16. 復活祭日のための招呼句(Invitatoire) OL 51
ルイ・クープラン / ギヨーム=ガブリエル・ニヴェル
17 ) 《小羊の聖餐を準備し》
18 ) 《小羊の聖餐を準備し》 OL 54
19 ) (小羊の聖餐を準備し) 第3ヴェルセ OL 55
20 ) 《キリストは墓から甦られた》
21 ) 《すべてのものの創り主よ》
エヌモン・ゴーティエ (通称、老ゴーティエ:1575-1651)
22 ) メザンジョー氏のトンボ―(ファロ編)
ジャン・ロンドー
ギヨーム・レスリエ 1631年製作オルガン
(フランス、ボルベック、サン・ミッシェル教会)
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CD 5
ルイ・クープラン (1626-1661)
1 ) プレリュード 7
ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー (1616-1667)
2 ) トッカータ第2番(1649年版)
ルイ・クープラン
組曲 ニ調
3 ) アルマンド 35
4 ) クーラント 41
5 ) サラバンド 45
6 ) ヴォルト 53
7 ) ジーグ 122
8 ) カノンによるサラバンド 47
9 ) 幻想曲《不協和音》 OL 1(ロンドー編)
組曲 ホ調
10 ) プレリュード 14
11 ) 平和のアルマンド 63
12 ) クーラント 64
13 ) クーラント 92
14 ) サラバンド 65
15 ) パヴァン 120
組曲 ハ調
16 ) プレリュード 9
17 ) アルマンド 15
18 ) クーラント 18
19 ) サラバンド 25
20 ) クーラント 19
21 ) サラバンド 22
22 ) パッサカーユ 27
フランソワ・デュフォー (1604-1672)
23 ) ブランクロシェ氏のトンボ―(ロンドー編)
ジャン・ロンドー
フィリップ・ユモー製作イタリアン・モデルによるチェンバロ
(フランス、バルバスト、2014:tracks 1–14)
ハンス・ルッカース2世 1624年製作チェンバロ
(フランス、コルマール、ウンターリンデン美術館所蔵:tracks 15–23)
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CD 6
エティエンヌ・ル・モワーヌ (1624-1689)
1 ) ル・モワーヌ氏のプレリュード(クラクフ写本)
ルイ・クープラン (1626-1661)
2 ) 幻想曲《不協和音》OL 1
3 ) 幻想曲 OL 2
4 ) 幻想曲 OL 12
5 ) デュオ OL 14
6 ) フーガ OL 11
7 ) 幻想曲 OL 13
8 ) 《めでたし海の星》OL 9
9 ) クープラン氏による幻想曲 OL 15
10 ) クープラン氏によるデュオ OL 16
11 ) 《使徒たちの悲歌》 OL 40
12 ) 詩篇第137篇(ロンドー編)
13 ) 詩篇第138篇(ロンドー編)
14 ) バスク風ブランル 73(ロンドー編)
15 ) カリヨン 139
16 ) 幻想曲 OL 25
17 ) 幻想曲 OL 27
18 ) 幻想曲 OL 21
19 ) ピエモンテ G.102(ロンドー編)
20 ) 幻想曲 OL 23
21 ) 幻想曲 OL 22
22 ) クロモルヌによるフーガ OL 20
23 ) 《祝福されしエルサレムの町》による厳粛なフーガ OL 3
24 ) 《祝福されしエルサレムの町》の主題による別稿のフーガ OL 4
25 ) 《祝福されしエルサレムの町》(アルト声部を右手親指で弾く) OL 5
26 ) フーガ OL 17
27 ) フーガ(大オルガンのティエルス・ストップで、
トランブランを使用し、非常に遅く弾かれるべき) OL 29
28 ) 《星々の優しき創り主》(アルト声部を右手親指で弾く、またはトリオで) OL 6
29 ) 《星々の優しき創り主》(アルト声部に定旋律が置かれたトリオ) OL 7
30 ) 《星々の優しき創り主》(ソプラノ2声によるトリオ) OL 8
31 ) 幻想曲 OL 66
32 ) 幻想曲 OL 67
33 ) 幻想曲 OL 68
34 ) 《世の救い主イエス》 OL 39
35 ) サラバンド 23(ロンドー編曲)
ロベール・ド・ヴィゼー (1652-1730)
36 ) 嘆き、またはヴィゼー嬢たちのトンボ―
ジャン・ロンドー
ジャン・ド・ヴィレール & ジャック・カルージュ 1663年製作オルガン
(フランス、ジュヴィニー、ノートルダム教会)
リュシル・ブーランジェ(トレブル&バス・ヴィオール:tracks 1, 12, 13 & 35)
ティボー・ルセル(テオルボ:track 36)
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CD 7
ルイ・クープラン (1626-1661)
組曲 ニ調
1 ) プレリュード 2
2 ) アルマンド 58
3 ) クーラント 59
4 ) サラバンド 60
5 ) クーラント 38
6 ) サラバンド 46
7 ) ガイヤルド 61
8 ) シャコンヌ 62
アンリ・デュモン (1610-1684)
9 ) デュモン氏のパヴァン(バウイン写本)
ニコラ・ルベーグ (1631-1702)
組曲 ニ調
10 ) プレリュード
ルイ・クープラン
11 ) アルマンド 36
12 ) 3種の曲想を持つ小曲集 37
13 ) クーラント 39
14 ) クーラント 40
15 ) サラバンド 48
16 ) サラバンド 56
17 ) ガヴォット 124
18 ) パストゥレル 54
19 ) シャコンヌ 55
組曲 ハ調
20 ) プレリュード II
21 ) アルマンド 15
22 ) クーラント 16
23 ) サラバンド 28
24 ) リゴードンとドゥーブル 127
25 ) ルベーグ氏のガヴォットとクープラン氏のドゥーブル 131
ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー (1616-1667)
26 ) パリにて作曲された《ブランクロシエェ氏の死を悼むトンボ―》
ジャン・ロンドー
ブルース・ケネディ製作、クーシェ・チェンバロ
(イタリア、カステルムツィオ 2009)
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CD 8
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール (1602-1672)
1 ) パヴァン
ルイ・クープラン (1626-1661)
2 ) プレリュード 3
3 ) パッサカーユ 98
組曲 ト調
4 ) プレリュード 129
5 ) アルマンド 83
6 ) クーラント 84
7 ) サラバンド 87
8 ) クーラント 91
9 ) ガイヤルド 88
10 ) シャコンヌ 89
11 ) プレリュード OL 46
12 ) 幻想曲 OL 47
13 ) 幻想曲 OL 48
14 ) 幻想曲 OL 49
15 ) フーガ OL 18
16 ) フーガ OL 19
17 ) 幻想曲 OL 24
18 ) 幻想曲 OL 26
19 ) フーガ OL 28
20 ) 幻想曲 OL 30
組曲 ト調
21 ) プレリュード 5
22 ) アルマンド 93
23 ) クーラント 94
24 ) アルマンド 118
25 ) クーラント 90
26 ) サラバンド 95
27 ) シャコンヌ 121
エヌモン・ゴーティエ (通称、老ゴーティエ:1575-1651)
28 ) メザンジョー氏のトンボ―(ロンドー編)
ジャン・ロンドー
ブルース・ケネディ製作、クーシェ・チェンバロ (tracks 1–3)
ダヴィッド・レイ製作、ティボー・チェンバロ (tracks 4–10 & 21–27)
ジャン・ド・ヴィレール & ジャック・カルージュ 1663年製作オルガン (tracks 11–20)
ハンス・ルッカースII 1624年製作チェンバロ (track 28)
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CD 9
ルイ・クープラン (1626-1661)
組曲 イ調
1 ) プレリュード 7
2 ) アルマンド 99
3 ) クーラント 104
4 ) クーラント 106
5 ) サラバンド 108
6 ) サラバンド 110
7 ) ポワトゥーのメヌエットとそのドゥーブル 111
8 ) アルデル氏のガヴォットとクープラン氏によるドゥーブル 125
組曲 ハ調
9 ) プレリュード 10
10. 《修道院》— シャンボニエール氏のアルマンドと
クープラン氏によるドゥーブル 126
11 ) クーラント 17
12 ) サラバンド 20
13 ) サラバンド 21
14 ) メヌエット 29
15 ) シャコンヌ 26
組曲 ヘ調
16 ) アルマンド 67
17 ) クーラント 70
18 ) クーラント 119
19 ) サラバンド 75
20 ) サラバンド 50
21 ) ガイヤルド 77
22 ) ジーグ 79
23 ) シャコンヌ(シャンボニエール/ルイ・クープラン — バウイン写本)
組曲 イ調
24 ) プレリュード 8
25 ) アルマンド《愛想の良さ》 101
26 ) クーラント 112
27 ) サラバンド 113
28 ) サラバンド 107
29 ) ジーグ 114
30 ) パヴァン 120
ジャン・ロンドー
ダヴィッド・レイ製作、ティボー・チェンバロ
(スイス、ベルン、1998)
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CD 10
ルイ・クープラン (1626-1661) / ギヨーム=ガブリエル・ニヴェル (1632-1714)
1 ) 《太陽の昇る地平から》
2 ) 《太陽の昇る地平から》 OL 41
3 ) 《清らかな母の胎内へ》
4 ) 《太陽の昇る地平から》 OL 42
5 ) 《王をお産みになった方》
6 ) 《太陽の昇る地平から》 OL 43
7 ) 《天の群れは歓喜する》
8 ) 《太陽の昇る地平から》 OL 44
9 ) 《太陽の昇る地平から》 OL 45
ルイ・クープラン
10 ) 大オルガンのティエルスによるフーガ OL 63
11 ) フーガ OL 61
12 ) 《この主の信仰者》 OL 33
13 ) 幻想曲 OL 59
14 ) オーボエの音色による幻想曲
15 ) 同音色による幻想曲
16 ) クロモルヌによるフーガ OL 65
17 ) ティエルスによるフーガ OL 64
18 ) 大オルガンのティエルスによる幻想曲(トランブラン・レントによる) OL 58
19 ) 三位一体のための招呼句(Invitatoire) OL 52
20 ) 幻想曲 OL 56
21 ) 幻想曲 OL 69
ルイ・クープラン / ギヨーム=ガブリエル・ニヴェル
22 ) 《天の元后》 OL 50
23 ) 《天の元后》
24 ) 聖体の祝日のための招呼句 OL 53
ミシェル・マズエル (1603-1676)
25 ) アルマンド(組曲第13番より)
ルイ・クープラン
26 ) 《めでたし海の星》 OL 10
27 ) 《祝福された喜びが我らに》 OL 37
28 ) 《祝福された喜びが我らに》 トリオ版 OL 38
29 ) プレリュード OL 46
ジャン・ロンドー
ギヨーム・レスリエ 1631年製作オルガン
(フランス、ボルベック、サン・ミッシェル教会)
※ 組曲は、ジャン・ロンドーによって独自に長調/短調無しの調性によって編み出されたもののため、長調/短調の記載はありません。
※ デジタル配信版は、Qobuz以外は、各ディスクごとに配信(下方↓にリンク)
※日本語解説書には、ジャン・ロンドーによるルイ・クープラン、作品解説、使用楽器、このアルバムへの取り組みなどについての全文日本語訳、矢澤孝樹氏による書下ろし解説を掲載(全約36ページ予定)
ルイ・クープランという人物
17世紀半ば、フランス宮廷文化がルイ14世の治世のもとで黄金期を迎える直前、その音楽界に新たな光をもたらした人物がいました。その名はルイ・クープラン(1626?–1661)。彼は、後に「大クープラン」として知られるフランソワ・クープランの大叔父にあたり、クープラン家の音楽的伝統の礎を築きました。生年や幼少期については詳しくわかっていませんが、パリ近郊のショワジー=ル=ロワに生まれ、若くして非凡な才能を示したと伝えられています。1640年代半ば、フランス宮廷に仕えていたドイツ出身のオルガニスト、ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエールに見出されてパリへと進出。サン=ジェルヴェ教会のオルガニストに就任し、音楽家としての名声を一気に高めました。
作風と革新性
ルイ・クープランの作品はチェンバロとオルガンが中心ですが、その作風は、当時のフランス様式にイタリア音楽の要素を融合させた点で革新的でした。フランス的な装飾音の繊細さと、イタリア音楽の影響を受けた自由な構成とが共存し、舞曲、プレリュード、シャコンヌ、パッサカリアといった形式の枠を軽やかに越えています。特に、前奏曲において拍子に縛られずに書かれた「プレリュード・ノン・ムジュレ」の書法は、後のフランソワ・クープランやダングルベールらの時代を先取りするものでした。また、オルガン作品においても彼の革新性は際立っています。短調を多用した陰影に富む和声、遠隔調への大胆な転調、そして旋律と低音の流れるような絡み合いは、聴く者の心に独特の静けさと緊張感を同時にもたらします。
夭折とその後
しかし、その輝かしい活動期間はあまりにも短いものでした。1661年、35歳前後という若さで亡くなった彼は、フランス音楽に新たな可能性を示したまま、この世を去りました。遺された作品は写本として弟子や家族に受け継がれ、数十年後、甥にあたるフランソワ・クープランがその精神を継承し、フランスのバロック音楽をひとつの頂点へと導いていくこととなります。
ジャン・ロンドーの挑戦
ジャン・ロンドーは、この偉大なる先駆者に最大限の敬意を払い、本プロジェクトについて「ルイ・クープランは、チェンバロとオルガンを誰も成し得なかった方法で歌わせ、響かせる術を知っていました。そして、おそらく彼以降、この境地に達した者はいないでしょう。鍵盤奏者としての人生における最も重要な仕事のひとつ」と語っています。
この全集の製作のためにロンドーはコンサート活動を一時中止し、2024年の8か月間に集中的に録音。ウンターリンデン美術館所蔵の1624年ルッカース製の名器を中心にし、復元された最良のチェンバロ計5台、歴史的オルガン2台を使用し、最適な音響の会場(教会)で、2本(LR)のマイクのみを使用して録音されています。
また現存する彼の全作品を網羅するだけでなく、ルイ・クープランが敬愛した師や、彼に続く弟子たちの作品も収録し、ロンドーしか成しえないような独自に編み出しされた組曲なども含む、前例のない全集です。共演者には、ヴィオラ・ダ・ガンバの詩人と称されるフィリップ・ピエルロやリュシル・ブーランジェとリチェルカール・コンソート、深い表現力を誇るメゾ・ソプラノのリュシル・リシャルド、アナイス・ベルトランといった古楽に精通した演奏家が名を連ねています。全10枚のCDと貴重な映像を収めた特典DVDという構成は、単なる録音集という域を超え、一つの音楽的記念碑として結実しました。
コンサートと映像による展開
2026年の生誕400周年を前に、このプロジェクトはヨーロッパ各地での演奏会と共に展開されます。2025年9月のユトレヒト古楽祭を皮切りに、11月にはフィラルモニ・ド・パリでの6公演、そしてロンドンのウィグモア・ホール、ラ・ショー=ド=フォン、ハンブルクのエルプ・フィルハーモニー、サブレ音楽祭へと続く華麗なツアーが予定されています。2025年11月には、ARTEによるドキュメンタリーが放送予定。そして2026年3月来日し、ここに収録された作品も演奏。
ボーナスDVDとその意義
ボーナスDVD(66分、エルワン・リコルドー監督)には、コルマールのウンターリンデン美術館で撮影されたロンドーの演奏と語りが収められています。歴史的な楽器の紹介や、ルイ・クープランへの限りない敬愛、そして彼の音楽の核心に迫る洞察が、映像と音声によって立体的に描き出されます。この映像は、音楽と演奏者の精神的なつながりを、聴き手に深く感じさせてくれることでしょう。(DVDは、NTSC/ Region-free / Stereo PCM 2.0/フランス語(字幕:英語のみ))
永遠の響きへ
累計3390万回を超えるストリーミング再生数が示すように、ルイ・クープランの音楽は、4世紀の時を経た今もなお、国境を越えて人々を魅了し続けています。アメリカ、フランス、日本、ドイツ、イギリスなど、世界中でその響きは新たな生命力を放っているのです。ルイ・クープランが生きた時代から変わらず、音楽は静かに、しかし確かに時代を超えて響き渡ります。この全集は、その永遠の響きを手に取ることができる決定版と言えるでしょう
オリジナル・ブックレット
付属の150ページのオリジナル・ブックレットには、全文ジャン・ロンドー自身によるルイ・クープラン、作品、使用楽器、このアルバムへの取り組みなどについての解説(仏語、英語)、楽器や演奏風景写真など多数掲載。日本語解説書には、ジャン・ロンドーによるオリジナル・ブックレット掲載全文日本語訳、矢澤孝樹氏による書下ろし解説を掲載(全約36ページ予定)。
【演奏者】
ジャン・ロンドー(チェンバロ、オルガン)
アナイス・ベルトラン(メゾ・ソプラノ)
リュシル・ブーランジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
クロティルド・カントー(ソプラノ)
セシル・ダルモン(メゾ・ソプラノ)
マティアス・フェレ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
エルザ・フランク(オーボエ)
ピエール・ガロン(オルガン)
ヴィクトール・フリアン・リンコン・ウルタド(オーボエ)
アンナ・ラチェジ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
レミ・レコルシェ(サックバット)
アドリアン・マビール(コルネット)
ジェレミー・パパセルジョ(ドゥルシアン)
ロバン・ファロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アドリアン・ルボワソン(オーボエ)
リュシル・リシャルド(メゾ・ソプラノ)
ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ティボー・ルセル(テオルボ)
【収録予定曲】
CD 1
ルイ・クープラン (1626-1661)
組曲 ニ調
1 ) プレリュード 1
2 ) アルマンド 35
3 ) クーラント 42
4 ) クーラント 43
5 ) サラバンド 49
6 ) カナリー 52
7 ) サラバンド 51
8 ) シャコンヌ《嘆き》 57
エヌモン・ゴーティエ (通称、老ゴーティエ:1575-1651)
9 ) メザンジョー氏のトンボ―(ロンドー編)
ルイ・クープラン
組曲 イ調
10 ) フローベルガー氏の模倣によるプレリュード 6
11 ) アルマンド 100
12 ) ピエモンテ102
13 ) クーラント 103
14 ) サラバンド 109
15 ) クーラント《可愛い人》 105
16 ) サラバンド 23
組曲 ヘ調
17 ) プレリュード 13
18 ) 荘重なアルマンド 67
19 ) クーラント 69
20 ) バスク風ブランル 73
21 ) サラバンド 74
22 ) シャコンヌ 78
23 ) ブランクロシェ氏のトンボ― 81
ジャン・ロンドー
ハンス・ルッカース2世1624年製作チェンバロ
(フランス、コルマール、ウンターリンデン美術館所蔵)
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CD 2
ルイ・クープラン (1626-1661)
1 ) プレリュード OL 46(ロンドー編)
2 ) クープラン氏によるヴィオールのための幻想曲
3 ) クープラン氏によるヴィオール幻想曲
4 ) クープラン氏のサンフォニー
5 ) ヴォルト 53(ピエルロ編)
6 ) シャコンヌ 55(ピエルロ編)
マラン・マレ (1656-1728)
組曲 ロ調
7 ) プレリュード(ロンドー編)
ルイ・クープラン
8 ) アルマンド 115
9 ) クーラント 116
10 ) サラバンド 117
11 ) パヴァン 120(ピエルロ編)
12 ) クープラン氏のサンフォニー
13 ) ピエモンテ 102(ピエルロ編)
組曲 ト調
14 ) プレリュード 4
15 ) アルマンド 82
16 ) クーラント 85
17 ) サラバンド 97
18 ) パッサカーユまたはシャコンヌ 96
19 ) 幻想曲
20 ) 幻想曲 (別稿)
21 ) カリヨン 141
22 ) パリのカリヨン 140(第1カリヨンの4声版)
組曲 ヘ調(ピエルロ編)
23 ) クープラン氏のサンフォニー
24 ) アルマンド 66
25 ) クーラント 69
26 ) サラバンド 74
27 ) ブランクロシェ氏のトンボ― 81
リチェルカール・コンソート (tracks 2-6,11-13,19-27)
フィリップ・ピエルロ(トレブル・ヴィオール&芸術監督)
ジャン・ロンドー
ブルース・ケネディ製作、ブランシェ・チェンバロ
(イタリア、カステルムツィオ2011)
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CD 3
ルイ・クープラン (1626-1661)
組曲 ヘ調
1 ) プレリュード 12
2 ) アルマンド 66
3 ) クーラント 68
4 ) サラバンド 72
5 ) クーラント 71
6 ) サラバンド 44
7 ) ジーグ 76
8 ) シャコンヌ 80
9 ) ブランクロシェ氏のトンボ― 81
組曲 ハ調
10 ) プレリュード 128
11 ) アルマンド《才女》 30
12 ) クーラント 31
13 ) クーラント 86
14 ) サラバンド 32
15 ) サラバンド 24
16 ) ジーグ 33
17 ) シャコンヌ《羊飼いの娘(せきれい)》34
組曲 イ調
18 ) アルマンド(オールドハム写本)
19 ) クーラント(オールドハム写本)
20 ) もう一つのクーラント(オールドハム写本)
21 ) サラバンド 109
ジャン=アンリ・ダングルベール (1629-1691)
22 ) シャンボニエール氏のトンボ―(非常にゆるやかに)
ジャン・ロンドー
ブルース・ケネディ製作、ブランシェ・チェンバロ
(イタリア、カステルムツィオ2011)
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CD 4
ギヨーム=ガブリエル・ニヴェル (1632-1714)
1 ) 《パンジェ・リングァ・グロリオージ》
ルイ・クープラン (1626-1661)
2 ) パヴァン 120(ロンドー編)
3 ) フーガ OL 62
作者不詳
4 ) 6声のパヴァン(ウプサラ写本)
ルイ・クープラン
5 ) クロモルヌによる幻想曲 OL 57
ルイ・クープラン / ギヨーム=ガブリエル・ニヴェル
6 ) 《パンジェ・リングァ》(低音声部による)OL 34
7 ) 《最後の晩餐の夜に》
8 ) 《パンジェ・リングァ》 OL 35
9 ) 《大いなる秘跡》
10 )《パンジェ・リングァ》 OL 36
ルイ・クープラン
11 ) 反行フーガ OL 60
12 ) 幻想曲《不協和音》 OL 1
13 ) 《聖ヨハネ賛歌》 OL 31
14 ) 《聖ヨハネ賛歌》 OL 32
15 ) 幻想曲 OL 70
16. 復活祭日のための招呼句(Invitatoire) OL 51
ルイ・クープラン / ギヨーム=ガブリエル・ニヴェル
17 ) 《小羊の聖餐を準備し》
18 ) 《小羊の聖餐を準備し》 OL 54
19 ) (小羊の聖餐を準備し) 第3ヴェルセ OL 55
20 ) 《キリストは墓から甦られた》
21 ) 《すべてのものの創り主よ》
エヌモン・ゴーティエ (通称、老ゴーティエ:1575-1651)
22 ) メザンジョー氏のトンボ―(ファロ編)
ジャン・ロンドー
ギヨーム・レスリエ 1631年製作オルガン
(フランス、ボルベック、サン・ミッシェル教会)
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CD 5
ルイ・クープラン (1626-1661)
1 ) プレリュード 7
ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー (1616-1667)
2 ) トッカータ第2番(1649年版)
ルイ・クープラン
組曲 ニ調
3 ) アルマンド 35
4 ) クーラント 41
5 ) サラバンド 45
6 ) ヴォルト 53
7 ) ジーグ 122
8 ) カノンによるサラバンド 47
9 ) 幻想曲《不協和音》 OL 1(ロンドー編)
組曲 ホ調
10 ) プレリュード 14
11 ) 平和のアルマンド 63
12 ) クーラント 64
13 ) クーラント 92
14 ) サラバンド 65
15 ) パヴァン 120
組曲 ハ調
16 ) プレリュード 9
17 ) アルマンド 15
18 ) クーラント 18
19 ) サラバンド 25
20 ) クーラント 19
21 ) サラバンド 22
22 ) パッサカーユ 27
フランソワ・デュフォー (1604-1672)
23 ) ブランクロシェ氏のトンボ―(ロンドー編)
ジャン・ロンドー
フィリップ・ユモー製作イタリアン・モデルによるチェンバロ
(フランス、バルバスト、2014:tracks 1–14)
ハンス・ルッカース2世 1624年製作チェンバロ
(フランス、コルマール、ウンターリンデン美術館所蔵:tracks 15–23)
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CD 6
エティエンヌ・ル・モワーヌ (1624-1689)
1 ) ル・モワーヌ氏のプレリュード(クラクフ写本)
ルイ・クープラン (1626-1661)
2 ) 幻想曲《不協和音》OL 1
3 ) 幻想曲 OL 2
4 ) 幻想曲 OL 12
5 ) デュオ OL 14
6 ) フーガ OL 11
7 ) 幻想曲 OL 13
8 ) 《めでたし海の星》OL 9
9 ) クープラン氏による幻想曲 OL 15
10 ) クープラン氏によるデュオ OL 16
11 ) 《使徒たちの悲歌》 OL 40
12 ) 詩篇第137篇(ロンドー編)
13 ) 詩篇第138篇(ロンドー編)
14 ) バスク風ブランル 73(ロンドー編)
15 ) カリヨン 139
16 ) 幻想曲 OL 25
17 ) 幻想曲 OL 27
18 ) 幻想曲 OL 21
19 ) ピエモンテ G.102(ロンドー編)
20 ) 幻想曲 OL 23
21 ) 幻想曲 OL 22
22 ) クロモルヌによるフーガ OL 20
23 ) 《祝福されしエルサレムの町》による厳粛なフーガ OL 3
24 ) 《祝福されしエルサレムの町》の主題による別稿のフーガ OL 4
25 ) 《祝福されしエルサレムの町》(アルト声部を右手親指で弾く) OL 5
26 ) フーガ OL 17
27 ) フーガ(大オルガンのティエルス・ストップで、
トランブランを使用し、非常に遅く弾かれるべき) OL 29
28 ) 《星々の優しき創り主》(アルト声部を右手親指で弾く、またはトリオで) OL 6
29 ) 《星々の優しき創り主》(アルト声部に定旋律が置かれたトリオ) OL 7
30 ) 《星々の優しき創り主》(ソプラノ2声によるトリオ) OL 8
31 ) 幻想曲 OL 66
32 ) 幻想曲 OL 67
33 ) 幻想曲 OL 68
34 ) 《世の救い主イエス》 OL 39
35 ) サラバンド 23(ロンドー編曲)
ロベール・ド・ヴィゼー (1652-1730)
36 ) 嘆き、またはヴィゼー嬢たちのトンボ―
ジャン・ロンドー
ジャン・ド・ヴィレール & ジャック・カルージュ 1663年製作オルガン
(フランス、ジュヴィニー、ノートルダム教会)
リュシル・ブーランジェ(トレブル&バス・ヴィオール:tracks 1, 12, 13 & 35)
ティボー・ルセル(テオルボ:track 36)
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CD 7
ルイ・クープラン (1626-1661)
組曲 ニ調
1 ) プレリュード 2
2 ) アルマンド 58
3 ) クーラント 59
4 ) サラバンド 60
5 ) クーラント 38
6 ) サラバンド 46
7 ) ガイヤルド 61
8 ) シャコンヌ 62
アンリ・デュモン (1610-1684)
9 ) デュモン氏のパヴァン(バウイン写本)
ニコラ・ルベーグ (1631-1702)
組曲 ニ調
10 ) プレリュード
ルイ・クープラン
11 ) アルマンド 36
12 ) 3種の曲想を持つ小曲集 37
13 ) クーラント 39
14 ) クーラント 40
15 ) サラバンド 48
16 ) サラバンド 56
17 ) ガヴォット 124
18 ) パストゥレル 54
19 ) シャコンヌ 55
組曲 ハ調
20 ) プレリュード II
21 ) アルマンド 15
22 ) クーラント 16
23 ) サラバンド 28
24 ) リゴードンとドゥーブル 127
25 ) ルベーグ氏のガヴォットとクープラン氏のドゥーブル 131
ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー (1616-1667)
26 ) パリにて作曲された《ブランクロシエェ氏の死を悼むトンボ―》
ジャン・ロンドー
ブルース・ケネディ製作、クーシェ・チェンバロ
(イタリア、カステルムツィオ 2009)
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CD 8
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール (1602-1672)
1 ) パヴァン
ルイ・クープラン (1626-1661)
2 ) プレリュード 3
3 ) パッサカーユ 98
組曲 ト調
4 ) プレリュード 129
5 ) アルマンド 83
6 ) クーラント 84
7 ) サラバンド 87
8 ) クーラント 91
9 ) ガイヤルド 88
10 ) シャコンヌ 89
11 ) プレリュード OL 46
12 ) 幻想曲 OL 47
13 ) 幻想曲 OL 48
14 ) 幻想曲 OL 49
15 ) フーガ OL 18
16 ) フーガ OL 19
17 ) 幻想曲 OL 24
18 ) 幻想曲 OL 26
19 ) フーガ OL 28
20 ) 幻想曲 OL 30
組曲 ト調
21 ) プレリュード 5
22 ) アルマンド 93
23 ) クーラント 94
24 ) アルマンド 118
25 ) クーラント 90
26 ) サラバンド 95
27 ) シャコンヌ 121
エヌモン・ゴーティエ (通称、老ゴーティエ:1575-1651)
28 ) メザンジョー氏のトンボ―(ロンドー編)
ジャン・ロンドー
ブルース・ケネディ製作、クーシェ・チェンバロ (tracks 1–3)
ダヴィッド・レイ製作、ティボー・チェンバロ (tracks 4–10 & 21–27)
ジャン・ド・ヴィレール & ジャック・カルージュ 1663年製作オルガン (tracks 11–20)
ハンス・ルッカースII 1624年製作チェンバロ (track 28)
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CD 9
ルイ・クープラン (1626-1661)
組曲 イ調
1 ) プレリュード 7
2 ) アルマンド 99
3 ) クーラント 104
4 ) クーラント 106
5 ) サラバンド 108
6 ) サラバンド 110
7 ) ポワトゥーのメヌエットとそのドゥーブル 111
8 ) アルデル氏のガヴォットとクープラン氏によるドゥーブル 125
組曲 ハ調
9 ) プレリュード 10
10. 《修道院》— シャンボニエール氏のアルマンドと
クープラン氏によるドゥーブル 126
11 ) クーラント 17
12 ) サラバンド 20
13 ) サラバンド 21
14 ) メヌエット 29
15 ) シャコンヌ 26
組曲 ヘ調
16 ) アルマンド 67
17 ) クーラント 70
18 ) クーラント 119
19 ) サラバンド 75
20 ) サラバンド 50
21 ) ガイヤルド 77
22 ) ジーグ 79
23 ) シャコンヌ(シャンボニエール/ルイ・クープラン — バウイン写本)
組曲 イ調
24 ) プレリュード 8
25 ) アルマンド《愛想の良さ》 101
26 ) クーラント 112
27 ) サラバンド 113
28 ) サラバンド 107
29 ) ジーグ 114
30 ) パヴァン 120
ジャン・ロンドー
ダヴィッド・レイ製作、ティボー・チェンバロ
(スイス、ベルン、1998)
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CD 10
ルイ・クープラン (1626-1661) / ギヨーム=ガブリエル・ニヴェル (1632-1714)
1 ) 《太陽の昇る地平から》
2 ) 《太陽の昇る地平から》 OL 41
3 ) 《清らかな母の胎内へ》
4 ) 《太陽の昇る地平から》 OL 42
5 ) 《王をお産みになった方》
6 ) 《太陽の昇る地平から》 OL 43
7 ) 《天の群れは歓喜する》
8 ) 《太陽の昇る地平から》 OL 44
9 ) 《太陽の昇る地平から》 OL 45
ルイ・クープラン
10 ) 大オルガンのティエルスによるフーガ OL 63
11 ) フーガ OL 61
12 ) 《この主の信仰者》 OL 33
13 ) 幻想曲 OL 59
14 ) オーボエの音色による幻想曲
15 ) 同音色による幻想曲
16 ) クロモルヌによるフーガ OL 65
17 ) ティエルスによるフーガ OL 64
18 ) 大オルガンのティエルスによる幻想曲(トランブラン・レントによる) OL 58
19 ) 三位一体のための招呼句(Invitatoire) OL 52
20 ) 幻想曲 OL 56
21 ) 幻想曲 OL 69
ルイ・クープラン / ギヨーム=ガブリエル・ニヴェル
22 ) 《天の元后》 OL 50
23 ) 《天の元后》
24 ) 聖体の祝日のための招呼句 OL 53
ミシェル・マズエル (1603-1676)
25 ) アルマンド(組曲第13番より)
ルイ・クープラン
26 ) 《めでたし海の星》 OL 10
27 ) 《祝福された喜びが我らに》 OL 37
28 ) 《祝福された喜びが我らに》 トリオ版 OL 38
29 ) プレリュード OL 46
ジャン・ロンドー
ギヨーム・レスリエ 1631年製作オルガン
(フランス、ボルベック、サン・ミッシェル教会)
※ 組曲は、ジャン・ロンドーによって独自に長調/短調無しの調性によって編み出されたもののため、長調/短調の記載はありません。
※ デジタル配信版は、Qobuz以外は、各ディスクごとに配信(下方↓にリンク)























