【収録予定曲】
ジョージ・クラム：ブラック・エンジェルズ（暗黒界からの13のイメージ）
トマス・タリス：スペム・イン・アリウム（クロノス・クァルテット編）
イシュトヴァン・マルタ：運命、嘆息
チャールズ・アイヴズ：ゼイ・アー・ゼア
ショスタコーヴィチ：弦楽四重奏曲第8番

【演奏】
クロノス・クァルテット

【録音】
1990年

1970年のベトナム戦争にインスパイアされ、クロノス・クァルテット結成の契機ともなった、特殊奏法から引用まで技法を駆使し20世紀アメリカ弦楽四重奏曲の最高傑作、ジョージ・クラム作曲の「ブラック・エンジェルズ」。16世紀作曲家トマス・タリスの全40声部の作品を、クロノスQが独自にアレンジした「スペム・イン・アリウム」。ハンガリーの現代音楽家イシュトヴァン・マルタによる、独裁政権の恐怖と哀しみを表現した作品。アイヴズがテープに残した演奏と共演の「ゼイ・アー・ゼア」。1975年のクロノスQのショスタコーヴィチ作品の代表的名演の「弦楽四重奏曲第8番」など、クロノスQがショスタコーヴィチの死去を境に、現代作品の紹介と弦楽四重奏のためのレパートリーの拡充を図ったその意義全てが網羅されたじつに鮮烈な表現されたアルバム。クロノス・クァルテット結成50年記念、140gアナログLPレコードとして数量限定生産リリース。