2022年9月に亡くなったラルス・フォークトによる、 旧EMIリリース音源を全て収録した集大成 　ラルス・フォークト（1970-2022）の初期の録音は、自分自身に対しても音楽に対しても、常に本物であり続けたアーティストの記録で、1991～2005年に旧EMIからリリースされた全ての音源は、ソロや協奏曲だけでなく、シュパヌンゲン音楽祭での多くのアーティストたちと共演した室内楽作品のライヴも数多く収録されています、 　ラルス・フォークトは絶対的な真実を求めることはありませんでしたが、その代わり、彼にとって真実であることが何よりも重要でした。彼と共演アーティストは常に非常に親密であり、決して寵愛を受けず、世界から切り離されることはありませんでしたが、その代わり彼はいつもオープンで自然体でした。 　「人々の中に音楽への小さな火花や炎を灯すことができるかもしれないと気づいたとき、そして音楽が自分自身の魂への道を見つける手助けをしてくれるとき、それは信じられないほど嬉しいことだ」と、彼は語っています。

フォークトのディスコグラフィ・シリーズ 21歳でリーズ・コンクールで優勝、すぐにEMIと契約した印象的なデビュー録音。シューベルト：ピアノ・ソナタ「幻想」、ブラームス：4つの小品作品119、ハイドンのソナタ、ラッヘンマン :シューベルトの主題による5つの変奏曲を収録、1991-1992年録音。 20トラック／１時間23分収録

シュパヌンゲン・フェスティヴァルでのフォークトを中心としたライヴ録音の第2集は、フランス音楽とスラヴ系音楽をまとめている。「サン=サーンス：動物の謝肉祭」、「ミヨー：スカラムーシュ」、「チャイコフスキー：ピアノ三重奏曲」他、シャロン・カム（クラリネット）、クリスティアン・テツラフ（ヴァイオリン）、イザベル・ファウスト（ヴァイオリン）などが参加、1999-2004年録音。

美しいユーゲント形式の建築物である水力発電所（音楽フェスには似つかわしくないが）で行われている”シュパンヌンゲン”音楽祭、創設者のラルス・フォークトが亡くなって以降初となるイベントが今年も6月18日から始まる。彼の音楽仲間であるユリア・フィッシャー（ヴァイオリン）、クリスティアン・テツラフ（ヴァイオリン）、イザベル・ファウスト（ヴァイオリン）、キム・カシュカシャン（ヴィオラ）などがレギュラー・アーティストとして登場した録音遺産を2回に分けデジタル発売。今回はハイドン、モーツァルト、ブラームス、シューマン、ベルクなどドイツ系作品がまとめられている。1999-2004年録音。

モーツァルトのソナタ（「トルコ行進曲」含む）と幻想曲集、ロンドや変奏曲を収録。 フォークトの天才が示されたアルバム、2005年録音。

フォークトのディスコグラフィ・シリーズ シュパンヌンゲン音楽祭でのライヴ、ドイツのカバレット・コメディアン、バイキルヒャーが語りで共演した、2001年のライヴ録音。

2022年惜しまれつつ亡くなったフォークトの旧EMIへの録音 フォークトの旧EMIへの1990年のデビュー依頼このブラームスの最晩年の小品集の録音まで、彼の熱愛するブラームス作品を度々採り上げている。2002年録音。

2022年9月５日に亡くなったラルス・フォークト追悼アルバム、その人間性と驚異的なミュージシャン・シップを世界中の音楽界が記憶に留める存在。旧EMIレーベルとの約25年間の亘る歴史から名録音を組み合わせ。ハイドンからベルクまでのピアニストとして超越的な力が示され、デジタルでは初となるモーツァルト：ソナタも収録。また注力した室内楽で、ザビーネ・マイヤー、サラ・チャン、トゥルルス・モルクとの録音も収録、1992-2006年録音。 ５０トラック／６時間１６分収録

ラルス・フォークトが最初の録音レーベルとしてEMIに録音したシューマンとブラームスはロマン派作品への比類ない才能を明かすもの。その音楽性と人間性の両面で世界的な称賛をうけた存在の大きな損失に捧げるデジタル化発売。1992-1994年録音。

ラルス・フォークトが最初の録音レーベルとして旧EMIに録音したシューマンとブラームスはロマン派作品への比類ない才能を明かすもの。その音楽性と人間性の両面で世界的な称賛をうけた存在の大きな損失に捧げるデジタル化発売。1992-1994年録音。

ブラームス：クラリネット・ソナタ第1番、第2番、ベルク：小品作品４、ピアノ・ソナタを収録。2002年録音。 ザビーネ・マイヤー（クラリネット） ラルス・フォークト（ピアノ）