アメリカ出身人気ラッパー兼コメディアンのLil Dicky（リル·ディッキー）、ことデヴィッド·アンドリュー·バード。彼は以前、自身の曲「エックス・ボーイフレンド」のミュージック・ビデオが公開され、24時間でYouTube視聴回数が100万回を超えたのを機に一躍スターダムへと伸し上がった。
ペンシルバニア州の上位中産階級のユダヤ人家庭で生まれ育った彼は、リッチモンド大学ロビンス・ビジネス・スクールでクラスのトップ成績を収めたインテリ系。その後,サンフランシスコに移り、数年の間、曲を書き、ビデオ撮影用の台本を作ったり、デモテープを編集したりしながら、アーティストとしての基礎を作るのに力を注いだ。2013年リリースされたミックステープ『ソー・ハード』にメガヒット並みの大旋風を巻き起こした「エックス・ボーイフレンド」が収録され、その後2015年、その勢い止まらず「レッミ・フリーク」、「ホワイト・クライム」、「クラシック・メイル・プレゲーム」などをリリースし、デビュー・アルバム『プロフェッショナル・ラッパー』を世に出した。また、同アルバムの収録曲である「セイヴ・ダット・マネー」はスヌープ・ドッグ、フェティー・ワップ、リッチ・ホーミー・クァン、T・ペイン、ブレンドン・ユーリーなど超豪華なアーティストたちをフィーチャリングし、米ビルボード200を含む数々とチャートの首位を占めながら、数ある競合作品たちの中でも堂々とその存在を浮き彫りにした。更に昨年リリースした「フリーキー・フライデー」は、まさに大ヒットを果たし、YouTube上のみで4億8600万回以上の再生回数を記録するなど、驚異的な輝かしい業績を残した。