◆ローウェル・ジョージ／リトル・フィート：
ギタリスト、ヴォーカリスト、ソングライターとして類稀な才能を持つローウェル・ジョージがフランク・ザッパのバンドから独立し69年に結成。カリフォルニアのロックをニューオリンズに代表される米南部のＲ＆Ｂ、ブギ、カントリー等、様々な要素を取り入れて飛躍的に発展させた独特のスタイルを誇る。豪快でファンキーなロック・サウンドは、70年代を通して数多くのバンドに非常に大きな影響を与えた。ヴァン・ダイク・パークスを筆頭に、エミルー・ハリス、ライ・クーダー、ボニー・レイット、ドゥービー・ブラザーズ等、錚々たるアーティスト／バンドがレコーディングやライヴでフィートの面々と共演している。79年のバンド解散宣言の直後、ローウェル・ジョージが心臓発作で他界。多くのファンを悲しませた。
88年、バンドは元ピュア・プレイリー・リーグのクレイグ・フラー（ヴォーカル、ギター）とフレッド・タケット（ギター）を新メンバーに加え再出発。現在は女性ヴォーカリスト、ショーン・マーフィーを加えた6人編成でバンド活動継続中。
2007年春には、リマスタリングされた紙ジャケットＣＤが日本でリリース。