Marie Nicole Lemieuxマリー=ニコル・ルミュー
Discography
Philippe Jaroussky / フィリップ・ジャルスキーCavalli: Opera Arias / カヴァッリ:オペラ・アリア集【輸入盤】
2019.03.08 発売/9029.551819
Philippe Jaroussky / フィリップ・ジャルスキーCavalli: Opera Arias (Vinyl) / カヴァッリ:オペラ・アリア集(アナログLP盤)【輸入盤】
2019.03.08 発売/9029.550384
Antonio Pappano / アントニオ・パッパーノBernstein: Complete Symphonies / バーンスタイン:交響曲全集【輸入盤】
2018.08.10 発売/9029.566158
ジョン・ネルソン、ジョイス・ディドナートBerlioz: Les Troyen / ベルリオーズ:歌劇「トロイアの人々」(全曲)(4CD+1DVD)【輸入盤】
2017.11.24 発売/9029.57622
Cavalli: Opera Arias / カヴァッリ:オペラ・アリア集【輸入盤】
2019.03.08 発売/9029.551819
ヴェネツィアのオペラの中でも、魅力的で革新的な作曲家フランチェスコ・カヴァッリは、聖マルコ大聖堂の合唱団でモンテヴェルディの指示の下で歌い、大聖堂のオルガン奏者となり、クラウディオ・モンテヴェルディの弟子となりました。宮廷楽団の催事のために作曲されたモンテヴェルディの初期のオペラとは異なり、カヴァッリのオペラは、公設歌劇場のための小さなオーケストラ編成によって書かれています。また、美しい旋律のアリアを散りばめ、人気のあるパターンを台本に取り入れることによって、カヴァッリの歌劇は、劇的な効果や、流麗さなどによる美しい作品となっています。音楽技法では、少なくともある種のリズムパターンの反復が行われる「オスティナート技法」によるバスの半音階的下降進行は、嘆きや悲しみを表す場面でしばしば修辞的に用いられています。そして歌で演じるという流動的な表現と、崇高な、神話的な、あるいは悲劇的なドラマと、冗談や笑いのコメディを組み合わせた様々なトーンで劇的に表現しています。 このアルバムのために、ジャルスキーはカヴァッリの残されている約37のオペラを研究し、その音楽の多様性とすべての特質を示しています。一聴控えめでシンプルに聴こえるかもしれませんが、その中には独特な旋律と調和の味を持っています。1曲目の『セルセ』からの「オンブラ・マイ・フ」は、カヴァッリが作曲した約80年後作曲の有名なヘンデルの同曲と同じ歌詞のものですが、カヴァッリの音楽ではヴァイオリンのパートはより高く、ハーモニーを詰め込み、絶え間なく変化し、虹色のような美しい効果を作り出しています。その他の曲でも、美しさだけでなく、非常に刺激に満ちた傑作といえましょう。「彼の音楽には、幻想、狂気、ユーモア、感情が含まれています。18世紀のオペラでは見つけられない多様性が提供されていることが理解できます」と、ジャルスキーは語っています。
Cavalli: Opera Arias (Vinyl) / カヴァッリ:オペラ・アリア集(アナログLP盤)【輸入盤】
2019.03.08 発売/9029.550384
ヴェネツィアのオペラの中でも、魅力的で革新的な作曲家フランチェスコ・カヴァッリは、聖マルコ大聖堂の合唱団でモンテヴェルディの指示の下で歌い、大聖堂のオルガン奏者となり、クラウディオ・モンテヴェルディの弟子となりました。宮廷楽団の催事のために作曲されたモンテヴェルディの初期のオペラとは異なり、カヴァッリのオペラは、公設歌劇場のための小さなオーケストラ編成によって書かれています。また、美しい旋律のアリアを散りばめ、人気のあるパターンを台本に取り入れることによって、カヴァッリの歌劇は、劇的な効果や、流麗さなどによる美しい作品となっています。音楽技法では、少なくともある種のリズムパターンの反復が行われる「オスティナート技法」によるバスの半音階的下降進行は、嘆きや悲しみを表す場面でしばしば修辞的に用いられています。そして歌で演じるという流動的な表現と、崇高な、神話的な、あるいは悲劇的なドラマと、冗談や笑いのコメディを組み合わせた様々なトーンで劇的に表現しています。 このアルバムのために、ジャルスキーはカヴァッリの残されている約37のオペラを研究し、その音楽の多様性とすべての特質を示しています。一聴控えめでシンプルに聴こえるかもしれませんが、その中には独特な旋律と調和の味を持っています。1曲目の『セルセ』からの「オンブラ・マイ・フ」は、カヴァッリが作曲した約80年後作曲の有名なヘンデルの同曲と同じ歌詞のものですが、カヴァッリの音楽ではヴァイオリンのパートはより高く、ハーモニーを詰め込み、絶え間なく変化し、虹色のような美しい効果を作り出しています。その他の曲でも、美しさだけでなく、非常に刺激に満ちた傑作といえましょう。「彼の音楽には、幻想、狂気、ユーモア、感情が含まれています。18世紀のオペラでは見つけられない多様性が提供されていることが理解できます」と、ジャルスキーは語っています。
Bernstein: Complete Symphonies / バーンスタイン:交響曲全集【輸入盤】
2018.08.10 発売/9029.566158
《バーンスタイン生誕100年記念~アントニオ・パッパーノ指揮による交響曲全集が新登場!》 1990年に死去したバーンスタインは、アメリカの最初の偉大な指揮者であり、カリスマ的なコミュニケーターとしてだけではなく、アメリカの文化的な「人種のるつぼ」を代表する作曲家として、20世紀の音楽における決定的な「力」をもっています。 交響曲第1番『エレミア』は、ユダヤ教の典礼音楽を素材として、ユダヤ民族離散のきっかけとなったバビロニアによるエルサレム破壊と、それに対する預言者エレミアの哀歌(預言、預言、嘆き)が扱われています。「エレミアの悲鳴は、愛するエルサレムを悲しんで、救いの手を切った後、滅び、略奪され、不名誉にされた」とバーンスタインは語っています。 交響曲第2番『不安の時代』は、ニューヨークの酒場で邂逅する孤独な3人の男とひとりの娘の精神的遍歴を通して、現代に生きる不安と信ずるに足るものの探求を描いたWH・オーデンの暗示に満ちた詩に基づいています。「主人公が現代的な雰囲気で分析しているオーケストラに対して、自伝的主人公を提供している。特にピアノが重要な役割を果たしている」とバーンスタインは語っています。 交響曲第3番『カディッシュ』は「聖なるもの」を意味しており、ユダヤ教の祈りのこと。作曲中にケネディ大統領が暗殺され、完成後、レクィエムとして捧げられています。その言葉は悲しみでなく、むしろ神に栄光を与え、人生を確信させています。「様々なものがクライマックスに向かって苦しみを経て、別の種類の信念を再確認するように徐々に解決するにつれ、それはさらに革新的なものとなる...それは音楽でも同様。それは最初12音だった音楽が、ゆっくりと徐々に音楽的な音楽に進化した」とバーンスタインは語っています。バーンスタインのルーツであるユダヤ的な題材扱った作品で、彼独自の世界を形作ったものですが、バーンスタイン自身が書いたナレーションの英語のテキストは、信仰との個人的な闘いの劇的な表現で締めくくられています。 バーンスタインは、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団を1948年に初めて指揮をし、1983~1990年の間、名誉総裁を務めました。またパッパーノはアメリカに渡りピアノや作曲を学び、タングルウッドで指揮を学び、1980年代半ばにバーンスタインとローマでインタビューなども行っています。 「これらの交響曲は、残念なことにどこでも頻繁に演奏されるわけではありません。しかし、この作品の中には誠実さが含まれています。バーンスタインは、演奏家、学者、哲学者、信者であり、ミュージカルやオペラ作曲家としても信じられないほどの才能を持っていました。この3つの交響曲は、それぞれ違った時代に書かれ、その世界情勢も異なっていました。それらを反映しながらも、常に贖いを取り戻そうとしています。その贖いの必要性から、心の平和と魂の平和を再発見することができます。それは彼にとって非常に重要でした。彼はベートーヴェンやマーラーのように、人間の兄弟愛に対する欲望で満たされたいと思っていました。音楽は社会にとって不可欠な要素だったのです」と、パッパーノは語っています。 ベアトリーチェ・ラナ、マリー=ニコル・ルミュー、ネイディーン・シエラの新鋭演奏家。ソプラノ大御所歌手ジョゼフィーン・バーストウが語り、サンタ・チェチーリア管の首席クラリネットのアレッサンドロ・カルボナーレらがソリストとして参加しているのも注目。パッパーノはこの演奏・録音に関して「バーンスタインへの感謝」を表現しており、最高で最新の演奏をバーンスタインへの贈り物としています。
ジョン・ネルソン、ジョイス・ディドナートBerlioz: Les Troyen / ベルリオーズ:歌劇「トロイアの人々」(全曲)(4CD+1DVD)【輸入盤】
2017.11.24 発売/9029.57622
ジョン・ネルソン指揮と若手歌手らによる演奏会形式によるライヴ録音