MC SolaarMCソラー

Profile

<”MCソラー”とは一体誰?>
まず発音ですが、フランス語の為、”MC Solaar”は、”エム・シー・ソラー”ではなく、”エム・セ・ソラー”と呼びます。

M.C.ソラー、本名クロード・ムバリ(1970年パリ郊外ヴィルヌーヴ・サン・ジョルジュに生まれる)は、ファーストアルバム『QUI SEME LE VENT RECOLTE LE TEMPO』(1991年作品)の中の数曲("BOUGE DE LA", "CAROLINE")から広く知られるようになった。

日本では、アシッド・ジャズ隆盛の立役者的レーベル:”トーキング・ラウド”からデビューを果たし(現在は彼はイーストウエスト・フランスへ移籍)、大きな注目を浴びた。その他、コンピレーション・アルバム『ジャズマタズ』にも彼の曲が収録されている。

デビュー以降の彼の作品は、アメリカにおけるラップ・アーティスト達と同じく、社会や政治の矛盾に対するメッセージ性の非常に高いものが多く、”硬派なラッパー”として、非常にリスペクトをフランス国内では受けている。例えば、1994年のセカンド・アルバム『PROSE COMBAT』では、あらゆる彼の特徴を示しており、非常に凝った文体と溌剌たるラップ、そして、都市周辺の郊外をとりまく暴力問題に立ち向かい、聴衆に建設的なモデルを提供しようとしている。
M.C. ソラーはフランスのラップでの一つの例外的な、そして突出した存在であり、あたりを照らし出す人物であるといえよう。
その言語への取り組みは最大級の詩人と呼ぶにふさわしく、またヴィデオクリップを思わせるコンサートの舞台演出は傑出している。これらのアーティスト性、文学性・芸術性の高さが、彼を、”ラLルプ・シーンのセルジュ・ゲーンズブール”と言わしめているのである。

上記以外のアルバムとしては、3作目『PARADISIAQUE』を1997年に、そして4作目『MC SOLAAR』を1998年にリリースしている。

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