Nickel Creekニッケル・クリーク

Profile

ショーン(24)とサラ(20)のワトキンス兄妹と、クリス・シーリー(20)の3人組。90年サンディエゴで結成。南カリフォルニアのバンド、ブルーグラス・エトセトラがピザ屋で毎週やっているショーに両親が彼らを連れて行ったことがきっかけで、3人は知り合う。バンドのメンバーから本格的な手ほどきを受けていた3人は、あるブルーグラスのプロモーターが子供のバンドがあれば可愛いのでは、と思いついたことから、クリスの父でベーシストのスコット・シーリーが3人とニッケル・クリークを結成した。以来10年、バンドはフェスティバル・ツアー出演を重ねてきた。98年には渋谷オンエア・ウェスト他、札幌、大阪などを回る来日ライブも行っている。
2000年5月、シュガーヒル・レコードからデビューアルバムがリリースされる時バンドは3人組になった。バンドは今、全米でひそかなブームを起こしている。アルバムは50万枚のセールスを突破し、ゴールド・アルバムとなっているほか、様々なチャートで上昇中。’01年度グラミー賞で2部門にノミネートされ、アメリカ国内でのクラブ公演もすべてソールド・アウト、加えて、タイム誌が選ぶ "ミレニアムにおける音楽革新者達トップ5" 内でランキングを果たし、CMA(カントリー・ミュージック・アウォード)では最優秀新人賞と最優秀ヴォーカル・グループにノミネートされた。
ニッケル・クリークの音楽の素晴らしさは草の根的にじわじわと認知され、着実に広がっている。
またショーンとクリスの二人は、シュガーヒル・レーベルからソロ・アルバムもリリースしており、そのテクニックも一流の評価を得ている。特にクリスは、すでに「天才マンドリン奏者」として知られており、若干12歳にして1stソロ・アルバムを発表,、現在までに3枚のソロ・アルバムをリリースしているほか、教則ビデオも出している。IBMA(インストゥルメンタル・ブルーグラス・ミュージック・アソシエーション)で「マンドリン・プレイヤー・オブ・ジ・イヤー」を受賞しているほか、数々の賞を受賞している。
初期のブルーグラスの訓練を通じて、彼らはスピーディーで、豊かで、専門的な能力を鍛えあげた。
その確固たる演奏技術と、三人が影響を受けたあらゆる音楽――この二つが触れ合い、まるでタペストリーのように、ニッケル・クリークのサウンドを編み上げたのである。

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