Noa Kirelノア・キレル

Profile

目を見張るような歌声のボーカリスト、巧みな作詞家、ダイナミックなダンサー、そしてシーンを奪う女優として、ノア・キレルはポピュラー音楽と文化のステレオタイプを打ち破ってきた。ハリウッド・レポーター紙に「イスラエル最大のポップスター」と評された彼女は、MTV EMAを4回受賞し、Israel's Got Talentの審査員を務め、Billboard、Washington Post、Deadlineなどから注目を集め、何億回もの再生回数やストリーミング回数を記録するなど、影響力と刺激を与える存在として頭角を現してきた。20歳になったばかりの彼女は、アトランティック・レコーズからの英語版デビューを機に、その視野をさらに広げ、グローバルに活動していく。 

「ダンス、歌、作詞、演技、そしてパフォーマンスは、私にとって同じ創造的な場所から生まれる。それらは全て、私が伝えたいストーリーの中に含まれているものだから。曲を作るとき、私は脳内で映像を見て、ダンス、色、そしてパフォーマンスをしているの。全てがひとつのユニットなのよ。」

テルアビブの郊外で育ったノアは、生まれつき片方の腎臓を失っていたため、幼い頃から耐える意志を持っていた。3人兄弟の末っ子である彼女は、わずか3歳でダンスに目覚め、クラスに通って芸術を学んだ彼女はその後、ビヨンセやジェニファー・ロペスなどに影響を受け、自分で歌い、曲を作るようになった。そして14歳のときにデビューシングル「Medabrim」(「Talking」)をリリースすると、イスラエルで爆発的な人気を得ている。その後、「Million Dollar」、「Pouch」、「BLING BLING」など、ヘブライ語での大ヒット曲を次々と生み出す。2018年には、MTV EMAの「ベスト・イスラエル・アクト」部門を4年連続で受賞した合間、「Israel's Got Talent」の審査員として加わり、同番組の世界史上最年少の審査員として歴史的快挙を成し遂げる。また、高い評価を得ている自身のテレビシリーズ「Double Take」にも出演しており、先日その最終シーズンとなる第5シーズンが終了した。

また、2020年には、腎臓の病気のために免除されているにもかかわらず、イスラエル国防軍に入隊した。彼女の入隊は、国への奉仕の前例となり、家族の伝統を引き継ぐものとなっている。

「イスラエル人であることの大きな要素は、軍隊に入ることだわ」と彼女は続けます。「入隊は義務です。私は腎臓が悪かったので、本来は免除されていたわ。でも私は入隊して、後に続く若者たちに自分の手本を示すことにしたの。」

2020年末までに、彼女はアトランティック・レコードとの契約を獲得しただけでなく、ピクトレスタートが制作した長編映画にも出演していた。それと同時に、彼女はSamsung、Fila、Mac、イスラエルのKeffの顔として、ブランドを全面的に成長させている。そしてLGBTQ+コミュニティを支援するために、コメディアンのイーラン・ペレドと協力し、プライド月間にちなんだシングル「Trilili Tralala」をリリースしていた。

ノアは、初の英語版シングル 「Please Don't Suck」で、かつてないほど自分自身を主張している。この曲に合わせて、ジェイク・ウィルソン監督(シェール、リゾ)とショーン・バンクヘッド振付師(ビヨンセ、ブリトニー・スピアーズ、マイリー・サイラス)と協力し、目を見張るようなファッション、爆発的なダンス、そして限りないセンスとスタイルを盛り込んだ、衝撃的な超大作ミュージックビデオを制作した。ジ・モナーク(Justin Bieber、Kelly Clarkson)がプロデュースし、ノアが共作したこの曲は、「Mr.Sandman」のクラシックなメロディーを、甘くバブリーにアレンジしいつまでも耳に残る曲に仕上がっている。彼女のボーカルは、自信とカリスマ性を持ってビートの上を滑るように歌い、彼女へ好意を抱く人たちだけでなく、今年そのものへのメッセージを送っている...。

「2020年が終わる頃にこの曲のフックを考えたの」と彼女は言う。「その間、私はいつも、この曲が男性や女性だけでなく、その年そのものに向けられたものだと感じていたわ。私の未来が悪くないといいけど。」と笑う。

ノアが世界的に存在感を示し、新たな聴衆に向けて自分の物語を語り続けることで、今年は間違いなく最悪の年にはならないだろう。

「みんなが私の曲を聞く時、私はみんなに力を与えたい。」と彼女は話す。「音楽は、私が人生をどのように見ているかを表しているわ-時には楽しく、時には激しく、私の20歳の人生に意味を与えている。私の次の章は、世界に進出して、私の音楽とアーティストとしての私自身をできるだけ多くの人に紹介することだわ。私は、ただの夢を持った一人の女の子なのよ。」
 

WARNER MUSIC JAPAN SPECIALS