マッドハニーのメンバーらと結成した伝説のパンク・バンド、グリーン・リヴァーのメンバーだったジェフ・アメン（ｂ）、ストーン・ゴッサード（ｇ）を中心に、エディ・ヴェダーをヴォーカルに迎え結成されたのがパール・ジャムである。
'91年にアルバム『TEN』でデビュー。同時期に『ネヴァーマインド』を発売してブレイクしたニルヴァーナと人気を２分し、このアルバムは発売から1年を経て全米2位を記録、今日までに1200万枚を越えるセールスを記録している。'93年2ndアルバム『Vs』をリリース、全米アルバムチャート初登場1位を記録し、発売一週間で95万枚を売り上げギネス・ブックを書き替えた。94年に3rdアルバム『バイタロジー』をリリース、アルバムチャート5週連続1位という快挙を成し遂げ、500万枚のセールスを記録。96年に4thアルバム『ノー・コード』（全米アルバムチャート初登場1位/100万枚のセールスを記録）、'98年に5thアルバム『イールド』（全米アルバムチャート初登場2位/100万枚のアルバムセールスを記録）をリリース。2000年に6thアルバム『バイノーラル』をリリースした他、音楽史上初となった２５公演分/２５枚のライヴ盤も一挙発売、2001年には7枚のライヴ・アルバムを全てビルボードHot 200チャートに送り込み、同チャートに同時に最も多くアルバムをチャート・インさせたアーティストとして記録を塗り替えた。“ライヴ・アクト”としての、その圧倒的な人気はこの頃までに正に不動のものとする。2002年、7thアルバム『ライオット・アクト』をリリース。ライヴ音源をライヴ後24時間でサイトにUPするなど、様々な実験的試みを繰り返す。そして、バンド結成15周年を迎える06年に、通算8作目となる待望の新作『パール・ジャム』をリリース、精力的な世界ツアーを行った。