Pierre Amoyalピエール・アモイヤル

Profile

ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)

12歳の時に、パリ国立高等音楽院で一等賞を受賞。17歳でロサンゼルスへ向かい、以後5年にわたりヤッシャ・ハイフェッツの下で研鑽を積む。その間、ハイフェッツ、ピアティゴルスキーらとのコンサートやレコーディングで室内楽を演奏するという幸運にも恵まれた。
以来、オーケストラのソリストに迎えられ、世界各地で演奏を行っている。これまでに共演した指揮者としては、ブーレーズ、小澤征爾、デュトワ、インバル、スクロバチェフスキ、プレートルや、ラトル、ミョンフンらの名前が挙がる。まさにハイフェッツ時代から現代を駆け抜ける「同世代で最も優れたヴァイオリニスト」の一人とされている。
2002年、ローザンヌ音楽院の協力のもと、カメラータ・ド・ローザンヌを創設。世界各地からメンバーを募り、コンサートのほかレコーディングも積極的に行っており、創立10周年の2012年には、CDプロジェクトのほか、振付師(Philippe Saire)とのコラボレーションによるダンスと音楽を組み合わせたスペクタクルのローザンヌ歌劇場での上映や、モスクワ・ヴィルトゥオーゾとのコラボレーションも実現させている。
演奏家のほか教育者としても著名である。若くしてパリ国立高等音楽院の教授に迎えられたほか、1986~2014年まではローザンヌ音楽院教授をつとめ、現在はモーツァルテウム大学で教鞭を取っている。また、アレクシス・ワイセンベルクとともに創設した、ヴァイオリンとピアノ専門のアカデミー、ローザンヌ夏期音楽アカデミーの芸術監督も務めている。
1985年にシェバリエ章、1995年にシェバリエ国家功労章を受章。2002年Prix du Rayonnemoent de la Fondation Vaudoise puor la creation artistique、2006年にはPrix de la Ville de Lausanneを受けている。
使用楽器は、ストラディヴァリウス“コハンスキ”(1717年製)。

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