Quatuor Arodカルテット・アロド
Latest Release
Debussy, Ravel, Attahir: String Quartets / ドビュッシー、ラヴェル、アタイール:弦楽四重奏曲集(ボーナスDVD付)(日本語解説書付)【輸入盤】
弦楽四重奏の世界を愛し、未来へ繋げてゆかんとする革命児たちによる、フランス近現代の名弦楽四重奏曲集
2023.11.03 発売/5419.775230
Schubert: Dearth and the Maiden / シューベルト:死と乙女【輸入盤】
2020.10.06 発売/9029.517247
The Mathilde album / マティルデ・アルバム ~ヴェーベルン、シェーンベルク、ツェムリンスキー:弦楽四重奏作品集【輸入盤】
2019.10.04 発売/9029.542552
Mendelssohn / メンデルスゾーン
2017.10.11 発売 ¥2,860(税込)/WPCS-13726
Quatuor Arod/カルテット・アロドSchubert: Dearth and the Maiden / シューベルト:死と乙女【輸入盤】
2020.10.06 発売/9029.517247
疾風怒濤的な激しさとマッチした真の魅力をあぶり出した画期的解釈演奏!
Quatuor Arod/カルテット・アロドThe Mathilde album / マティルデ・アルバム ~ヴェーベルン、シェーンベルク、ツェムリンスキー:弦楽四重奏作品集【輸入盤】
2019.10.04 発売/9029.542552
このアルバムのテーマとなっているのは、作曲家ツェムリンスキーの妹で、シェーンベルクの妻となったマティルデ・ツェムリンスキー(1875-1923)とう女性です。1895年、ツェムリンスキーが結成したオーケストラ「ポリュヒュムニア」にチェリストとして入団してきたシェーンベルク。ツェムリンスキーはシェーンベルクに対位法を教えるなど、彼らは親しい友人となります。やがてシェーンベルクはツェムリンスキーの妹マティルデと結婚(1901年)、しばらくは幸せな結婚生活を送りますが、1908年にシェーンベルクが絵画のてほどきを受けていた画家リヒャルト・ゲルストルとマティルデが駆け落ちをするという大事件が起きてしまいます。この頃、シェーンベルクが作曲していたのが、第3楽章と第4楽章にソプラノの独唱が加わるというユニークなスタイルによる「弦楽四重奏曲第2番」でした。もともと「妻へ」と賛辞がつけられていましたが、この曲には当時のシェーンベルクの不安定な感情が反映されているとも言われています。結局マティルデは、シェーンベルクの弟子であったウェーベルンらの説得もあり、数週間後にシェーンベルクの元に戻りましたが、全てを失ったゲルストルは25歳で自らの命を絶つという悲劇的な結末を迎えることとなります(この一件に衝撃を受けたシェーンベルクは、のちに音楽劇「幸福な手」でその心情を伝えています)。 カルテット・アロドのデビュー・アルバムでは、「メンデルスゾーンの若さ」という言葉からイメージされるエッジの効いた疾風怒濤的な激しさによる演奏でした。この2枚目のアルバムは、拡大された和声法に基づき表現主義的なロマン派末期の様相による作品ということで、クールでバランスある抑制と歌心を失わずにアンサンブルとしての音が奏でられています。彼らの真の魅力は知的さと繊細で緻密な表現であり、4つの弦楽器がときにお互いの音に寄り添い、融合し、あるときは断固として主張を貫いていきます。シェーンベルクでは、ヨーロッパで注目を浴びてきている新鋭ソプラノ歌手のエルザ・ドライジグが参加し、調和に満ちた声で歌い上げます。
Quatuor Arod/カルテット・アロドMendelssohn / メンデルスゾーン
2017.10.11 発売 ¥2,860(税込)/WPCS-13726
パリより若きカルテット、デビュー! 2016年ミュンヘン国際コンクール覇者、エラート・レーベルと長期専属契約締結。