Quatuor Arodカルテット・アロド
Discography
Schubert: Dearth and the Maiden / シューベルト:死と乙女【輸入盤】
Schubert: Dearth and the Maiden / シューベルト:死と乙女【輸入盤】
2020.10.06 発売/9029.517247
疾風怒濤的な激しさとマッチした真の魅力をあぶり出した画期的解釈演奏!
カルテット・アロドの3枚目のアルバム。彼らの「若さ」、シューベルトの死の予感からイメージされる演奏は期待以上で、『死と乙女』の最初の和音は、エッジの効いた切り込みから完璧に調律されたオルガンのリード管のような完全なるハーモニー。その次に現れるか弱く柔らかい乙女の超弱音のメロディとの対比はこれまでに聴いたことがない表現。歌曲「死と乙女」の詩による死へと誘う悪魔のささやきと、それに抗する乙女の言葉から成り立っていて、この作品をシューベルト自身の死生観が表明されたものだと言う説もありますが、他のシューベルトの作品とは異なり緊密で劇的な構成が特徴となっています。第4楽章のスピード感はハンパなし!これまでアルテミスQ、ヴィジョンQが、かなりの高速でしたがそれ以上速さで突っ走る感覚は、アロドの演奏にまさしくあったもので、コントラストと絶妙な一瞬の休符、そして強弱の対比は大オーケストラなみの幅広いもの。疾風怒濤的な激しさとマッチした真の魅力は知的さと繊細で、緻密な表現がなされています。
【収録曲】
シューベルト:
弦楽四重奏曲第14番ニ短調『死と乙女』D.810
弦楽四重奏曲第12番ハ短調『四重奏断章』D.703
弦楽四重奏曲第4番ハ長調 D.46
【演奏】
カルテット・アロド
ジョルダン・ヴィクトリア(ヴァイオリン)
アレクサンドル・ヴ(ヴァイオリン)
タンギー・パリソ(ヴィオラ)
サミー・ラシド(チェロ)
【録音】
2020年7月, スイス、ラ・ショー=ド=フォン
【収録曲】
シューベルト:
弦楽四重奏曲第14番ニ短調『死と乙女』D.810
弦楽四重奏曲第12番ハ短調『四重奏断章』D.703
弦楽四重奏曲第4番ハ長調 D.46
【演奏】
カルテット・アロド
ジョルダン・ヴィクトリア(ヴァイオリン)
アレクサンドル・ヴ(ヴァイオリン)
タンギー・パリソ(ヴィオラ)
サミー・ラシド(チェロ)
【録音】
2020年7月, スイス、ラ・ショー=ド=フォン