Quatuor Ebeneエベーヌ弦楽四重奏団
Discography
Beethoven Quartet Op.59- No.1&2 / ベートーヴェン:弦楽四重奏曲「ラズモフスキー第1&2番」【輸入盤】
Beethoven Quartet Op.59- No.1&2 / ベートーヴェン:弦楽四重奏曲「ラズモフスキー第1&2番」【輸入盤】
2019.09.27 発売/9029.539602
世界の室内楽シーンを熱狂させる次世代カルテットのトップランナー「エベーヌ弦楽四重奏団」。2020年のベートーヴェン生誕250年記念イヤーに向けた世界規模のプロジェクト、『ベートーヴェン・アラウンド・ザ・ワールド』第1弾!
ニューヨークのカーネギー・ホールから「エベーヌ」に対し、“2020年にベートーヴェン:弦楽四重奏曲の全曲演奏会を開催したい” との提案があったのが2014年のこと。この提案をもとに、「エベーヌ」のメンバーたちは、自分たちにこそ実現可能なことは何か、今この時代にベートーヴェンを演奏することの意味などについて熟考を重ねました。その結果、クラシック音楽が親しまれている地域からそうではない地域まで、文字通り世界中の国々を演奏して巡り、比類なき芸術性で崇高な人類愛を謳い、地域、世代、文化の違いを超越したメッセージ性や普遍性を持つベートーヴェンの音楽を世界の人々と共有する…という画期的なプロジェクト、『ベートーヴェン・アラウンド・ザ・ワールド』を発足させるに至りました。 2019年4月から2020年1月にかけて、北米、南米、オーストラリアとニュージーランド、アフリカとインド、アジア、ヨーロッパの各地でワールドツアーを敢行、各ツアーの最終公演をライヴ録音し、全曲リリースを計画。またワールドツアーを通して撮影スタッフが同行し、ドキュメンタリー映画の制作も計画されています。そして、2020年にはカーネギー・ホールやロンドンのウィグモア・ホールなどの著名な音楽ホールで『ベートーヴェン・サイクル』公演を開催し、この壮大なプロジェクトが完結します。
古典からジャズまでジャンルの壁を軽々と超え、圧倒的パフォーマンスでクラシック界に衝撃と革新をもたらした「エベーヌ」…、音楽史上に革命を起こした「ベートーヴェン」…、先鋭的芸術の粋が交錯するこのプロジェクトが、21世紀を生きる私たちの心に何を訴えかけるのか…。
このアルバムは、その第1弾として発売されるもので、2019年6月、ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルト・ザールでのライヴを収録したもの。ベートーヴェン絶頂期の最大傑作といわれる「ラズモフスキー」3曲からの第1番と第2番で、その楽想の豊かさと大胆な独創性を持つ大作です。エベーヌの演奏は、開放弦やノンビブラートを多用しながらも、強靭なパルスを武器にタイトな響きとルーズな響きを交互にぶちまけ、1小節ごとに表情を変えていきます。完璧な音程と巧緻を極めた弓遣いは、緻密さというものを超越。さらに刻々と移りゆく音楽の表情(不協和音の苦み、清楚で流れるような美しさの対比は絶品!)は、ベートーヴェンが狙っていた「革新」を完璧に再現したものです。恐るべき異形とも思える演奏ですが、ベートーヴェンの弦楽四重奏の本当の面白さを伝えてくれる名演です! 2020年にカルテット創立20周年を迎える「エベーヌ」が満を持して挑む“オデッセイ”にぜひご注目下さい。
ニューヨークのカーネギー・ホールから「エベーヌ」に対し、“2020年にベートーヴェン:弦楽四重奏曲の全曲演奏会を開催したい” との提案があったのが2014年のこと。この提案をもとに、「エベーヌ」のメンバーたちは、自分たちにこそ実現可能なことは何か、今この時代にベートーヴェンを演奏することの意味などについて熟考を重ねました。その結果、クラシック音楽が親しまれている地域からそうではない地域まで、文字通り世界中の国々を演奏して巡り、比類なき芸術性で崇高な人類愛を謳い、地域、世代、文化の違いを超越したメッセージ性や普遍性を持つベートーヴェンの音楽を世界の人々と共有する…という画期的なプロジェクト、『ベートーヴェン・アラウンド・ザ・ワールド』を発足させるに至りました。 2019年4月から2020年1月にかけて、北米、南米、オーストラリアとニュージーランド、アフリカとインド、アジア、ヨーロッパの各地でワールドツアーを敢行、各ツアーの最終公演をライヴ録音し、全曲リリースを計画。またワールドツアーを通して撮影スタッフが同行し、ドキュメンタリー映画の制作も計画されています。そして、2020年にはカーネギー・ホールやロンドンのウィグモア・ホールなどの著名な音楽ホールで『ベートーヴェン・サイクル』公演を開催し、この壮大なプロジェクトが完結します。
古典からジャズまでジャンルの壁を軽々と超え、圧倒的パフォーマンスでクラシック界に衝撃と革新をもたらした「エベーヌ」…、音楽史上に革命を起こした「ベートーヴェン」…、先鋭的芸術の粋が交錯するこのプロジェクトが、21世紀を生きる私たちの心に何を訴えかけるのか…。
このアルバムは、その第1弾として発売されるもので、2019年6月、ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルト・ザールでのライヴを収録したもの。ベートーヴェン絶頂期の最大傑作といわれる「ラズモフスキー」3曲からの第1番と第2番で、その楽想の豊かさと大胆な独創性を持つ大作です。エベーヌの演奏は、開放弦やノンビブラートを多用しながらも、強靭なパルスを武器にタイトな響きとルーズな響きを交互にぶちまけ、1小節ごとに表情を変えていきます。完璧な音程と巧緻を極めた弓遣いは、緻密さというものを超越。さらに刻々と移りゆく音楽の表情(不協和音の苦み、清楚で流れるような美しさの対比は絶品!)は、ベートーヴェンが狙っていた「革新」を完璧に再現したものです。恐るべき異形とも思える演奏ですが、ベートーヴェンの弦楽四重奏の本当の面白さを伝えてくれる名演です! 2020年にカルテット創立20周年を迎える「エベーヌ」が満を持して挑む“オデッセイ”にぜひご注目下さい。
【収録曲】
ベートーヴェン:
1) 弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調「ラズモフスキー1番」Op.59-1
2) 弦楽四重奏曲第8番 ホ短調「ラズモフスキー2番」Op.59-2
【演奏】
エベーヌ弦楽四重奏団
ピエール・コロンベ(ヴァイオリン)、
ガブリエル・ル・マガデュール(ヴァイオリン)、
マリー・シレム(ヴィオラ)、
ラファエル・メルラン(チェロ)]
【録音】2019年6月11日、ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルトザール でのライヴ(拍手は無し)
ベートーヴェン:
1) 弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調「ラズモフスキー1番」Op.59-1
2) 弦楽四重奏曲第8番 ホ短調「ラズモフスキー2番」Op.59-2
【演奏】
エベーヌ弦楽四重奏団
ピエール・コロンベ(ヴァイオリン)、
ガブリエル・ル・マガデュール(ヴァイオリン)、
マリー・シレム(ヴィオラ)、
ラファエル・メルラン(チェロ)]
【録音】2019年6月11日、ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルトザール でのライヴ(拍手は無し)