Quatuor Ebeneエベーヌ弦楽四重奏団

Profile

今日の室内楽シーンで、おそらく最も創造的で、最も注目されているフランスの4人組。実力に裏打ちされた説得力あるパフォーマンスで、ステージ上の存在感はある種 “カリスマ的” ですらあるグループだ。

1999年、ブローニュ=ビヤンクール地方音楽院(フランス)在学中の4人で結成。2004年にはその権威とともに超難関なコンクールとして知られる “ミュンヘン国際音楽コンクール” で優勝(あわせて、聴衆賞など5つの特別賞を受賞)し、2005年にはフォルベルグ・シュナイダー財団ベルモント賞を授与。同財団の援助により、個人所有の貴重な楽器がメンバーに貸与されている。

2006年には英BBCの「新世代アーティスト」に選出されて注目を集め、2007年にはボルレッティ・ブイトーニ・トラスト・アワードを受賞。2007/2008シーズンより、ウィグモア・ホール(ロンドン)、コンセルトヘボウ(アムステルダム)、フィルハーモニー(ベルリン)、カーネギー・ホール(NY)をはじめとする欧米、カナダなどのコンサート・ホールに登場した。

2009年から、ヴァージン・クラシックス(現エラート)と契約。ドビュッシー、ラヴェル、フォーレ作品によるCDは、ECHO-KLASSIK「最優秀室内楽レコード賞」、ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジク「ショック賞」、グラモフォン誌「年間最優秀レコード賞」など、錚々たる賞を受賞している。2011/2012シーズンの初めには、CD「フィクション」をリリース。エベーヌSQがいかに幅広いスタイルの演奏に対応できるか、ということを改めて知らしめ、世界各地のCDチャートの上位に登場した。

2017年10月末からヴィオラにマリー・シレムを迎え、新たな活動を始めている。
エベーヌ弦楽四重奏団にとっては結成20年にあたり、かつ作曲者にとって生誕250年にあたる2020年に、ベートーヴェンの「弦楽四重奏曲全集」を完成させるべく、照準をあわせている。

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